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Old/New Testament

Each day includes a passage from both the Old Testament and New Testament.
Duration: 365 days
Japanese Living Bible (JLB)
Version
詩篇 89-90

89 私は主の優しいお心づかいを、いつまでも歌います。
あなたの愛と恵みと真実は、
永遠に絶えることがありません。
3-4 主なる神はこう言われます。
「わたしは、よりすぐったしもべダビデと
厳粛な契約を結んだ。
彼の子孫を永久に王座につけると誓ったのだ。」
ああ主よ。天はあなたの奇跡をたたえ、
御使いたちは、あなたの真実をたたえます。
天に、主と並ぶ存在などありえませんから。
最も偉大な御使いでさえ、
主の足もとにも及びません。
天使の中で最高位の者さえ、
御前では恐れおののきます。
ほかのだれが、主のようにあがめられているでしょうか。
天の軍勢の神である主よ。
あなたのように権威ある方は一人もいません。
主は真実そのものです。
海にすさまじい嵐が起こって波が荒れ狂っても、
あなたのひと言で凪いでしまいます。
10 傲慢な態度を捨てなかったエジプトは、
あなたの手で切り刻まれました。
あなたの恐るべき腕を見て、敵は逃げて行きました。
11 天も地も、万物はあなたの手の中にあります。
いっさいのものを造られたのはあなたなのですから。
12 北も南も神がお造りになりました。
タボル山とヘルモン山は、
創造主であるあなたに感謝しています。
13 あなたの腕の力は天下に並ぶものがなく、
あなたの栄光ある右の手は、高くあげられています。
14-15 あなたの王座を支えているのは、
公平と正義の太い二本の柱です。
あわれみと真実は、いつもおそばに控えています。
喜びに震えるラッパの音を聞く人々は幸せです。
あなたの光の中を歩くことができるからです。
16 彼らは、あなたのすばらしい名声と、
完全な正義を知って、一日中喜びに満たされます。
17 あなたは彼らの力です。
あなたの恵みが私たちの力の源であるとは、
なんという光栄でしょう。
18 私たちを守るのは、ほかならぬ主ご自身です。
この、イスラエルのきよいお方が、
私たちに王をお立てくださいました。

19 神は幻の中で、預言者にこう告げました。
「わたしは国民の中から、
一人のすぐれた若者を選んで王とした。
20 それは、わたしのしもべダビデだ。
わたしは彼に、きよい油を注いだ。
21 わたしは彼をしっかり支えて、強めよう。
22 だから彼は、決して敵に優位に立たれたり、
悪者にひけをとったりすることはない。
23 わたしは敵を打ち倒し、
彼を憎む者の息の根を止めよう。
24 常に彼を守り、祝福し、愛で包もう。
彼はわたしのゆえに、偉大な者となる。
25 彼はユーフラテス川から地中海に至るまでを支配する。
26 彼はわたしを『あなたはわたしの父、わたしの神、
わたしの救いの岩』と呼ぶだろう。
27 わたしは彼を長男として迎え、
地上で最強の王としよう。
28 いつまでも愛を注ぎ、常に恵みを与えよう。
彼との間に立てた契約は、決して破棄されはしない。
29 彼の跡継ぎは絶えることがなく、
王座は永遠に受け継がれる。
30-32 しかし、もし彼の子孫が
わたしのおきてを無視して守らなくなれば、
罰が下ることになる。
33 とはいえ、恵みを根こそぎ奪ったり、
約束を破ったりはしない。
34 わたしは契約を破りはしない。
前言を翻すようなこともしない。
35-36 わたしはダビデに、その王朝はいつまでも続き、
王座も、この世界が続く限り途切れることはない、と誓ったからだ。
きよい神は決してうそをつかない。
37 大空にかかる忠実な証人である月のように、
彼の王座はいつまでも続く。」

