Revised Common Lectionary (Semicontinuous)
ユダヤ人と掟
17 「自分は神から掟を与えられた選ばれしユダヤ人だから、すごいのだ!」とでも思っているのか?
18 確かに、小さな頃から神の掟を学んできたから、神が何を求め、人生において何が重要なのかを知っているかもしれない。
19 「自分は正しい道がわからない人の灯台として、闇にいる人の光なのだ」だと考えているかもしれない。
20 「自分は道を踏み外した者に正しさを教え、信じたばかりの人の教師なのだ。神の掟を知っているから全ての真理をつかんでいる」と自らを捉 えているかもしれない。
21 あなた達は他人に教えている。であれば、まずは自分をしっかりと教育してやったらどうだ?「盗んではいけない!」と教えながら、あなた達が盗んでいる。 22 「結婚外での性交渉、すなわち性的な過ちを犯すな」と教えながら、犯しているのはあなた達ではないか!「偶像を拝むな」と教えながら、自分自身は彼らの神殿から偶像を盗んでいるではないか! 23 「神の掟を熟知している」とプライドに満ちて言っているが、その掟を破って神に恥をかかせてるのはお前たちの方ではないか!
24 聖書ではこんなことを言っている。 「お前たちの様な者たちのおかげで、神を知らない周辺国も神のことをバカにする」——【エゼキエル書36:20-23より引用】
25 もしあなた達が神の掟に従っているというのなら、割礼だって意味のあるものとなるだろう。——【割礼とは、包茎手術のことで男性性器の皮の一部を切り取ること】しかし、従っていないのであれば、外国人に勝ることは何1つない! 26 ユダヤ人ではなく、外国人(割礼を受けていない人)でいながら「神の掟」に従うなら、それは割礼を受けているユダヤ人と同等と言えるだろう。 27 あなた達は割礼を受けて、掟の書まで持っている。その上で神の掟を破るのだ。であれば、割礼を受けていなくても掟に従っている人々が、あなた達が有罪であることを示してくれるだろう。
28 見た目だけがユダヤ人であっても、あなた達は本当のユダヤ人ではない。割礼を受けていようが、いまいが、本当の意味はもっと深いところにあるのだ。 29 真のユダヤ人とは、外見ではなく、心を神に認められた者たちのことだ。体の割礼を受けて肉体の一部を切り取った人ではなく、心の割礼で心から闇が切り取られた人。その人こそ真のユダヤ人だ。それは、掟に従うことによってなされるのではなく、聖霊によってなされるのだ。そう!人からではなく、聖霊によって心の割礼を受けた人、人生が変わった人こそ、神から褒めてもらえるのだ!
Copyright © 2023 by Bible League International