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Book of Common Prayer

Daily Old and New Testament readings based on the Book of Common Prayer.
Duration: 861 days
Japanese Living Bible (JLB)
Version
詩篇 145

145 1-2 私の王である神よ。
私は毎日、そしていつまでも、
あなたをほめたたえます。
声の限り、偉大な主をたたえましょう。
神の偉大さは、一生かけても
窮めることができません。
それぞれの時代に生きる人々が、
その子どもたちに、神のすばらしさを
伝えていきますように。
そのまぶしいばかりの栄光、威光、それに奇跡を、
私は深く思い巡らします。
だれもが、神のなさる
恐ろしいみわざについて語ります。
私はその偉大さを伝えます。
人々は、神の恵み深さと、正しさについて歌います。
主は優しく、あわれみ深く、すぐには怒らず、
愛にあふれておられます。
だれにでも恵み深い主の思いやりは、
造られたすべてのものに注がれます。
10 主よ。いのちあるものはみな、
あなたに感謝をささげます。
あなたの民は賛美し、
11 栄光に輝くあなたの王国について語り、
その力について語り合うでしょう。
12 また、主の行われた奇跡と、
栄光に包まれたご支配についても語るでしょう。
13 あなたの王国に終わりはなく、
その統治は、代々限りなく続くからです。

14 主は倒れた人を起こし、
あまりの重荷に身をかがめている人の
背筋を伸ばされます。
15 すべての人が、あなたに助けを求め、
必要な食べ物を頂くのです。
16 あなたはいつも、生きているすべての者の
願いに答えてくださいます。
17 主はいつでも公平で、恵みにあふれています。
18 そして、真心から願い出る人の
そば近くにいてくださるのです。
19 主は、敬虔な心で信頼を寄せる人々の願いを、
かなえてくださいます。
助けを呼び求める声を聞いてくださいます。
20 主を慕う人はみな守られ、悪者どもは滅ぼされます。
21 私は主をほめたたえ、世界中の人に、
神のきよい御名をいつまでもあがめるようにと
呼びかけます。

詩篇 104

104 1-2 主はすばらしいお方です。
栄誉と尊厳をまとわれたそのお姿は、
なんと威光に満ちていることでしょう。
あなたは、天には星をちりばめ、
地表のくぼみには海原を創造されました。
雲の馬車に乗り、風の翼でかけ抜けられます。
その前ぶれを務める天使は、
風のように速い、炎の使者です。
大地はくずれ落ちることのないように、
しっかりと据えつけられました。
また、山々をのみ尽くすほどの大洪水で、
大地は覆われました。
7-8 あなたのひと声で、
水はたちまち広大な海の底に吸い込まれ、
山々は姿を現し、
谷はあなたが定めた高さまで沈みました。
あなたはまた、
海水が二度と地表を
覆うことのないよう、
境界線をお定めになりました。

10 谷には泉を、山には渓流を、神は配置なさいます。
11 あらゆる獣はそこでのどを潤し、
野ろばは渇きをいやします。
12 鳥は渓流のほとりに巣を作り、
木々のこずえでさえずります。
13 神は山々に雨を降り注ぎ、
地を果物の宝庫となさいます。
14 そのひと言で、
家畜の食べる柔らかい草が生え、
人の糧となる果樹や野菜、それに穀物も育ちます。
15 また、喜びをもたらすぶどう酒、
皮膚をつややかにするオリーブ油、
力の源となるパンも作ることができます。
16 主がお植えになったレバノン杉は、
すくすくと伸び、みごとな大木に成長しました。
17 そこには鳥が巣を作り、
こうのとりは、もみの木に宿ります。
18 高原には野やぎの牧草地があり、
岩だぬきは、岩の間を隠れ場にしています。

19 主は、月を造ってひと月の長さを定め、
一日を区切る目じるしとして太陽を置かれました。
20 神が夜をもたらし、闇を送ると、
森の獣たちはいっせいに出て来ます。
21 若いライオンは、獲物を求めてほえたけります。
しかし、神の助けなしに、
食物にありつくことはありません。
22 明け方近く、獣たちはほら穴に引き返して横になり、
23 入れ替わりに、人間が一日の仕事を始め、
夕暮れまで働きます。
24 主よ。あなたの知恵で、さまざまな営みができ上がり、
地は豊かに満ちあふれています。

