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Book of Common Prayer

Daily Old and New Testament readings based on the Book of Common Prayer.
Duration: 861 days
Japanese Living Bible (JLB)
Version
詩篇 95

95 さあ、主をたたえましょう。
救いの岩である神に向かって、
喜びの声を上げましょう。
感謝の思いを込めて御前に近づき、
賛美の歌をささげましょう。
主は、どんな神にもまさる偉大な王であられます。
主は地中深いところも、そびえ立つ高い山々も、
支配しておられます。
すべてのものは主のものです。
主は海と陸をお造りになりました。
それらは主のものです。
さあ、創造主である主の前に出て、
ひざまずきましょう。
私たちは神の羊であり、神は羊飼いなのです。
今日、呼びかけられる声を聞いたなら、
神のもとへ行きましょう。

荒野のメリバやマサでのイスラエル国民のように、
強情になってはいけません(出エジプト17・7参照)。
あの時、あなたがたの先祖は、
わたしの奇跡を何度も目にしながら、
信じようとしなかった。
わたしがどこまで忍耐するかを試そうとするように、
彼らは不平やぐちを言い続けた。
10 「この四十年間、
わたしは苦々しい思いで民を見すえてきた。
心も思いも遠く離れているこの民は、
わたしのおきてに見向きもしなかった。
11 だから、わたしは激しい怒りを込めて誓った。
彼らに約束した安息の地へ、
彼らが入ることは決してない。」

詩篇 22

22 神よ、私の神よ。
どうして、私をお見捨てになったのですか。
どうして、助けるどころか、
うめきさえ聞いてくださらないのですか。
私は昼となく夜となく泣いては、
助けを叫び求めていますのに、
あなたは答えてくださいません。
3-4 しかし、あなたはきよいお方です。
私たちの先祖の賛美が、
御座を取り囲んでいました。
あなたに信頼していた彼らを、
あなたは助け出してくださいました。
彼らの叫びを聞いて、救い出してくださいました。
助けを求める人々を、ただの一度も
失望に終わらせなかったのです。

しかし、私は虫けら同然で人間ではありません。
同国人ばかりか、すべての人々から
さげすまれています。
私を見ると、だれもがあざけり、
冷笑し、肩をすくめます。
彼らは、こう言って笑います。
「これが、主に重荷を肩代わりしてもらった
という男なのか。
主のお気に入りだとうぬぼれていたやつか。
主に助け出されるところを
見せてもらおうではないか。
そうしたら信じてやってもいい。」
9-11 主よ、以前はいつも
助けてくださったではありませんか。
母の胎から安全に取り上げ、幼い日々も、
無事に過ごさせてくださったではありませんか。
私は生まれてこのかた、
ずっと主を頼りとして生きてきたのです。
主はいつも私の神でした。
今になって、置き去りにしないでください。
苦難が近づいており、主のほかだれも、
私を助けることはできないのです。

12 バシャンの巨大な雄牛のように獰猛な敵が、
私を囲んでいます。
13 まるで獲物をねらってほえたけるライオンのように、
口を開けて近づいて来ます。
14 私は水のように流れ出し、骨はみなはずれ、
心臓はろうのように溶けてしまいました。
15 天日で乾かした粘土のようにひからび、
舌は上あごにくっつきました。
主が私を、死のちりの中に置かれたからです。
16 徒党を組んだ悪人どもが、
群がる野犬のように私を取り巻きます。
私の手足は引き裂かれています。
17 自分の骨を、一本残らず数えることができるほどです。
私を見てはほくそ笑む、
この悪人どもをごらんください。
18 彼らはくじ引きで、私の着物を分け合うのです。
19 ああ主よ、そばにいてください。
ああ、私の力である神よ、
大急ぎで助けに来てください。
20 死から救い出してください。
私の尊いいのちを、
こんな悪人の手に渡さないでください。
21 ライオンの口や、野牛の角からお救いください。
そうです、神は答えて、
私を助け出してくださいます。

22 私はすべての兄弟の前であなたをたたえ、
会衆に向かって、あなたのすばらしいみわざを語ります。
23 私は語ります。
「主を恐れる人たちよ、主をほめたたえよ。
主の名を恐れ、敬え。
イスラエルのすべての人よ、
主に向かって賛美の歌を歌え。
24 主は、私の絶望の底からの叫びをさげすまれなかった。
背を向けて立ち去ることはなさらなかった。
叫び声が届くと、主は助けに来てくださった。」
25 私は全会衆を前にして、主をほめたたえます。
御名を心から敬う人々の前で誓いを果たします。