38 このようにおっしゃった神が、
どうして彼を拒絶し、お捨てになるのですか。
なぜ、王として選んでおきながら、
こんなにもお怒りになるのですか。
39 あなたは、ダビデとの契約を解消なさったのでしょうか。
その王冠をはく奪しておられるではありませんか。
40 あなたは城壁をくずし、
要塞を一つ残らず破壊なさいました。
41 行きずりの者たちがその廃墟を物色してあさり、
近隣の者もあざけって見ています。
42 あなたは、むしろ敵を勇気づけ、
喜ばせておられるのです。
43 戦場では、王の手から剣をたたき落とし、
見殺しになさいました。
44 その勢いにとどめを刺し、
その王座をくつがえされました。
45 彼を実際の年齢以上に老いさせ、
公衆の面前で恥をかかせられました。
46 ああ主よ、いつまでこんな状態が続くのですか。
いつまで顔をそむけて、
燃えさかる怒りを注がれるのですか。
47 あなたが人間の一生を、どんなに短く、
むなしいものにお定めになったか
思い起こしてください。
48 人はいつまでも生きることはできません。
みな死に果てるのです。
だれが、墓から自分のいのちを救い出せましょう。
49 主よ、以前は、
あんなに愛してくださったではありませんか。
かつてダビデに約束された確かな恵みは、
どこへ行ったのでしょう。
50 主よ、ごらんください。
人々がこのように私をさげすんでいるのです。
51 敵も、神が王として油を注がれたこの私を、
あざけっています。
52 しかし、それでもなお、
主は永遠にほめたたえられるべきお方です。
アーメン。アーメン。

神の人モーセの祈り。

90 主よ。あなたはいつまでも私たちの住まいです。
大地が造られ、山が生まれる前から、
あなたは神であられました。
あなたには初めも終わりもないのです。

あなたのひと言で、人は土に帰ります。
千年の昔も、あなたにとっては昨日のことにすぎず、
ほんのひと時のようです。
5-6 私たちは、流れの速い潮に乗って見る間に過ぎ去り、
一夜の夢のように、あわただしく消えていきます。
朝のうちは青々と生い茂っていても、
夕暮れには刈られてしおれる草のようです。
私たちはあなたの怒りのうちに死に、
あなたの憤りに打ち滅ぼされます。
あなたは隠された罪をあばき、
私たちのすべての罪をごらんになります。
あなたの御怒りの日々は、私たちにとって重く長く、
ため息ばかりで過ぎていくのです。
10 人生は七十年、
中には八十まで生きる人もいるでしょう。
しかし、一番良い時期でも、
人生はむなしく、苦しみに満ちています。
しかも、月日は矢のように過ぎて、
私たちは、たちまち帰らぬ身となるのです。
11 だれが、あなたの怒りの真の恐ろしさを
知っているでしょう。
だれが、ほんとうに恐れることを知っているでしょう。
12 どうか、私たちに与えられた日の数え方を教え、
それがどんなに短いものか
気づかせてください。
どうか、正しい日の過ごし方を教えてください。

13 ああ主よ、祝福してください。
いつまでこの状態が続くのですか。
御怒りを、はるか向こうに遠ざけてください。
14 あなたの恵みで若い日々を満ち足らせ、
この生涯を閉じる日まで、
喜びを絶えさせないでください。
15 悲惨な日々のことなど、
思い返さないほどの喜びを、頂きたいのです。
災いの年月を、祝福の日々と取り替えてください。
16 もう一度、奇跡を見せてください。子どもたちに、
以前のように栄光を見させてやってください。
17 どうか、私たちに目をかけ、
なすことすべてを成功させてください。

