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M’Cheyne Bible Reading Plan

The classic M'Cheyne plan--read the Old Testament, New Testament, and Psalms or Gospels every day.
Duration: 365 days
Japanese Living Bible (JLB)
Version
列王記Ⅱ 23

神の律法に従うヨシヤ王

23 1-2 そこで王は、使者をユダとエルサレムの長老や指導者たちに送り、自分といっしょに神殿へ上るよう命じました。ユダとエルサレムに住む祭司と預言者全員、それに身分の高い者も低い者もみな、神殿に集まりました。王は、神殿で発見された『契約(律法)の書』を一同に読み聞かせました。 王は正面の柱のわきに立っていました。朗読が終わると彼らは、主に従い、契約の書に命じられているすべての戒めを守ることを厳粛に誓いました。

そのあと、王は大祭司ヒルキヤをはじめ祭司たち、および神殿の警護に当たる者に命じて、バアルやアシェラ、太陽や月や星を礼拝するための備品・装具をすべて取り壊し、それらをエルサレム郊外のキデロンの野で焼き、灰はベテルへ運ばせました。 次に、先のユダの王たちが任命した異教の祭司たちを処刑しました。彼らは、ユダの全地とエルサレム周辺の高台にある礼拝所で香をたき、バアルや太陽、月、星、天体に対しても香をたいていたのです。 さらに王は、アシェラ像を神殿から取り除き、エルサレム郊外のキデロン川に運んで焼き、粉々に砕いて灰とし、その灰を共同墓地にまきました。 さらに、神殿の回りにあった男娼の家も取り壊しました。それらの家で、女たちがアシェラ像のために布を織っていたからです。

王は、ユダの町々に住む、主に仕える祭司たちをエルサレムに連れ戻しました。そして、北はゲバから南はベエル・シェバに至るまでの高台の礼拝所を、全部たたき壊しました。次に、エルサレム市長ヨシュアの邸宅の入口にあった礼拝所も取り壊しました。その邸宅は、町の門を入って左側にありました。 高台の祭司たちは、ほかの祭司たちと共に食事はしたものの、エルサレムにある主の祭壇で供え物をささげる役には就きませんでした。

10 それから王は、だれも二度と、自分の息子や娘をモレクのいけにえとしてささげることがないように、ベン・ヒノムの谷にあるトフェテの祭壇を取り壊しました。 11 また、神殿の入口に近い、宦官ネタン・メレクの部屋の隣にある馬と戦車の像を壊しました。それは、先のユダの王たちが太陽神に献納したものだったからです。 12 さらに、ユダの王たちが宮殿のアハズの部屋の屋上に造った祭壇と、マナセが神殿の二つの庭に造った祭壇も粉々にし、キデロンの谷にまきました。

13 それから王は、エルサレムの東、破壊の山の南にある丘の上の礼拝所を取り除きました。それは、ソロモンがシドン人の悪の女神アシュタロテ、モアブの悪神ケモシュ、アモン人の悪神ミルコムのために建てたものです。 14 ヨシヤ王は石の柱を粉々に砕き、忌むべきアシェラ像を切り倒し、それらのあった場所に人骨をまき散らして汚れた所にしました。

15 さらに、イスラエルに罪を犯させたヤロブアム一世の築いた、ベテルにある祭壇や礼拝所を壊し、石の柱を粉々に砕き、アシェラ像を焼き払いました。

16 ヨシヤ王は、山麓に墓があるのを見つけました。そこで家来に命じて、その墓から骨を取り出し、それをベテルの祭壇の上で焼かせて、祭壇を汚れたものとしました。こうして、かつて預言者がヤロブアムの祭壇はこうなる、と言っていたとおりになったのです。

17 王は、「あそこに見える石碑は何か」と尋ねました。すると、町の人々は答えました。「ユダから出て来て、あなたが今ベテルの祭壇に対してなさったことを預言した、預言者の墓(Ⅰ列王記13章参照)です。」