26 貧しい者は十分に食べて満足し、
主を求める者は主を見いだして、
御名をほめたたえるでしょう。
その心は永遠の喜びに酔いしれるはずです。
27 それを目の当たりにした全世界の人々は、
主のもとに立ち返るでしょう。
あらゆる国民が主を礼拝するでしょう。
28 主は王であって、国々を支配します。
29 高慢な者も謙遜な者も、
死ぬべき運命にある人はみな、主を拝みます。
30 私たちの子どもも主に仕えます。
私たちが、主のすばらしさを語り伝えるからです。
31 のちの世代もまた、
主が私たちのためになさった
すべての奇跡のことを聞くでしょう。

詩篇 40

40 私は、ただひたすら主の助けを待ち望みました。
すると、その願いは聞かれたのです。
あなたは絶望の穴から、
どろどろのぬかるみから引き上げて、
踏み固めた道に下ろし、
しっかり歩けるようにしてくださいました。
主は私の口に、
新しい賛美の歌を授けてくださいました。
私があなたに、どれほどすばらしいことを
していただいたかを知って、
大ぜいの人が敬虔な心で神を敬い、
信頼するようになるでしょう。
おごり高ぶり、偶像を拝む者には頼らず、
主だけを頼りとする人には、豊かに祝福が注がれます。
ああ、神である主よ。
あなたは何度も大きな奇跡を見せてくださり、
いつも私たちのことを心に留めてくださっています。
ほかのだれに、こんなすばらしいことができるでしょう。
だれも比べものにはなりません。
あなたのすばらしいみわざは、
どんなに時間をかけても語り尽くせないのです。

あなたが真に望んでおられるものは、
いけにえや供え物ではありません。
完全に焼き尽くすいけにえが、
あなたを特別喜ばせるわけではありません。
しかし、生涯を通じてあなたにお仕えしたいという
私の心は、受け入れてくださいました。
そこで、私はこう言いました。
「神よ。いま私は、
預言者が言っていたとおりに参りました。
あなたのおきてを心に刻んでいる私は、
喜んでご意志に従います。」
私は会う人ごとに、
あなたが人の罪を赦してくださるという
うれしい知らせを伝えます。
私が恐れることなくそうしてきたことを、
あなたはよくご存じです。
10 私はこの良い知らせを胸の中にしまい込んだりはせず、
かえって、あなたのいつくしみと真実を
多くの人に伝えて回りました。

11 ああ主よ。
あなたの愛と真実だけが頼りなのですから、
あわれみを出し惜しまないでください。
12 それがなければ、私は滅んでしまいます。
とても手に負えない問題が、山積みなのですから。
そのうえ、数えきれない罪に責め立てられ、
恥じ入るばかりで顔を上げることもできません。
身も心も縮み上がる思いです。
13 お願いです。どうか、早く助けてください。
14-15 いのちをつけねらう者どもをかき乱し、
追い払ってください。
あざける者たちをいやと言うほど痛めつけ、
恥を見させてやってください。
16 しかし、あなたとその救いを慕う人は、
喜びにあふれますように。
そして、常にその口からは、
「主はなんとすばらしいお方でしょう」と
賛美があふれますように。
17 私は貧しくて、困っています。
しかし主は、こんな時こそ
私を心にかけてくださっているのです。
ああ、救い主であられる神よ、
直ちに駆けつけて、救ってください。

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創世記 22:1-14

イサクをささげる

22 こののち、神はアブラハムの信仰と従順を試しました。

「アブラハム。」

「はい、神様。」

「あなたのひとり息子を連れてモリヤへ行きなさい。そう、愛するイサクを連れて行くのだ。そして、わたしが指定する山の上で、完全に焼き尽くすいけにえとしてイサクをささげなさい。」

アブラハムは明くる朝早く起きると、祭壇で燃やすたきぎを作り、ろばに鞍をつけて出かけました。息子イサクと若い召使二人もいっしょです。 三日目、指定された場所が遠くに見える所まで来ました。 「おまえたち二人は、ろばとここで待っていなさい。わしと息子はあそこへ行き、礼拝してすぐに戻って来るから」と、アブラハムは召使に言いました。

アブラハムは、完全に焼き尽くすいけにえ用のたきぎをイサクに背負わせ、自分は刀と火打ち石を持ちました。二人はいっしょに歩いて行きました。

「お父さん、たきぎもあるし、火打ち石もあるけれど、いけにえにする子羊はどこ?」

「わが子イサク、大丈夫だ。神様がちゃんと用意してくださるよ。」二人はどんどん先へ進みました。

やがて、命じられた場所に着きました。アブラハムはさっそく祭壇を築き、たきぎを並べました。あとは火をつけるばかりです。いよいよイサクをささげる時がきたのです。イサクを縛り上げ、祭壇のたきぎの上に横たえました。 10-11 アブラハムは刀をしっかりと握りしめ、その手を頭上高く振りかざしました。その時です。息子の心臓めがけて刀を振り下ろそうとした、まさにその時、主の使いの声が天から響きました。

