Book of Common Prayer
6 主よ、お願いです。
御怒りのままに私を罰しないでください。
2 ああ主よ、あわれんでください。
私は弱い者です。どうかいやしてください。
私は病んでいるのです。
3 狼狽し、心がかき乱されています。
不安に駆られ、
気分がすっかりめいっています。
ああ、私を早く元どおりにしてください。
4 ああ主よ、帰って来て、私を健康にしてください。
あわれんで、お救いください。
5 死んでしまっては、
友の前であなたをほめたたえることもできません。
6 痛みのため、私はやせ細りました。
夜ごと涙で枕をぬらします。
7 敵のために嘆き、そのために目も衰え、
かすんできました。
8 不法を行う者ども、私から離れて行け。
私の泣き声は天に届き、
9 訴えも聞き届けられた。
主は私の祈りにすべて答えてくださる。
10 敵はみな、恥を見、
恐れにわななき、恥辱を受ける。
神は彼らに恥をかかせて
追い返します。
12 主よ、助けてください。
神を敬う者がみるみる減っていきます。
世界中を探しても、信頼できる人などいません。
2 だれもかれもがだまし合い、
お世辞を並べ立て、うそをつきます。
もはや、一かけらの誠実も残っていません。
3-4 しかし、このようにふるまう者に、
主がおだやかに接するはずはありません。
「好きなだけうそをついてやろう。この舌は自分の舌だ。
だれも止めることはできない。」
こんな高慢なうそつきどもを、主は滅ぼすのです。
5 主はこう言われます。
「立ち上がって、虐待された者、貧しい者、
困っている者を守ろう。
わたしの救いを待ちこがれてきた人々を助け出そう。」
6 主の約束は確実です。
不用意なことばが主の口からもれることはなく、
七度も精錬された銀のように、
純粋そのものの真理だけをお語りになります。
7 ああ主よ。あなたはご自分の民を、
悪者の手の届かないところに
永久にかくまってくださいます。
8 たとえ、悪者が周囲をうろつき、
国中に不道徳が横行しようとも。
94 1-2 復讐の神である主よ。
あなたのご栄光を輝かせてください。
地上の人々をさばき、
おごり高ぶる者どもを罰してください。
3 主よ、いつまで悪者は勝ち誇り、
有頂天でいるのですか。
4 あの横柄なことば、尊大な態度、
自慢げな様子をごらんください。
5 ああ主よ。彼らは、あなたが愛しておられる人々を
あれほどまで悩ませています。
6-7 「主に知れるわけがない。
神は気にかけることもない」と、
未亡人や移民、みなしごなどを殺します。
8 愚か者どもよ。
9 耳と目をお造りになった神が、
耳が聞こえず、目が見えないということがあろうか。
10 世界をおさばきになる方が、
どうしておまえたちの罪を見過ごしになさるだろうか。
いっさいのことをお見通しの神に、
おまえたちの悪事がばれないはずはないのだ。
11 主は、人の考えや判断にはどれほど限りがあり、
無益であるかを、よくご存じです。
12-13 ですから、痛い目に会わせることによって、
私たちを神の道へと導かれるのです。
一方、神は敵に罠をしかけて滅ぼし、
私たちに、ひと時の休息を与えてくださいます。
14 主は決して、ご自分の民を見捨てたりなさいません。
宝のように思っておられるのですから。
15 裁判は再び公平さを取り戻し、
正直な人が喜ぶようになります。
16 だれが、盾となって
私を悪者から守ってくれるのでしょう。
17 もし主の助けの手が差し伸べられなかったら、
今ごろ私は死んでいたことでしょう。
18 「神よ、私はよろめいています」と
叫んだ時、主は救い上げてくださいました。
19 神よ、何もかもが信じられず動揺してしまうとき、
私の心を静め、新しい希望を与え、
快活さを取り戻させてください。
20 どうか、悪が正義を打ち負かす腐敗した政治を、
あなたが支持し、
存続させることがありませんように。
21-22 罪もない人を死刑にする者を、
見過ごされることがありませんように。
主は私のとりで、
難を避けるための、揺るぎない岩です。
23 主は悪者どもの罪が、
自らの頭上に返るようにしてくださいました。
そして悪者の計略を逆用し、
彼らを滅ぼしてくださいます。
10 その時、エレミヤはこう言いました。
「お母さん、何ということでしょう。
こんな悲しい思いをするくらいなら、
生まれてすぐ死んでしまえばよかったのに。
どこへ行っても、私は憎まれ者です。
きびしく返済を迫ったことも、
借りた物を返さなかったこともないのに、
だれもかれも私をのろいます。
11 彼らがのろうままにしておこう。
主よ。あなたは、敵対する彼らのために
