Revised Common Lectionary (Semicontinuous)
23 忠実な方・・・つまりイエスがこの世界に来られるまでは、私たちは掟に監視される囚人のようだった。やがて来るといわれたイエスの道を示されるまで、希望も自由もなかったのだ。 24 言い替えるなら、掟は救い主が来て救ってくれるまでの間に必要とされた、子供のためのベビーシッターを務める奴隷のような存在だった。しかし、イエスが来たからには、イエスが私たちを正しいものとしてくれたのだ。——【当時は子供が13歳から14歳になるくらいまで家の主に仕えていた奴隷が子育てを任されていた】 25 しかし、忠実であるイエスが来た今となっては、掟という名のベビーシッターを務める奴隷役は必要なくなったというわけだ。
26 それは私たちがみな、信じることによってイエス・キリストに属して神の子供となったからだ。 27 そう!洗礼を受けて救い主と繋がった今では、行動、考え方、そして見られ方まで救い主のようになり、それをまとう。まるで救い主という服を着ているかのようなものなのだ。 28 もはや、あなた達がユダヤ人だろうが、ギリシヤ人だろうが、奴隷だろうが、自由人だろうが、男だろうが、女だろうが、まったく関係ない。みな同じイエスを信じる者であり、イエス・キリストにあって1つなのだ。 29 そして救い主の体の一部となったあなた達は今、本当の意味でアブラハムの子孫であるということだ。すなわち、神がアブラハムの子孫たちに約束された祝福はみな、あなた達のためにもあるということだ。
人を悪霊から解放するイエス
(マタイ8:28-34; マルコ5:1-20)
26 イエスと彼の弟子たちは湖を渡り、ガリラヤの向かいにあるゲラサ人が住んでいる地域へと向かった。 27 イエスが小舟を降りると、その町からやってきた一人の男が近づいてきた。彼には悪霊が取り憑いていた。長いこと服を着ることもせず、死者が埋葬された洞窟で暮らしている男だった。
28-29 男の中にいる悪霊は、何度も彼を乗っ取った。何度もこの男は手足を鎖で繋がれて牢屋に閉じ込められたが、その度に彼は鎖を引きちぎった。そして、悪霊は誰も住んでいない場所に出て行くように彼を仕向けたのだ。すると、イエスは悪霊にその男から出て行くように命じた。その男がイエスを見た時、彼の前に膝を落とし、大声で叫んだ。「モ、最モ偉大ナ神ガ私二何ノ用デスカ!ドーカ、ドーカ、ワダシヲ、ヒィドイ目ニ遭ワセナイデクダザイ〰〰!」
30 イエスは彼に尋ねた。「お前の名は?」
男は答えた。「ローマ軍団です!」(多くの悪霊が取り憑いていたから、彼はレギオンと言った) 31 悪霊たちは、底なしの穴にだけは落とさないでくれとイエスに頼み込みこんだ。 32 その丘ではブタの群れが草を食べていた。悪霊たちはそのブタの中に入らせてくれと頼みこんだ。そこでイエスはそれを許した。 33 すると悪霊たちが一斉に男から出て行くと、ブタの中に次々と入っていった。ブタの群れは丘を駆け下り、湖へ突っ込んでいく。すると、全てのブタが溺れ死んだ。
34 ブタを飼育していた男たちは、その場から逃げ出し、町へ走り、畑へ走り、何が起きたのかをみんなに伝えた。 35 それを聞いた人々は起きたことを見に行くために出て行った。彼らはイエスのもとにやって来て、悪霊たちに取り憑かれていた男を見た。すると彼は服を着て、座っているではないか。その男は平常に戻っていた。これを見た彼らは怖くなった。 36 イエスのおかげでこの男が正常になったことを見ていた人々は、これを町中に広めていった。 37 それを聞いたゲラサ人たちは恐ろしくなり、この町から出て行ってくれとイエスにお願いした。
イエスは舟に乗りガリラヤ地方に戻ることにした。 38 イエスが癒した男は、一緒に行かせてほしいとお願いしたがイエスはこう言った。 39 「家に帰って、人々に神がしてくれたことを伝えてやるんだ!」
そこで男はイエスが彼のためにしてくれたことをゲラサの町中に行って人々に伝えたのだ。
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