Revised Common Lectionary (Semicontinuous)
111 1-2 ハレルヤ。
私がどれほど主に感謝しているか、
人々に知ってほしいと思います。
感謝を忘れない人たちよ、
さあいっしょに、主のなさった数々の奇跡を
思い巡らしましょう。
3 この奇跡こそ、神の栄誉と威厳、
そして永遠の恵みを物語るものです。
4 だれが、主のあわれみと恵みを簡単に忘れるでしょう。
5 主はご自分に信頼を寄せる人に食物を与え、
決して約束を破棄なさいません。
6 神はご自分の民を大きな力で支え、
多くの民族が住んでいた、
イスラエルの地をお与えになりました。
7 神のなさることはみな正しく、
そのおきてはどれ一つ取っても誤りがありません。
8 神のおきては真理と恵みで成り立っていて、
永遠に続きます。
9 主に身の代金を払っていただいた民は、
今や自由に神の前に出入りできるのです。
10 人はどうすれば知恵をみがけるでしょうか。
それには、主を信じて従うことです。
神のおきてを守ってこそ、賢くなれるのです。
神を永遠にほめたたえましょう。
モーセの懇願
23-25 そして、主に必死でお願いしました。『ああ主よ、お願いでございます。どうか、ヨルダン川の向こうに広がる約束の地に入らせてください。あのなだらかな山地、豊かな土地、そして美しいレバノン山脈を見せてください。これまであなたの偉大なみわざを見せていただいてきましたが、最後にその結実を見たいのです。そのようなすばらしいことのできるお方は、あなたのほかにはいません。』
26 しかし主は、どうしてもそれをお聞き入れくださいませんでした。私がこのような怒りをこうむったのも、あなたがたのためです。主は言われました。『もう、そのことは言ってはならない。 27 ただ、ピスガ山の頂上から四方を見渡せるので、登って行って約束の地を眺めるがいい。けれどもヨルダン川を越えることは、断じて許さない。 28 あなたに代わってヨシュアを任命する。人々を率いて約束の地に入るのは彼だから、彼を励ましてやりなさい。』
29 こうして私たちは、ベテ・ペオルの近くの谷間にとどまっていました。
6 それでは、ユダヤ人に対する神の約束は無効になったのでしょうか。そんなことはありません。ユダヤ人に生まれついた者がみな、真の意味でのユダヤ人だとは限りません。 7 血筋の上でアブラハムの子孫だからと言って、真の意味でのアブラハムの子孫とは限りません。なぜなら、アブラハムにはイサクのほかにも子どもがいたが、神の約束が適用されるのは、イサクとその子孫だけであると聖書にあるからです。 8 つまり、アブラハムの子どもが全部神の子なのではなく、神がアブラハムにお与えになった救いの約束を信じる人々だけが神の子どもなのです。
9 神はアブラハムに、「来年の今ごろ、わたしはあなたとサラに男の子を授けよう」(創世18・10)と約束されました。 10-13 それだけでなく、彼の息子イサクの場合にも同じことが言えます。その妻リベカがみごもって、ふたごを産もうとしている時、神はリベカに、「兄が弟に仕える」(創世25・23)とお告げになりました。「わたしはエサウではなく、ヤコブを祝福する」(マラキ1・2-3)とあるとおりです。神がこう宣言されたのは、彼らがまだ生まれてもおらず、まだ良いことも悪いこともしていなかった時のことです。このことからもはっきりわかるように、神は最初から決めておいたことを実行されたのです。彼らの行いによってではなく、神の意思と選びによって、すべてが決定されたのです。
14 では、神は不公平なのでしょうか。絶対にそんなことはありません。 15 神はモーセにこう言われました。「わたしは、恵もうと思う者を恵み、あわれもうと思う者をあわれむ。」(出エジプト33・19) 16 したがって、神の祝福は、だれかがそれを得ようと決心したからとか、そのために努力したからといって与えられるものではありません。それは、神のあわれみによって与えられるものなのです。 17 エジプトの王パロの場合は、その良い例です。神はパロにこう言われました。「あなたにエジプトの国を与えたのは、わたしの恐るべき力をあなたに示すため、それによって、世界中の人々が、わたしの栄光ある名を耳にするためである。」(出エジプト9・16) 18 これでわかるように、神はみこころのままに、ある人々をあわれみ、ある人々を不従順な者とされるのです。
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