25 目の前に開ける広大な海には、
大小さまざま、
ありとあらゆる生き物が生息しています。
26 海を見れば船が行き交い、
沖合にはくじらが戯れています。
27 生き物はみな、
あなたが下さる食物を待っています。
28 そして、配られた食物を満腹するまで食べるのです。
29 もし、あなたのそのような配慮がなければ、
彼らは途方にくれ、飢え死にするしかありません。

30 あなたが御霊を送られると、
新しいいのちが誕生します。
31 主をいつまでもほめたたえなさい。
主は、ご自分の手のわざを喜んでおられるのです。
32 主に見つめられると、大地はすくみ上がり、
神の手が少しでも触れれば、山は噴火するのです。
33 私は息を引き取るその時まで、主をたたえ続けます。
34 どうか、この思いが神に喜ばれますように。
私にとって、主は喜びの泉なのです。
35 神などどうでもいいと思っている罪人たちはみな、
地上から消え去りますように。
しかしこの私は、主をほめたたえます。
ハレルヤ。

イザヤ書 25:1-9

主への賛美

25 主よ、私はあなたをあがめ、御名をたたえます。
あなたは私の神であり、
すばらしいことをする方だからです。
あなたはずっと昔から計画しておられたことを、
そのとおり実現しました。
大都市を廃墟とし、
難攻不落を誇っていた要塞を瓦礫の山にしました。
外国人の建てた美しい宮殿は影も形もなくなり、
再建のあてさえありません。
どんなに強い国でも、
神の前に出たら、怖くてひざが震えます。
どんなに血も涙もない冷酷な国でも、
神に服従し、御名をあがめます。
しかし主は、貧しい者にとっては、
嵐を避ける隠れ家、暑さをしのぐ木陰、
土塀をくずす激しい雨のように
非情な人間からかくまう避け所です。
乾燥し熱しきった地が、
上空を覆う雲でほてりを静めるように、
神は血も涙もない国々の思い上がりを冷まします。

天の軍勢の主は、エルサレムにあるシオンの山で、
全世界の人々のために豪華な宴会を催します。
おいしいごちそうと、熟成したぶどう酒、
それに脂肪ののった肉が出ます。
その時、神は、地表を覆っている
死の雲を取り除き、
永久にのみ尽くします。
神である主は、すべての涙をぬぐい、
ご自分の国と国民に対するいっさいの侮辱と
さげすみとを、永久に取り除きます。
主がそう語ったのですから、
必ずそのとおりになります。
その日、人々は、
「このお方こそ、私たちが信頼し、
長い間待ち続けた神だ。
とうとう、おいでになったのだ」と大声で叫びます。
なんと喜びにあふれた日でしょう。

使徒の働き 4:13-31

13 あまりにも大胆なペテロとヨハネのことばに、議員たちは驚き、たじたじとなりました。二人は明らかに、教育も受けていなければ、宗教の専門家でもないのです。とうとう、イエスといっしょにいたからそうなったのだ、と認めないわけにはいかなくなりました。 14 その上、実際に足の治った当の男が二人のそばに立っていたのでは、その事実を否定することもできません。 15 しかたなく彼らは、二人を退場させ、自分たちだけで協議しました。

16 「さて、彼らをどうしよう。たいへんな奇跡を行ったという事実は、どうにも否定のしようがない。なにしろ、エルサレム中の者たちが知っているのだから……。 17 だが、これ以上の宣伝活動はやめさせなければならない。今後イエスのことを人前で語ったら、ただではすまないぞと脅してやろう。」 18 話が決まったところでもう一度二人を呼び入れ、今後いっさいイエスのことを話してはならないと、きつく言い渡しました。

19 しかし、ペテロとヨハネは、きっぱり答えました。「神にではなく、あなたがたに従うことを、神様が望んでおられるとでもお考えなのですか。 20 私たちは、イエスの行われたことやお話しになったことを、知らせないわけにはいきません。」

21 議員たちはなおもしつこく脅しましたが、効き目はありません。かといって二人を罰しようものなら、暴動が起きかねないと考え、ついにあきらめて釈放しました。人々がみな、すばらしい奇跡を見て、神をほめたたえていたからです。 22 なにしろ、四十年も立てなかった人が完全に治ったのですから、むりもありません。