私がどんなにとりなし、
どんなに助命を嘆願したかをご存じです。」
12-13 「北の国の鉄や青銅のかんぬきは、
どうしても壊れない。
同じように、この国の民の強情な心も、
砕くことはできない。
わたしへの罪のために、
おまえたちの富と財宝を戦利品として敵に与える。
14 敵がおまえたちを捕虜とし、
知らない国へ連れて行くにまかせる。
わたしの怒りは火のように燃え上がり、
おまえたちを焼き尽くす。」
15 これに答えて、エレミヤが言いました。
「主よ。私がこんなに苦しんでいるのは、
神のためであることを、あなたはご存じです。
あなたのおことばを伝えたので、
人々は私を迫害します。
どうか、私が彼らの手にかかって殺されることが
ありませんように。
私を彼らの強い力から救い出し、
彼らにふさわしい罰を与えてください。
16 神のおことばは、私をしっかり支えます。
それは、飢え渇いた私のたましいにとっての食物です。
私の重い心に喜びをもたらし、
楽しみで満たしてくれます。
主よ。私は、神の預言者にされたことを
誇りに思います。
17-18 私は、笑いさざめく彼らの宴会に
列席しませんでした。
神の御手のもとに一人で座っています。
彼らの罪ために、心は憤りで張り裂けんばかりです。
ところが神は、いざという時に
私を助けてくれませんでした。
迫害をやめさせてくれなかったのです。
彼らは、私に害を加える手を、
ただのひと時も止めないのでしょうか。
神の助けは、ある時は水があふれ、
ある時は干上がってしまう谷川のように、
あてにならないものです。」
19 神はこう答えました。
「そのような愚かなことを言ってはならない。
分別のあることばを語りなさい。
おまえが、前のようにわたしに頼るようになれば、
わたしの代弁者にしておく。
おまえが彼らに影響を与えるべきであって、
彼らの影響を受けてはならない。
20 彼らは、高い城壁に向かって攻撃をしかける
軍隊のようにおまえと戦うが、どうしても勝てない。
わたしが味方について、おまえを守り、
救い出すからだ。
21 わたしは必ず、
悪人どもからおまえを助け出し、
彼らの無慈悲な手からおまえを救う。」
15 ですから、成熟したクリスチャンであるあなたがたはみな、この点について、私と同じ考え方をするようにと願います。もし何かの点でこの考え方からはずれているなら、神はきっと指摘してくださるでしょう。 16 もちろん、あなたがたが、与えられた真理に完全に従っているならば、の話です。
17 愛する皆さん。どうか私の生き方を見ならってください。また、私を手本として生きている人たちに目をとめてください。 18 というのは、今までも、しばしば語ってきたことですし、今また、涙ながらに訴えたいのですが、クリスチャンとして歩みながら、実はキリストの十字架に敵対している者が多くいるからです。 19 彼らの行き着く先は永遠の滅びです。自分の欲望を神とし、ほんとうは恥じるべきことを誇っているからです。彼らの思いは、この地上の生活のことでいっぱいです。 20 しかし、私たちのほんとうのふるさとは天にあるのです。そこには救い主である主イエス・キリストがおられます。私たちは、キリストがそこから迎えに帰って来られるのを、ひたすら待ち望んでいるのです。 21 その時、キリストは、あらゆるものを従わせることのできる超自然的な力で、私たちの死ぬべき体を、ご自身と同じ栄光の体に変えてくださるのです。
20 さて、過越の祭りに加わろうとエルサレムに来ていた数人のギリシヤ人が、 21 ベツサイダ出身のピリポのところへ来て、「先生。ぜひともイエス様にお会いしたいのですが」と頼み込みました。 22 ピリポはアンデレにそのことを話し、二人でお願いしようということになりました。 23 イエスはお答えになりました。「いよいよ、わたしが天の栄光の座に帰る時が来ました。 24 よく言っておきます。畑にまかれる一粒の麦のように、わたしも地に落ちて死ななければなりません。そうしなければ、いつまでたっても一人のまま、一粒の種のままです。しかし、死ねば多くの新しい実が生じ、新しいいのちが豊かに実を結ぶことになります。 25 この地上のいのちを愛するなら、結局はそれを失うだけです。しかし、地上のいのちに執着しなければ、代わりに永遠の栄光を受けるのです。 26 わたしの弟子になりたい者は、わたしについて来なさい。わたしに仕える者は、わたしのいる所にいなければならないのですから。わたしに従う者に、父は報いてくださるのです。
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