「アブラハム! アブラハム!」

「はい、神様。」

12 「刀を置きなさい。その子に手をかけてはならない。もうわかった。おまえが何よりも神を第一としていることが、よくわかった。最愛の息子でさえ、ささげようとしたのだから。」

13 こう言われてふと見ると、雄羊が一頭、木の枝に角を引っかけて、もがいているではありませんか。「これこそ神様が用意してくださったいけにえだ。」そう思ったアブラハムは羊を捕まえ、息子の代わりに、完全に焼き尽くすいけにえとしてささげました。 14 このことがあってから、アブラハムはそこをアドナイ・イルエ〔「神は用意してくださる」の意〕と呼びました。現在でも、そう呼ばれています。

ペテロの手紙Ⅰ 1:10-20

10 この救いについては、昔の預言者も完全に知っていたわけではありません。救いの預言はしましたが、それが実際には何を意味しているのか、自分でもよくわからなかったのです。 11 心の中のキリストの御霊が何を語っておられるのか、理解していませんでした。聖霊は、やがてキリストの身にふりかかる苦難と、それに続く大きな栄光とを書きとめるように命じられたのです。彼らは、いったいそれが、いつ、だれに実現するのか知りませんでした。 12 彼らは、これらが自分たちの時代にではなく、ずっとあとに、すなわち今の時代に実現することを知らされました。そして今ついに、この福音(イエス・キリストによる救いの知らせ)は、私たち主を信じる者全員にはっきり告げ知らされたのです。これは、預言者に語られた時と同様、天から遣わされた聖霊の力によって伝えられたのでした。それは、天使でさえ知りたいと願ったことでした。

13 そういうわけですから、あなたがたはこれまで以上の恵みを期待して、イエス・キリストが再び来られる時を、真剣に、身を慎んで、ひたすら待ち望みなさい。 14 あなたがたは神の子どもなのですから、神に従いなさい。何も知らず、欲望のままに生きた昔の生活に舞い戻ってはいけません。 15 かえって、あなたがたを招いてくださったきよい神にならい、あらゆる点できよい者とされなさい。 16 主みずから、「わたしはきよい者であるから、あなたがたも、きよくなければならない」レビ19・2と言われました。

身の代金を払ったのは神

17 あなたがたが祈りをささげる天の父なる神は、人の行いをすべて、正しく公平にさばかれます。ですから天に行くその日まで、主を恐れ、慎み深く生活しなさい。 18 神は、あなたがたの先祖が天国への道を外れ、むなしい努力を重ねてきた生き方からあなたがたを救い出すために、身の代金を払ってくださいました。それは、金や銀のような朽ちる物ではなく、 19 一点の罪もしみもない神の小羊、キリストの尊い血によって支払われたのです。 20 神はこのために、世の始まる前から、キリストを選んでおられました。そしてこの終わりの時代に、あなたがたへの祝福として、キリストを遣わされたのです。

ヨハネの福音書 13:36-38

36 さっそく、シモン・ペテロが尋ねました。「主よ。いったいどこへいらっしゃるのですか?」「あなたは、今はついて来ることはできません。しかし、ずっとあとになってついて来ます。」 37 ペテロは言いました。「でも、どうしてですか。どうして今はだめなのですか。あなたのためなら死ぬ覚悟もできています。」 38 「わたしのために死ぬ、と言うのですか。いや違います。あなたは、明日の朝、鶏が鳴く前に、三度わたしを知らないと言います。」

ヨハネの福音書 19:38-42

38 このあと、弟子でありながら、ユダヤ人の指導者たちを恐れてそれを隠していたアリマタヤのヨセフが、勇気を奮い起こし、ピラトにイエスの死体の引き取りを願い出ました。ピラトの許可を得ると、すぐ刑場に駆けつけ、死体を取り降ろしました。 39 以前に、夜、イエスのところに来たことのあるニコデモも、没薬(天然ゴムの樹脂で、古代の貴重な防腐剤)とアロエでつくった埋葬用の香油を三十キロほど用意して来ました。 40 二人はユダヤ人の埋葬の習慣に従い、香料をしみ込ませた長い亜麻布でイエスの体を包みました。 41 刑場の近くに園があり、そこにはさいわい新しい墓がありました。 42 安息日の前日ですから、急がなければなりません。すぐ近くだったこともあり、イエスをその墓に納めました。

Japanese Living Bible (JLB)

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