Revised Common Lectionary (Semicontinuous)
35 ああ主よ、私に立ち向かう者に立ち向かい、
私を攻撃する者と戦ってください。
2 よろいをまとい、盾を取り、
私の前に立ちはだかって守ってください。
3 槍を高く振りかざしてください。
追っ手がすぐそこまで迫っていますから。
決して敵の手に渡しはしないとおっしゃってください。
4 私のいのちをつけねらう連中をなぎ倒し、
恥を見せてやってください。
5 主の使いの起こす風で、
彼らをもみがらのように吹き飛ばしてください。
6 主の使いに追い立てられた者たちの
逃げ道をすべりやすくし、暗闇で閉ざしてください。
7 彼らは無実の私にぬれぎぬを着せようと、
罠をしかけ、落とし穴を掘ったのですから。
8 どうか、自らしかけた網にかかり、
たちまち滅んでしまいますように。
9 しかし、私は、主が助けてくださると信じて
喜んでいます。
10 心の底から、神への賛美が込み上げてきます。
天にも地にも、主のようなお方はありません。
いったいだれが、身寄りのない弱い者を強い者から守り、
貧しい者を強盗から救い出してくれるでしょうか。
バラムを呼び寄せるバラク王
22 さて、イスラエルはモアブの平原に移り、ヨルダン川の東側、ちょうどエリコの町の反対側あたりに野営しました。
2-3 ツィポルの子でモアブの王バラクは、イスラエル人の数があまりにも多く、エモリ人がひどい目に会ったことを知ると、恐怖におびえました。国民もイスラエル人を恐れました。 4 ぐずぐずしてはいられません。そこで王はすぐ、近隣のミデヤン人の指導者たちに相談しました。「いったいどうしたらいいのだ。あの暴徒どもは、まるで牛が草を食い尽くすように回りの者を滅ぼしている。このままでは絶対に助からない。」
5-6 相談の結果、ベオルの子バラムを呼び寄せることになりました。彼は、ユーフラテス川に近い、王の故郷ペトルに住んでいます。「バラムが来れば何とかなる。」そう望みをかけて、王は使いを送りました。
使いの者は王のことづてをバラムに伝えました。「イスラエル人とかいう暴徒どもがエジプトからやって来て、国中が大騒ぎだ。何しろ彼らは、まるで世界中を征服しそうな勢いで手のつけようがない。それが今にもわが国に攻め込んで来そうなのだ。すぐ来て、彼らをのろってくれないだろうか。そうすれば難なく追い出すことができる。彼らは強すぎて、このままではとてもかなわない。おまえが祝福する者は祝福され、おまえがのろう者は必ず破滅するということだから、ぜひ頼みを聞いてくれないか。」
7 モアブとミデヤンの長老たちによる使いの一行は、進物を携え、急いでバラムに用件を伝えました。 8 するとバラムが、「今夜はここにお泊まりください。明日の朝、主がお示しになったことをお伝えしましょう」と言うので、彼らはそうすることにしました。
9 その晩、神がバラムに現れ、「その者たちはいったい何者だ」とお尋ねになりました。
10 「モアブの王バラクの使いの者でございます。 11 暴徒たちがエジプトから来て、国境に迫っているから、すぐ彼らをのろいに来てくれというのです。戦いに勝ちたがっているのです。」
12 「行ってはならない。頼みを聞いてその民をのろってはならない。わたしはイスラエルの民を祝福しているからだ。」
13 翌朝、バラムはバラクの使いの者たちに言いました。「申しわけありませんが、お帰りください。主は行ってはならないと言われました。」
14 長老たちは、すごすごと王のもとへ戻り、断られたことを伝えました。 15 しかし王はあきらめません。もう一度、より地位の高い者たちを、前よりも大ぜい送りました。 16-17 一行が持って行った親書には、こうありました。「ぜひともおいでください。おいでいただければ手厚くおもてなしし、お望みのものは何でも差し上げましょう。どうか、イスラエル人をのろいに来てください。」
18 バラムは承知しません。「たとえ金銀で飾り立てた宮殿を下さると言われても、私の神、主の命令には逆らえません。 19 しかし、この前とは別のお告げがあるかもしれませんから、今夜はここにお泊まりください。」
20 その夜、神はバラムに命じました。「彼らとともに行きなさい。だが、わたしが命じることだけをするのだ。」
バラムとろば
21 翌朝、バラムはろばに鞍をつけ、モアブの指導者たちと出かけました。
17 エルサレムのクリスチャンたちは、私たちを心から歓迎してくれました。
18 翌日、パウロは私たちを連れ、ヤコブをはじめエルサレム教会の長老たちに会いに出かけました。 19 ひと通りあいさつがすむと、パウロは、この伝道旅行で、神がどれだけ多くのことを成し遂げてくださったかを、くわしく報告しました。
20 それを聞いた人々は神をほめたたえ、パウロに言いました。「愛する兄弟(信仰を同じくする者)よ。ご存じと思いますが、何万というユダヤ人も、主イエスを信じるようになったのです。彼らはクリスチャンになっても、ユダヤ人はユダヤの伝統と慣習を守り続けるべきだと強く主張しています。 21 そこで困ったことがあるのです。あなたが外国人の中にいるユダヤ人に対して、モーセの律法やユダヤ人の慣習に反し、子どもに割礼を施すことを禁じているといううわさが、エルサレムに流れているのです。 22 どうしたものでしょうか。あなたが来たことは、必ず彼らの耳に入るでしょうし……。 23 そこで、こうしたらどうでしょう。私たちの中に、誓願を立てて頭をそる人が四人います。 24 この人たちを神殿に連れて行き、あなたもいっしょに頭をそり、彼らの費用を払ってやるのです。そうすれば、うわさが事実無根であり、あなたがユダヤ人として律法を守り、私たちと同じ考えであることがわかってもらえるでしょう。
25 もちろん、外国人のクリスチャンには、このようなユダヤの慣習を押しつけるつもりは毛頭ありません。ただ、前に手紙で知らせたように、偶像にささげた物を食べないこと、血を食べないこと、しめ殺された動物の肉は血を抜かないままで食べないこと、不品行を避けること、これだけを守ればいいのです。」
26 パウロはこの提案を受け入れ、翌日、四人の人といっしょに儀式を受けるために宮へ行き、ほかの人たちと共に、七日後に供え物をささげる誓いを立てたことを公表しました。
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