Print Page Options
Previous Prev Day Next DayNext

Beginning

Read the Bible from start to finish, from Genesis to Revelation.
Duration: 365 days
Japanese Bible: Easy-to-Read Version (JERV)
Version
使徒の活動記録 16-17

パウロとシラスと同行するテモテ

16 パウロはみやこ📍デルベに行き、その後、テモテという神を信じる者が住んでいる丘の町ルステラを訪れた。テモテの母親はユダヤ人の信じる者で、父親はギリシャ人だった。 丘の町📍ルステラと📍みやこイコニオンに住む信じる仲間たちがテモテについて話すと、彼らの口からはいつも彼の良いことばかりが出てきた。 パウロはテモテと旅をしたかったが、その地域に住んでいるユダヤ人たちは、テモテの父親がギリシャ人であることを知っていた。そこでパウロはユダヤ人たちの気をそこなわないようにと、テモテに割礼かつれいを行った。

こうして彼を含めた、パウロとその一行たちは町々を通って旅を続けた。彼らは信じる仲間たちに、エルサレムの使徒と長老たちが決めた決定事項とルールを言い渡した。彼らは、このルールに従うようにと伝えたのだ。 このことを通して、教会たちの信仰はさらに強くなり、信じる仲間たちの数が毎日増えていった。

パウロはマケドニヤ州に呼ばれる

パウロとその一行は、📍フルギヤとガラテヤ州の地域を進んで行った。なぜなら、彼らがアジア州に最高な知らせグッドニュースを広めることを聖霊ホーリースピリットが許さなかったからだ。 彼らが📍ムシヤ州の国境にたどり着き、ビテニヤ州に入ろうとしたが、イエスのスピリットが彼らをそこへ行かせなかったのだ。 そこで彼らはムシヤ州を通って、港町📍トロアスへと向かった。

その夜、パウロはビジョンを見た。その中で、マケドニヤ出身の男がパウロのもとに来る光景を見たのだ。男はそこに立ってお願いをした。「マケドニヤに渡って来て、私たちを助けてください」 10 パウロはそのビジョンを見た後、すぐにマケドニヤ州に向かう準備をした。神は私たち・・・をその地に呼んでいて、そこに住んでいる人々に最高な知らせグッドニュースを広めてほしいということがわかったのだ。——【「私たち」とあるが、使徒行伝の著者であるルカも彼らと共にマケドニヤに向かったと思われる】

ルデヤはイエスを信じる者となる

11 私たち・・・は港町トロアスを出航し、📍サモトラケ島に着いた。そして、翌日には港のみやこ📍ネアポリスへと出航した。 12 その後、ローマの植民地であり、マケドニア地域の主要都市である📍ピリピに向かった。私たちは数日間、そこに滞在した。

13 休日サバスの日には、みやこの門を出て川に向かった。そこなら祈るのに良い場所が見つけられるだろうと思ったのだ。そこには、ある女性たちが集まっていたので、私たちも一緒に座って話しに加わった。 14 そこにはテアティラのみやこからルデヤという女性がいた。彼女は紫の布を売る仕事をし、本当の神を賛美する女性だった。ルデヤはパウロの話を聞いていた。王である神は彼女の心を開き、パウロが言ってることを受け入れられるようにしてくれたのだ。 15 彼女とその家に住む全ての人は洗礼を受けた。それから彼女は自分の家に泊まっていくようにと私たちにお願いし、彼女はこう言った。「私が本当にイエスを信じる者だと思うなら、私の家に泊まっていきなさいよ」こうして彼女は私たちを家に泊まらせるために必死に私たちを説得した。

パウロとシラスが牢屋に

16 ある日のこと・・・私たちは祈るための場所に出かけて行くと、ある召使いの女の子に出会った。彼女の中には悪霊がいて、その霊は将来起こることを伝える力を彼女に与えていた。この女の子の働きによって、雇い主たちはたくさんのお金を儲けていたのだ。 17 すると、彼女はパウロと私たちの後を追ってくるようになり、彼女は叫び続けた。「この方たちは、いと高き神の召使いよ!彼らは、あなた達に救われる方法を伝えているのです!」 18 彼女はこのことを何日にも渡って続けた。この彼女の行動に困り果てたパウロは、振り返ってスピリットに言った。「イエス・キリストの権威によって命じる!彼女から出ていけ!」すると、すぐにスピリットは彼女から出ていった。

19 やがて、召使いの女の子の主人たちは、もうこれ以上彼女を使ってお金を稼ぐことができないことに気付き、パウロとシラスを捕らえて、役人のいる公共の広場まで彼らを引きずって行ったのだ。 20 彼らはパウロとシラスをローマの役人の前に連れて来ると、こう言った。「彼らはユダヤ人で、私たちの街で騒ぎを起こしています。 21 ローマ市民にとって、従うことを禁じられている習慣を彼らは人々に教えています!」