18 王は言いました。「そうか。では、そのままにしておきなさい。だれも彼の骨にさわってはならない。」

それで人々は、彼の骨も、サマリヤから来たあの預言者の骨も焼きませんでした。

19 ヨシヤ王はサマリヤの高台の礼拝所をすべて取り払い、ベテルでしたように粉々にしました。それらはみな、イスラエルの王たちが建て、主の激しい怒りを買ったものでした。 20 王はまた、異教の神々に仕える祭司たちを彼ら自身の祭壇の上で殺し、その祭壇を汚れたものとするため、その上で人の骨を焼きました。こうして、彼はエルサレムへ帰って行ったのです。

21 王は民に、『契約の書』にあるとおり、過越の儀式を執り行うよう命じました。 22 イスラエルを士師が治めていた時以来、過越の祭りが祝われたことはありませんでした。イスラエルとユダの諸王のどの時代にも例がありません。 23 この過越の祭りは、ヨシヤ王の第十八年、エルサレムで行われました。

24 ヨシヤ王はまた、霊媒や口寄せ、それにエルサレムとユダの全地にある、ありとあらゆる偶像を一掃しました。祭司ヒルキヤが神殿で発見した書物にある律法のことばを、忠実に守ろうとしたからです。 25 ヨシヤのように完全に主に立ち返り、モーセのすべての律法を守った王は、彼のほかにはいませんでした。

26 それにもかかわらず、マナセ王の悪行がもたらしたユダへの主の激しい怒りは収まりませんでした。 27 主は言われました。「わたしは、イスラエルを退けたようにユダも退ける。わたしが選んだ町エルサレムも、わたしが自分のものだと言った神殿も捨てる。」

28 ヨシヤ王のその他の業績は、『ユダ諸王の年代記』に記録されています。 29 そのころ、エジプトの王ネコが、アッシリヤの王のもとに行こうとユーフラテス川に向かっていました。ヨシヤはネコを迎え撃つために出陣しましたが、メギドで彼に見つかり、殺されました。 30 ヨシヤの家来たちは遺体を戦車でエルサレムに運び、彼の墓地に葬りました。民は、ヨシヤ王の子エホアハズを新しい王に選びました。

ユダの王エホアハズ

31-32 ユダの新しい王エホアハズは二十三歳で即位し、エルサレムで三か月間王位にありました。母はリブナ出身のエレミヤの娘ハムタルで、彼は先王たちにならって主の前に悪を行いました。

33 ファラオ・ネコは、エホアハズが王になることに反対でした。そのため、彼をハマテにあるリブラに幽閉し、ユダに銀百タラント(三千四百キログラム)と金一タラント(三十四キログラム)の科料を課しました。 34 そしてヨシヤの子エルヤキムをエルサレムで王位につけ、名をエホヤキムと改めさせました。一方、エホアハズはエジプトへ連れて行かれ、そこで死にました。 35 エホヤキム王は、エジプトのファラオが要求する銀を差し出すために、国民に重税を課さなければなりませんでした。

ユダの王エホヤキム

36-37 ユダの新しい王エホヤキムは二十五歳で即位し、エルサレムで十一年治めました。母はルマ出身のペダヤの娘ゼブダで、彼もまた先王たちにならって主の前に悪を行いました。

へブル人への手紙 5

1-3 ユダヤの大祭司は、人々の代表として供え物をささげ、神に仕えます。しかし、大祭司であっても同じ人間なので、人々のためだけでなく、自分の罪が取り除かれるためにもいけにえの動物の血をささげるのです。また、彼自身も弱さを身にまとっているので、無知な人や迷っている人を思いやることができるのです。 もう一つ、大祭司について言えるのは、自分の意志では大祭司になれないということです。アロンが選ばれた時のように、大祭司となる者は、神から直接、その務めに任命される必要があります。

