Revised Common Lectionary (Semicontinuous)
84 天の軍勢の主よ。
あなたの神殿は、なんと美しいことでしょう。
2 この神殿の内庭に入り、
生ける神のおそば近くに出ることを、
私は夢にまで見ているのです。
3 雀やつばめでさえ、
祭壇のまわりに巣を作らせてもらい、
ひなを育てています。
天の軍勢の主、私の王、私の神よ。
4 神殿に住み、いつもあなたを賛美できる人は、
なんと幸せなことでしょう。
5 主の力を頂き、あなたに従って歩むことを
ほかの何より願う人は幸いです。
6 そのような人にとっては、
涙の谷も、祝福のわき出る泉となるでしょう。
7 彼らはいよいよ溌剌として
シオンに向かい、一人一人呼ばれて、
神にお会いすることを許されるのです。
8 ああ天の軍勢の神である主よ、
私の祈りを聞いてください。
9 私たちを守る盾であられる神よ、
あなたが油を注いでお立てになった
王をあわれんでください。
10 あなたの神殿で過ごす一日は、
ほかで過ごす千日よりもすばらしいのです。
悪の宮殿に住むよりは、
神の家の門番になりたいと思います。
11 神である主は、私たちの光であり、
守り手であるからです。
主は恵みと栄光を下さる方であり、
ご自分の道を歩む者に、
良いものを下さらないことがありません。
12 天の軍勢の神に信頼する人は幸いです。
神殿建設の準備
5 ツロの王ヒラムは、かねてから大のダビデ支持者でした。それで、ダビデの子ソロモンがイスラエルの新しい王になったと聞くと、さっそく祝いの使者をソロモンのもとに送りました。 2-3 ソロモン王は答礼の使者を送り、自分が建てたいと願っている神殿についての計画を打ち明けました。ソロモンは、父ダビデが打ち続く戦争のため神殿を建てることができず、主が平和を与えるのをひたすら待ち望んでいた、とヒラム王に説明しました。 4 そして、こう頼みました。「ようやく今、私の神、主は、イスラエル全土に平和をお与えになりました。もう国内にも国外にも敵はいません。 5 ですから、主のために神殿を建てる計画を進めています。主が父に告げたとおりにしなければならないからです。主は父に、『わたしが王座につかせるあなたの子が、わたしのために神殿を建てる』と告げたのです。 6 どうか、この計画に力を貸してください。木こりを送り、レバノンの山から杉を切り出させてください。私からも人を送り、いっしょに働かせましょう。そちらの人たちには、お望みどおりの賃金を払います。ご存じのように、イスラエルには、あなたの国のように腕ききの木こりがいないのです。」
7 ヒラム王はその申し出を受けて、非常に喜びました。「あのダビデ王に、おびただしいイスラエル民族を治める、知恵に満ちた息子を授けられた主は、ほんとうにすばらしい!」 8 そして、快く承知する旨をソロモンに伝えました。「よくわかりました。材木のことならお任せください。レバノン杉でも糸杉でも、ご用立ていたします。 9 私どもで、レバノンの山から切り出した丸太を地中海まで運び、それをいかだに組み、海岸づたいにご指定の場所まで運ぶようにします。それからいかだを解き、材木をお渡ししましょう。代金は食糧で払ってください。」
10 こうしてヒラム王は、ソロモン王のために、レバノン杉と糸杉の木材を必要なだけ用立てました。 11 その返礼に、ソロモンはヒラムに宮廷用の食糧として、毎年、小麦二万コル(四百六十万リットル)、上質のオリーブ油二十コル(四千六百リットル)を送りました。 12 このように、主は約束どおりソロモンにすぐれた知恵を与え、ヒラムとソロモンの間には平和協定が結ばれました。
5-6 祈りについての教えはまだ続きました。それが、このたとえです。「真夜中に、どうしてもパンを三つ借りなければならなくなって、友達の家に駆けつけたとします。戸をドンドンたたき、声を張り上げて、『迷惑をかけてすまない。突然のお客があったのだけど、あいにく、家には一切れのパンもないんだ。お願いだから貸してくれないか』と頼みます。 7 友達は何と答えるでしょう。中から、『かんべんしてくれ。いま何時だと思っているんだ。戸じまりもしてしまったし、もうみんな寝ている。何も出してやれないよ』と返って来るだけかもしれません。 8 しかし、友達だからというのでは何もしてくれなくても、しつこく戸をたたき続けるなら、その根気に負けて、必要な物を出してくれるでしょう。 9 祈りも同じです。あきらめずに求め続けなさい。そうすれば与えられます。捜し続けなさい。そうすれば見つかります。戸をたたきなさい。そうすれば開けてもらえます。 10 求める人は与えられ、捜す人は見つけ出し、戸をたたく人は開けてもらえるのです。
11 パンをねだる子どもに、石ころを与える父親がいるでしょうか。魚が食べたいと言う子どもに、毒蛇を与える親がいるでしょうか。 12 卵がほしいと言うのに、さそりを渡したりするでしょうか。もちろん、そんなはずはありません。 13 罪深い人間でさえ、子どもには良い物を与えたいと思うのが人情です。そうだとしたら天の父が、求める者に聖霊を下さらないわけはありません。」
Copyright© 1978, 2011, 2016 by Biblica, Inc.® Used by permission. All rights reserved worldwide.