22 すると、周りの人たちは全員、パウロとシラスに対して反対した。役人は2人の服を引き裂き、木の棒で殴るように命じた。 23 2人は激しく殴られ、牢屋に放り込まれた。役人たちは看守に言った。「やつらを厳重に見張っとけ!」 24 看守はこの特別な命令を聞き、パウロとシラスを牢屋の奥に連れて行くと、木でできた大きな足かせを彼らにはめた。

25 真夜中ごろ、パウロとシラスは神に祈り、神に賛美をすると、他の囚人しゅうじんたちはその歌に聞き入っていた。 26 その時突然、ものすごく強い地震が起き、牢屋の土台がグラグラと揺れ始めた。すると、牢屋の扉が全て開き、囚人しゅうじん全員にかけられていた鎖がはずれたのだ。 27 看守が目を覚ますと、牢屋の扉が開いていることに気が付いた。囚人しゅうじん全員がすでに逃げたと思った看守は、自分のつるぎを持って自殺しようとしたのだ。【看守の責任を取らされ、上官に殺されると考えたのだ】 28 だがその瞬間、パウロが叫んだ。「自殺なんてするな!俺たちはみんなここにいる!」

29 看守はある者に明かりを持って来させるようにと言った。それから看守は怖さのあまり体を震わせながら、パウロとシラスの前に崩れ落ちた。 30 その後、看守は彼らを外に連れて行ってこう言った。「お願いだ!助かるために俺はどうしたらいい?」

31 彼らは言った。「王であるイエスを信じろ。そうすれば、あなたは救われ、あなたの家に住むみんなも救われる」 32 そこでパウロとシラスは、王であるイエスのメッセージを看守と看守の家に住む全てのみんなに伝えた。 33 夜も遅かったが、看守はパウロとシラスを連れて行き、彼らの体にある傷を洗ってやった。その後、看守と共にいた全ての人たちは洗礼を受けた。 34 こうして、看守はパウロとシラスを彼の家に連れて行くと、彼らに食事をふるまった。彼ら全員が神を信じたので、みんなとても喜んでいた。

35 翌朝、ローマの役人たちは「その男たちを釈放せよ」と伝えるために警官を看守に送った。

36 看守はパウロに言った。「役人たちが警官たちを送って、釈放しろとのことです。もう安心して行ってください」

37 しかし、パウロは警官たちに言った。「あの役人たちは、私たちが間違ったことをしたのかを検証せず、公共の場で私たちを殴り、私たちを牢屋に入れた。そして、私たちはローマ市民である。だから今、静かにここから出て行ってほしいということか?いやいや、それはないだろう!彼らが直々じきじきに私たちがいるここまで来て、彼らが私たちを解放するべきだ!」——【ローマ市民は、法的に判決が出るまではその人に危害を与えてはならないことになっていた】

38 警官はパウロが言ったことを役人たちに伝えた。彼らはパウロとシラスがローマ市民だったことを聞き、怖くなった。 39 そこで、彼ら役人たちは言われた通り直々じきじきにその場に来ると、彼ら2人に謝罪した。こうして彼らは、パウロたちを牢屋から外に案内し、街から出て行ってくれるようにとお願いした。 40 しかし、パウロとシラスは牢屋から出た後、ルデヤの家に立ち寄ると、信じる仲間たちの何人かと会い、彼らを励ました。その後に彼らはその場所から去って行った。

パウロとシラスはテサロニケに

17 パウロとシラスはみやこ📍アムピポリスと港湾こうわん都市📍アポロニヤを通って旅を続けた。そして、彼らは📍テサロニケに到着した。街にはユダヤ人の集会所シナゴグがあった。 パウロはいつものようにユダヤ集会所シナゴグに行くと、それから彼は3週間続けて休日サバスにはそこへ行き、聖書について彼らと話し、議論を交わし合った。 彼は聖書について説明し、救い主メシアが死んで復活する必要があったことを説明した。そして、彼はこう言った。「私が伝えているイエスが、その救い主メシアなんです!」 そこにいたユダヤ人の何人かは、パウロとシラスを信じ、彼らに加わることを決めた。また、本当の神を賛美するギリシャ人や、地位の高い多くの女性たちが彼らに加わった。

しかし、信じなかったユダヤ人たちは彼らに嫉妬心ジェラシーを抱き、街の中心部から悪い者たちを集めて問題を引き起こしたのだ。彼らは悪い者たちで組織を作り、騒動を起こした。2人を人前に連れ出したかったため、彼らはパウロとシラスを探しにヤソンの家にやって来た。 しかし、そこで彼らは2人を見つけられず、彼らはヤソンと信じる仲間たちの何人かを役人に引きずり出したのだ。人々は叫んだ。「この男たちは世界中、いたるところで問題を起こしていて、今やこんなところにも来ている! ヤソンはそいつらを客として自分の家に招いた。彼らは全員、カイザル様の法律に背いている。彼ら曰く、彼らには別にイエスという王がいると言っている」