キリストも名誉ある大祭司の地位につかれましたが、自分のご意志でそうなさったのではありません。神がお選びになったのです。神はこの方に、「わが子よ。今日、わたしはあなたを生んだ」詩篇2・7と言われました。 またさらに、「あなたは、メルキゼデク(アブラハムの時代、サレムの王であり祭司であった人物。永遠の大祭司の型)と同じ位にある、永遠の祭司に選ばれた」詩篇110・4と告げました。 キリストはこの地上におられた時、死から救うことのできるただひとりの方に、うめきと涙とをもって祈られました。この祈りは、どんな場合にも神に従おうとする、キリストの謙遜で切なる願いのゆえに聞き入れられたのです。 イエスは神の子であるのに、神に従うことには多くの苦しみが伴うことを身をもって学ばれました。

この経験を通してご自分の完全さを実証し、その上で、ご自分に従うすべての人に永遠の救いを与える者となられたのです。 10 神がキリストを、メルキゼデクと同じ位に立つ大祭司としてお選びになったことを思い起こしてください。

初歩の教えを卒業しましょう

11 このことについて、まだまだ話し足りませんが、聞く意思がないあなたがたに理解してもらうのは困難です。 12-13 あなたがたは、もう長い間、クリスチャンとして生きてきました。ほかの人を教えても当然なのに、もう一度、神のことばのイロハから手ほどきしてもらわなければならないほどになっています。固形物を食べるまでには成長せずに、いつもミルクばかり飲んでいる赤ん坊のようです。クリスチャン生活のごく初歩の段階を行ったり来たりして、善悪の区別さえおぼつかない状態なのです。 14 あなたがたがもっと成長し、正しい行いが伴って、善悪の区別がつくようになるまでは、堅い霊の食べ物をとることも、神のことばの深い意味を悟ることもむりでしょう。

ヨエル書 2

いなごの軍隊

さあ、エルサレムに警報を鳴らせ。
わたしの聖なる山に警告の角笛を響かせよ。
すべての者よ、恐れおののけ。
主のさばきの日が近づいているからだ。
それは陰うつな暗闇の日、暗雲の重く垂れ込めた日。
なんという大軍か。
山々を夜のように覆い尽くしている。
なんと大きく、何と強力な「民」であることか。
このような民は、
世界が始まって以来見たこともないし、
これから見ることもないだろう。
その行く先々に火の手が上がり、回りにも広がる。
前には、エデンの園のように美しい地が
広がっているが、彼らはそれを根こそぎ破壊する。

まるで小馬のように、すばやく駆け回る。

山々の頂を跳びはねる様子を見よ。

そのざわめきに耳を傾けよ。
まるで戦車の押し寄せる響きか、
野原をなめ尽くす炎の音のよう、
また、戦場に突入する強大な軍隊のようである。

迎える民は、恐怖のあまり青ざめる。

その「兵士」は歩兵のように突撃し、

えり抜きの精兵のように城壁をよじ登る。
列を乱すことなく、まっすぐに進む。
互いに群がることもなく、整然と行進する。
どんな武器も、彼らを止めることができない。
たちまち町に殺到し、城壁をよじ登る。
窓から押し入る強盗のように、家々の壁をもよじ登る。
10 彼らの前で、地は揺れ動き、天も震え上がる。
太陽と月は光を失い、星も姿を消す。
11 主はひと声で、彼らを指揮する。
これは主の大軍で、主の命令に従う。
主のさばきの日は実に恐ろしい。
だれが、それに耐えることができるだろうか。

心を引き裂きなさい

12 だから、主はこう言うのです。
「まだ間に合ううちに、今、わたしのところに戻れ。
心をすべてわたしに向けよ。
断食し、嘆き悲しみながら来なさい。
13 悪かったと心底から認め、衣を引き裂くのではなく、
心を引き裂け。」
あなたがたの神、主のもとに戻りなさい。
主は恵み深く、あわれみに富んでいるからだ。
親切で、すぐに怒ることはなく、
あなたがたを何とか罰しないでおこうとしている。
14 だれが知るだろう。
もしかすると、主はあなたがたをそのままにして、
恐ろしいのろいをやめて祝福を下さるかもしれない。
以前と変わらず、
主に穀物とぶどう酒をささげることができるように、
たくさん与えてくださるかもしれない。
15 シオンで角笛を吹き鳴らせ。
断食を呼びかけ、民を聖なる集会のために集めなさい。
16 老人も子どもも赤ん坊も、
みな連れて来なさい。
花婿を寝室から、花嫁をその部屋から呼び出しなさい。
17 神に仕える祭司たちは、民と祭壇の間に立って、
泣きながら祈るがいい。
「神様、あなたの民をお救いください。
あなたに属する者たちなのですから、
異教徒の支配下に置かないでください。
『彼らの神はどこにいるのか。
きっと弱くて、何もできないのだろう』と、
異教徒にあざけられないようにしてください。」

