Old/New Testament
132 主よ。あなたは、私の心が騒ぎ立っていたころのことを
覚えておられますか。
2-5 契約の箱を納める、イスラエルの全能の主の神殿を
どのように建てればよいかと思い巡らし、
休むことも、眠ることもできない日々でした。
あの時、私は、どんなことがあっても
神の宮を建てようと誓ったのです。
6 契約の箱は、最初エフラテにあり、
次に遠く離れたヤアルの田舎に移されました。
7 しかし今こそ、神の地上のお住まいである神殿に
お迎えいたします。
私どもはそこで、神を礼拝するのです。
8 ああ主よ、どうぞ立ち上がって、
御力の象徴である箱とともに、神殿にお入りください。
9 祭司には、純潔のしるしの白い服をまとわせます。
わが国の人々を、歓声でわき立たせてください。
10 あなたの民の王として選ばれた
しもべダビデを退けないでください。
11 主は私の息子が後継者となって王座につくと
約束してくださいました。
あなたが約束を破られるはずはありません。
12 あなたはまた、もし子孫が、
あなたと私との間の契約を守るなら、
ダビデ王朝はいつまでも終わることがないと
約束してくださいました。
13 ああ主よ。
あなたはエルサレムを住まいとしてお選びになり、
14 こう言われました。
「エルサレムこそわたしの永遠の住まい。
わたしの望みの地。
15 わたしはこの都を繁栄させ、
貧しい住民を満腹にしよう。
16 祭司には救いの服を着せよう。
わたしを信じる都の住民は、
喜びの声を張り上げるだろう。
17 わたしはダビデの子孫を全世界の王とし、
その権力をますます増大させよう。
18 敵対する者には恥を見させ、
ダビデ王家は栄光に輝かせよう。」
133 兄弟たちがいっしょに仲良く暮らすことは、
なんと楽しく、なんとすばらしいことでしょう。
2 仲良く暮らすことは、
頭に注がれた香り高い油のように尊いことです。
アロンに注がれた香油はひげに流れ落ち、
服のえりにまでしたたりました。
3 仲良く暮らすことは、
ヘルモン山やイスラエルの山々に降りる露にも
似ていて、新たな息吹を呼びさますのです。
こうして、主はイスラエルに、
永遠のいのちの祝福を与えると約束なさったのです。
134 夜ごと神殿の警備に立ち、主に仕える人々よ。
さあ、ほめたたえなさい。
2 きよい手をあげて、ほめたたえなさい。
3 天地をお造りになった主が、
シオンから
あなたを祝福してくださいますように。
17 さて、もう一つ、私が残念に思っていることを書きます。それは、あなたがたの聖餐式の集まりが益になるどころか、かえって害になっているように思えることです。 18 その席で議論し合い、分裂がますます深刻化していると、私の耳にも伝わってきます。それを信じないわけにはいきません。 19 たぶん、あなたがたは、だれが正しいかをはっきりさせるには、分裂もやむをえないと思っているのでしょう。
聖餐式の意味と守り方
20 あなたがたの集まりは、主の晩餐のためではなく、 21 自分たちの食事をするためのものになっています。ほかの人と分け合おうと待っている人など一人もいず、われ先に食べているそうではありませんか。そのため、十分食べられずにお腹をすかしている者もいれば、浴びるほど飲んで酔っぱらっている者もいるということです。 22 なんということでしょう。ほんとうに、そうなのですか。食べたり飲んだりなら、自分の家でできるではありませんか。そうすれば、教会の名誉を傷つけたり、食べ物を持って来られない貧しい人たちに、恥をかかせたりしないですみます。このことについて、何と言ったらよいでしょう。ほめてでも、もらいたいのですか。そうはいきません。 23 なぜなら、以前あなたがたに伝えたとおり、聖餐式について、主ご自身がこう言われたからです。すなわち、ユダが主イエスを裏切った日の夜、主イエスはパンを取り、 24 神に感謝の祈りをささげてから、ちぎって弟子たちに与え、こう言われました。「取って食べなさい。これは、あなたがたのために裂かれる、わたしの体です。わたしを思い出すために、このようにして食べなさい。」 25 夕食の後、同じように杯を取って言われました。「この杯は、神とあなたがたとの間の新しい契約です。この契約は、わたしの血によって立てられ、効力を発します。これを飲むたびに、わたしを思い出すため、このようにしなさい。」
26 ですから、あなたがたは、このパンを食べ、杯を飲むたびに、「主は私たちのために死んでくださった」という主の死の意味を、くり返し告白するわけです。主が再び来られる時まで続けなさい。 27 ですから、もしふさわしくないままでこのパンを食べ、主の杯を飲む人がいれば、彼は、主の体と血とに対して罪を犯すことになります。 28 したがって、聖餐に臨む前に、めいめいが注意深く、自分を省みなければなりません。 29 もしキリストの体を気にもかけず、その意味を考えもせずに、ふさわしくないままでパンを食べ、杯を飲むなら、神のさばきを招くことになります。キリストの死をもてあそんだわけですから。 30 あなたがたの中に弱い者や病人が多く、また死者も出たのはそのためです。 31 しかし、食べる前に注意深く自分を省みるなら、さばきや懲らしめを受けることはありません。 32 けれども、私たちが主にさばかれ、懲らしめられるのは、この世の人々といっしょにさばかれないためです。
33 こういうわけですから、愛する皆さん、主の晩餐に集まる時は、皆がそろうまで待ちなさい。 34 ほんとうに空腹な人は、家で食べなさい。それは、いっしょに集まりながら、自分の身に罰を受けないためです。そのほかのことは、そちらに行ってから話しましょう。
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