街の指導者たちや他の人たちがこのことを聞くと、彼らは非常に腹を立てた。 彼らはヤソンと他の信じる仲間たちを釈放させる前に保釈金としてお金を支払わせた。

ベレヤに行ったパウロとシラス

10 その夜、信じる仲間たちはパウロとシラスを別の町である📍ベレヤに送り出した。彼らがそこに到着すると、彼らはユダヤ集会所シナゴグに行った。 11 ベレヤの人たちは、みやこテサロニケよりも学ぶ意欲が高かった。彼らはパウロが語るメッセージを聞けてとても喜んでいた。彼らは自分たちが聞いたことが本当に真実であることを確かめるために、毎日聖書を勉強していた。 12 その結果、ギリシャ人である重要な女性や男たちを含む多くの人たちが信じる決断をしたのだ。

13 しかし、テサロニケのユダヤ人たちが、パウロがベレヤで人々に神のメッセージを伝えていることを知ると、彼らもまた2人を追ってその町まで来たのだ。彼らはそこに住んでいる町の人々に刺激を与え、怒らせると、騒ぎを引き起こした。 14 そこで信じる仲間たちはすぐに、パウロを海沿いへ送った。しかし、シラスとテモテはベレヤの町にそのまま残った。 15 パウロと共に行った人たちは、パウロを📍みやこアテネに連れていった。その後、彼らはパウロからのメッセージを伝えるためにシラスとテモテのもとに戻り、できるだけ早くパウロと合流するようにと伝言を伝えた。

パウロはアテネに

16 パウロがアテネでシラスとテモテを待っている間、彼はその街が偶像でいっぱいであることを知り、憤りを感じていた。 17 パウロは、本当の神を賛美していたユダヤ人とギリシャ人たちと一緒にユダヤ集会所シナゴグで話し合った。また、彼は毎日広場に出て行っては、そこに集まってくる人みんなに話しかけた。 18 エピクロス派とストア派の哲学者の何人かがパウロと口論し合った。

彼らの何人かはこう言った。「この話をしている男は、自分が何を話しているのかわかってない。彼はいったい何を言おうとしてるんだ?」パウロは彼らにイエスについての最高な知らせグッドニュースと復活について伝えていた。そして、彼らは言った。「この男は、ある外国の神々について話しているようですね~」

19 彼らはパウロをアレオパゴスの審議会に連れて行った。そして彼らはこう言った。「あなたが教えているその新しい考えを私たちに説明してください。 20 あなたが言っていることは、私たちにとって新しいものです。私たちはこれまでにその教えを聞いたことがありません。その意味を知りたいのです」 21 (アテネの人々やそこに住む外国人は、常に最新のアイデアを伝えるか、聞くか、そのどちらかに時間をさいて暮らしていた)

22 それからパウロはアレオパゴスの審議会の前に立ち、こう言った。「アテネの男性諸君!私がアテネの街で目にした全てのものは、あなた方がどれだけ宗教的であるかということを説明してくれました。 23 私はあなた達の街の通りを歩いている時、みなさんが崇拝すうはいしているものを見たのです。そこで私はこう記されている祭壇アルターを見つました。——「知られていない神へ」——みなさんは知らない神を賛美しているのです。そして、私が伝えたかったその神とは、あなた達が言っている神なのです」

24 「その方は、この世界とこの地にある全てのものを創りました。彼は天地の王であり神です。彼は人間によって作られた神殿には住みません。 25 人々にいのちを、息を、そして人々に必要な全てを与える方なのです。彼にとって、人からの助けは無用です。彼は全て必要なものを持ってるのです。 26 神はまず1人の人間を創ることから始め、その後、その1人の人間から地上を埋め尽くすために違いを持った国々を創ったのです。神は彼らがいつ、そしてどこに住むかを明確に決めました。

27 神は人々にみずから神を探してほしかったのです。神をあちこち捜し求めることで、人々は神を見つけるのです。しかし、神は私たちの遠くにはいないのです。 28 私たちが生きていて、動き回り、また自分たちが誰であるかを知ることができるのは、神を通してです。あなた方の詩人が言ったように、『私たちもみんな、神の子供なのだ』と・・・

29 その通り!私たちはみんな、神から来ているのです。だからこそ、人間が想像できるものや、人間が作れるようなものを神と考えてはならないのです。彼は金や銀、石では作れません。 30 かつて人々は神を理解していなかったため、神はこのことを大目に見ていました。しかし、神は今、この世の全ての人に変化をもたらし、神に立ち返ることを伝えているのです。 31 彼は全世界の人々を公平に裁く日を決めました。これを実行するために、彼は自分が選んだ1人の男を用いるのです。そして、神はその1人の男がすることを、全ての人に証明したのです。死から復活することによってそれを表したのです!」

32 人が死から復活したのだということを聞いた人々は、その話をあざ笑った。しかし、他の人たちはこう言ったのだ。「これについて後でもっと深く聞かせてください」 33 こうして、パウロは審議会を去った。 34 しかし、何人かの人たちはパウロに加わって信じる仲間たちになったのだ。その中には、アレオパゴス審議会のメンバーであるデオヌシオやダマリスという女性、そしてその他の人も一緒に加わることになった。

Japanese Bible: Easy-to-Read Version (JERV)

Copyright © 2023 by Bible League International