主からの答え

18 すると主は民をかわいそうに思い、
ご自分の地の名誉が傷つけられることに憤慨します。
19 主はこのように答えます。
「さあ、おまえたちが不自由しないように、
たくさんの穀物とぶどう酒と油を送ろう。
もう決しておまえたちを、
諸国の物笑いの種にはさせない。
20 北からのこの軍隊を立ち退かせ、遠くへ追いやる。
からからに乾いた荒れ地に退かせ、彼らはそこで死ぬ。
半分は死海に追いやられ、
残りは地中海に押しやられる。
それからその死体の悪臭がこの地に満ちる。
主はあなたがたのために、
すばらしい奇跡を行われたのだ。」
21 私の民よ、恐れるな。
さあ、楽しみ喜べ。
主が驚くべきことをしてくださったのだから。
22 羊や牛の群れに、飢えを忘れさせよ。
牧場は再び緑に覆われる。
木々は実をつけ、
いちじくやぶどうも再び豊かな実りをもたらす。
23 喜べ、エルサレムの民よ。
あなたがたの神、主を喜べ。
神が送る雨は、赦しの確かなしるしだ。
春に雨が降るように、秋にもまた雨が降る。
24 脱穀場の床には再び小麦がうず高く積まれ、
圧搾機からはオリーブ油とぶどう酒があふれ出る。
25 「わたしは、いなご――あなたがたを滅ぼすために
送り込んだ軍勢――が食い尽くした作物を返そう。
26 再び、欲しいだけ食物を手に入れることができる。
このような奇跡を行った主を、ほめたたえよ。
わたしの民は、再びこのような災いに会わない。
27 そしてあなたがたは、わたしの民イスラエルの中に
わたしが確かにいることを、また、わたしだけが
あなたがたの神、主であることを知る。
わたしの民は、
再びこのような打撃をこうむることはない。

主の日

28 わたしは再び雨を注いだあと、
わたしはあなたがたすべてにわたしの霊を注ぐ。
その時、あなたがたの息子、娘は預言し、
老人は夢を見、若者は幻を見る。
29 奴隷にさえも、男にも女にも同じように、
わたしの霊を注ぐ。
30 地上にも大空にも、
不思議なしるし、血と火と煙の柱を置く。
31 主の大いなる恐るべき日がくる前に、
太陽は暗くなり、月は血に変わる。
32 主の名を呼び求める者はみな、救われる。
主が約束したように、
エルサレムにも幾人か難を逃れる者がいる。
主が幾人かを選んで、生き残るようにしたからだ。」

詩篇 142

142 1-2 私は主の前に悩み事をさらけ出して、
あわれんでくださいと祈ります。
私は打ちひしがれ、絶望しています。
どの道を進めば敵のしかけた罠にかからずにすむのか、
あなただけがご存じです。
右側の少し先に、罠が一つあります。
誰ひとり、声をかけて助けてくれる人はいないのです。
私がどうなろうと、だれも気にも留めないのです。
そこで、私は主に祈りました。
「主よ。あなたは唯一の隠れ家です。
あなただけが、無事に守ってくださるお方なのです。

私の叫びを聞いてください。
迫害する者どもの手から救い出してください。
相手は強すぎて、とても手に負えません。
どうか、私を牢獄から連れ出し、
あなたへの感謝にあふれさせてください。
私が助けられたことを知れば、
神を敬う人々は、あなたの力を喜ぶでしょう。」

Japanese Living Bible (JLB)

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