ローマ人への手紙 14

批判し合ってはいけない

14 あなたがたの仲間に加わりたいという人がいたら、たとえ信仰の弱い人であっても、心を開いて迎え入れなさい。考えが違うからといって批判してはいけません。 偶像に供えられた肉を食べてもよいかどうかで議論してはいけません。あなたがたは、偶像に供えられた肉を食べても別に悪くはないと信じているかもしれません。しかし、ほかの人たちの信仰はもっと弱いのです。彼らは、偶像に供えられた肉を食べるのは悪いとして肉を食べず、むしろ野菜を食べるほうがよいと思っています。 肉を食べてもよいと思っている人は、食べない人を見下してはいけません。また、食べない人も食べる人を非難してはいけません。神はそのどちらをも受け入れて、ご自分の子どもとしてくださったからです。 どちらも神に仕えているのであって、人に仕えているわけではありません。神に対して責任を負うのであって、人に対して責任を負うのではありません。正しいか、まちがっているかは、神がその人に教えてくださるはずです。 ある人は、神を礼拝する特別な日として、クリスチャンもユダヤ教の祝祭日を守るべきだと考えています。しかし、他の人は、どの日もみな同様に神の日なのだから、いちいちそんな面倒なことをするのはまちがっている、と言います。こうした問題については、一人一人が自分で判断しなければなりません。 もし、主を礼拝するために特別な日を守っているなら、主をあがめようとしてすることなので、良いことなのです。偶像に供えた肉を食べる人についても、同じことが言えます。彼はその肉のことで主に感謝しているのですから、正しいのです。そんな肉には触れようともしない人もまた、主に喜んでいただこうと願うからそうするのであって、感謝しているのです。

私たちは、自分のために存在しているのではなく、主のために存在しているのです。 私たちは主のものであり、生きるにしても死ぬにしても主に従うのです。 キリストが死んで復活したのは、私たちが生きている時も死んでいる時も、キリストが私たちの主となられることでした。

10 あなたがたには、自分の兄弟(信仰を同じくする人)を批判したり、見下したりする資格はありません。だれもが神のさばきの座の前に立つことを、忘れてはなりません。 11 次のように書いてあるとおりです。

「主は言われる。わたしは生きている。
すべてのひざは、わたしの前にかがめられ、
すべての舌は、神に告白する。」イザヤ45・23

12 このように、一人一人が、神の前に申し開きをすることになります。

13 ですから、これからはもう批判し合うことのないようにしましょう。むしろ、人をつまずかせないようにすることを心がけましょう。兄弟が「悪いことだ」と信じていることを目の前で行って、彼をつまずかせてはいけません。 14 私が主イエスの権威に基づいて確信しているのは、それ自体汚れているものは何一つないということです。ですから、偶像に供えた肉を食べることは悪くありません。しかし、それを悪いと信じている人がいるなら、悪いことは避けるべきですから、その人は食べてはいけません。 15 兄弟があなたの食べる物のことで心を痛めているのに、平気でいるとしたら、愛によって行動しているとは言えません。あなたの食べる物のことで人を滅ぼしてはなりません。その人のためにも、キリストは死なれたのです。 16 たとえ自分の行為は正しいとわかっていても、人の批判の的になるようなことをしてはなりません。 17 私たちクリスチャンにとって大切なのは、何を食べるか、何を飲むかではなく、義と平安と聖霊から来る喜びとに満ちあふれているかどうかだからです。 18 このようにキリストに仕えてこそ、神に喜ばれ、また、人々にも喜ばれるのです。

19 こうして、教会においては平和をはかり、互いに助け合って成長するように努めましょう。 20 食べ物の問題で、神の働きを台なしにしてはなりません。肉そのものは悪くなくても、それが他人のつまずきとなるなら、肉を食べるのはよくないということを忘れないでください。 21 肉だけに限りません。飲酒でも、そのほか何でも、兄弟のつまずきになるようなことをしないのは正しい行いです。

22 自分のしていることが神の目から見て潔白だと思っていても、その確信は心にしまっておきなさい。正しいと思うことをして、それが罪を犯すことにならない人こそ幸せです。 23 しかし、「自分がしようとしていることは悪いことだ」と思いつつしている人は、してはなりません。悪いと思うことをするのは、すべて罪です。

Japanese Living Bible (JLB)

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