Revised Common Lectionary (Semicontinuous)
4 しかし、正しい時を迎えると神はひとり子を送り、人間の女を通して誕生させたのだ。そして、そのひとり子は掟の下で生きたのだ。 5 神があえてこのような方法でイエスを送ったのは、掟の下に生きている全ての者たちに自由を与えようとしたからだ。神の目的は私たちを神の本当の子供たちとして迎え入れるためであり、私たちを養子にすることであった。
6 そう!だからこそ、あなた達は神の子供たちなのだ!そして神はイエスの霊である聖霊を私たちの心に送ってくれた。したがって、私たちの心にあるその霊が「アバ!お父さん」と叫ぶのだ!——【アバとはアラム語でユダヤ人の子供たちがお父さんを呼ぶときに使っていた言葉】 7 わかるだろう!だから、あなた達はもう奴隷なんかじゃないんだ!神の子供なんだ!そう!だから神はその子供たちに約束した全てのものを直々に与えようとしているのだ。
イエスを神殿に
22 夫婦であるマリアとヨセフは、神を賛美するにあたって、妻・マリアが十分に清いとされる時が来るまで、礼拝することを待たなければならなかった。これはモーセの掟にあるように、出産後に子を産んだ女性に求められていることだった。【掟では出産40日後に神殿で賛美することが許されている】この期間が経過した後、彼らはイエスをエルサレムに連れてきて、神の前に差し出した。 23 これは王である神の掟に書かれている。「母親の最初の赤ちゃんが男の子の場合、その子は天の王のものである」 24 また、神の掟には、人々は犠牲を払わなければならないとある。それは、「2匹のハトを犠牲にしなければならない」ということで、ヨセフとマリアはそれを行うために、エルサレム入りしたのだ。
イエスに会うシメオン
25 神に献身的で善良な人であるシメオンという男性がエルサレムに住んでいた。彼は神がイスラエルを助けに来る、その時を待っていたのだ。聖霊が彼の元に来ると、 26 彼にこう伝えた。「神からの救い主を見る前にお前は死ぬことはない」 27 こうしてその日、神の霊はシメオンを神殿に導いた。マリアとヨセフが掟で言われていることを行うために赤ちゃんのイエスを連れてきた時、シメオンはその場にいた。 28 そして、シメオンは赤ちゃんを抱きしめて、神に感謝した!
29 「王である神、あなたは約束を守ってくださった!
これであなたのしもべは、安心して死ねます。
30 あなたがどのように神の国民を救うのか、
この目で私は見ることがでました!
31 これであなたの計画を誰でも見ることができる!
32 彼は全ての国々をあなたへ導く光、
彼はイスラエルの人々に敬意をもたらす!」
33 イエスの父親と母親はシメオンが言ったことを聞いて驚かされた。 34 それからシメオンは彼らを祝福し、マリアに言った。「多くのユダヤ人が倒れ、多くがこの男の子のために立ち上がる。彼は、ある者たちには受け入れない神からのしるしとなる。 35 こうして、多くの人の秘密の思いが明らかにされる。彼に起こることはあなたにとって苦しく痛いことだろう。まるで、剣があなたの心を突き刺すようなものだ」
イエスに会うアンナ
36 その時、アンナという預言者も神殿にいた。彼女はアセル族のパヌエルの家系からの出身だった。彼女はとても歳をとっていた。彼女は若いときに結婚したが、夫とは7年しか一緒に住んでいなかった。 37 夫が亡くなる直前の7年間を一緒に過ごしたのだ。現在、アンナは84歳だが、彼女は神殿を離れることは決してなかった。昼も夜もそこにいて、断食と祈りによって神を讃えていた。
38 ヨセフとマリアが神殿に来た時、アンナはそこにいた。アンナは神を讃え、神がエルサレムを解放してくれることを待ち望む全ての人に、イエスのことについて語った。
家に帰るヨセフとマリア
39 さて、神の掟どおりに手続きや儀式を終え、3人はガリラヤ地方のナザレ村に帰っていった。 40 小さな男の子のイエスは成長し、力強くなり、知恵に満たされていた。神が彼を祝福していたのだ。
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