23 晴れて自由の身になると、ペテロとヨハネはすぐほかの弟子たちのところへ帰り、議員たちの言ったことを残らず伝えました。

祈りと賛美にあふれる教会

24 これを聞いた信者たちはみな、心を一つにして祈りました。「ああ、天と地と海と、その中にあるすべてのものを造られた主よ。 25-26 あなたは、はるか昔、あなたのしもべである先祖ダビデの口を通し、聖霊によって、こう語られました。

『なぜ異教徒どもは主に怒りを燃やし、
愚かな国々は全能の神に、むだな抵抗をするのか。
地上の王たちは一つとなり、
神とキリストに戦いをしかける。』詩篇2・1-2

27 まさに、この預言どおりのことが、今エルサレムで起こっています。ヘロデ王と総督ピラト、それにローマ人たちが、イスラエルの民と手を組み、あなたが油を注いだ聖なるしもべイエスに反逆しました。 28 何もかも、あなたのお考えのとおりです。彼らのやっていることは一つ残らず、知恵ある力によって、あなたが行わせているのです。 29 ああ主よ、どうか今、彼らの脅しを聞かれ、私たちが忠実に、しかも大胆に、あなたの教えを語れるように、私たちをお守りください。 30 私たちに病気をいやす力を与え、あなたの聖なるしもべイエスの名によって、奇跡を行わせてください。」

31 こう祈った時、集まっていた家が激しく揺れ動き、一同はたちまち聖霊に満たされて、大胆に神の教えを語り始めました。

ヨハネの福音書 16:16-33

16 まもなく、わたしは去って行きます。もはやわたしを見ることはできません。しかし、またすぐにわたしを見るようになります。」 17-18 この話を聞いて、弟子たちの何人かがひそひそとささやき始めました。「いったい何のことだろう。『まもなくわたしを見なくなり、またすぐにわたしを見る』とか、『父のもとに行く』とかおっしゃったけど、どういうことだろう。」 19 弟子たちが質問したくてうずうずしていると、イエスはそれに答えるように、また話し始められました。「何を言い合っているのですか。そんなにわたしの言うことがわからないのですか。 20 いいですか。わたしの身に起こることで、この世は大喜びし、あなたがたは悲しみます。しかし、やがてわたしに再会できるのです。その時、悲しみは大きな喜びに変わるでしょう。 21 苦しんで子を産む母親の喜びと全く同じです。子どもが生まれると、それまでの激しい苦しみを忘れるほどの大きな喜びに変わるのです。 22 今は悲しみでいっぱいですが、わたしはもう一度あなたがたに会います。その時あなたがたは、だれも奪うことのできない喜びにあふれるのです。 23 その時には、何一つわたしに求める必要はありません。直接父に求めることができるからです。父は、わたしの名によって求めるものは何でも与えてくださいます。 24 あなたがたは、今までこのような求め方をしたことはありませんでした。わたしの名によって求めなさい。そうすれば与えられ、あなたがたは喜びに満ちあふれるのです。

25 わたしはたとえを使って話しましたが、そんな必要はなくなる時が来ます。その時には、父についてはっきりと話しましょう。 26 その時、あなたがたはわたしの名によって願い事をするのです。わたしがあなたがたに代わって、どうぞ願いを聞いてくださいと父に頼む必要はなくなります。 27 わたしを愛し、わたしが父から来たことを信じるあなたがたを、父も心から愛してくださるからです。 28 そう、わたしは父のもとからこの世に来ました。そしてまた世を去り、父のもとに帰るのです。」 29 弟子たちは言いました。「先生。今、はっきりとわかりました。 30 あなたは何もかもご存じです。もう何も申し上げません。あなたは、確かに神様から遣わされた方です。」 31 「やっと信じてくれるのですね。 32 ああ、でも時が来れば、あなたがたはばらばらに散らされます。わたし一人を残して、見向きもせず、一目散に家に逃げ帰るのです。いや、その時はもう来ています。しかし、わたしは一人ではありません。父がついておられます。 33 あなたがたも心配しないで、安心していなさい。こんなにも念には念を入れて話したのは、そのためなのですから。確かに、この世では苦難と悲しみが山ほどあります。しかし、元気を出しなさい。わたしはすでに世に勝ったのです。」

Japanese Living Bible (JLB)

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