Revised Common Lectionary (Semicontinuous)
4 ああ神よ。
あなたは私を、御目にかなった完全な者だと
言ってくださいました。
私が苦しんでいるとき、
いつも気にかけてくださいました。
今また、私はあなたを呼び求めます。
どうか答えてください。
私をあわれみ、私の祈りを聞いてください。
2 主は問われます。
「人の子らよ、こんな空しい偶像を拝んで、
いつまでわたしの栄光をはずかしめるのか。
偶像が神であるはずなどないのに。」
3 人の子らよ、よく心に留めておきなさい。
主は救われた人々を、ご自分のためにえり分けました。
だから、私の声に耳を傾けて、
答えてくださるのです。
4 恐れかしこんで、主の前に立ちなさい。
主に対して罪を犯してはいけません。
寝床で、静かに思い巡らしなさい。
5 主に信頼し、主に喜ばれる供え物をささげなさい。
6 神が助けるはずはないと、だれもが言っています。
ああ主よ、御顔の光で私たちを照らし出し、
彼らが誤っていることを実証してください。
7 あなたから頂いた喜びは、
刈り入れ時に人々が穀物の山を眺めて喜ぶよりも、
はるかにまさっています。
8 私は安心して横になり、眠りにつきます。
たとえひとりぼっちでも、
ああ主よ、あなたはすべての危険から
守ってくださるのです。
ダニエルの祈り
9 時が過ぎて、今やアハシュエロスの子ダリヨス王の治世の第一年となりました。ダリヨスはメディヤ人でしたが、カルデヤ
の王となったのです。 2 このダリヨス王の治世の第一年に、私、ダニエルは、預言者エレミヤの書から、エルサレムが七十年の間荒廃した状態に置かれるということを知りました。
3-4 そこで神に、捕囚を終わらせ、祖国に帰してくださいと熱心に願いました。断食をし、荒布を着、灰をかぶり、自分の罪や同胞の罪を告白して祈り求めました。「ああ主よ。あなたは大いなる恐るべき神です。あなたを愛し、そのおきてを守る者には、あわれみによる約束を必ず果たされます。 5 私たちは多くの罪を犯しました。あなたに反逆し、命令を無視しました。 6 また、あなたのしもべである預言者の言うことを聞きませんでした。長年にわたり、何度も何度も預言者を遣わして、王や指導者、またすべての民に語ってくださったのに、私たちは耳を傾けませんでした。 7 ああ主よ。あなたは正しいお方です。それなのに、私たちは相も変わらず罪を犯し、恥ずかしい生き方をしています。ユダの民も、エルサレムの住民も、あなたに対する不真実のために散らされました。近くに、あるいは遠くにいるイスラエル人も、みなそうなのです。 8 ああ主よ。私たちも、私たちの王、指導者、先祖も、そのあらゆる罪のために、いやと言うほど恥ずかしい思いをしています。 9 しかし、私たちの神、主はあわれみに満ちたお方で、反逆した者をもお赦しになります。 10 私たちの神、主よ。私たちは不従順で、主のしもべである預言者を通して与えてくださったすべてのおきてを、鼻であしらいました。 11 イスラエル人はみな、不従順の罪を犯しました。あなたから離れ、御声を聞きませんでした。それで、神のしもべモーセの律法に書かれている恐ろしいのろいが、私たちを押しつぶしてしまったのです。 12 神は警告どおりのことを行われました。エルサレムで私たちや指導者たちに降りかかったこのような惨事は、歴史上、一度も見たことがありません。 13 私たちへののろいは、モーセの律法にあるとおり、みなそのとおりになりました。モーセが予告した災いが、みな現実となったのです。それでもなお、私たちは罪を捨てて正しいことをして、私たちの神、主の期待にこたえようとはしなかったのです。 14 そこで主は、用意しておられた災いを下して、私たちを押しつぶしてしまわれました。主が行われたことはすべて正しいのに、私たちは従おうとしませんでした。 15 私たちの神、主よ。あなたは偉大な力を現して、エジプトからご自分の民を導き出し、御名の限りない栄誉を示されました。主よ、もう一度、同じことをしてください。私たちは多くの罪を犯し、悪を行っています。 16 それでも主よ、真実なあわれみのゆえに、激しい憤りを、ご自身の町、聖なる山エルサレムから取り除いてください。神の町が私たちの罪のゆえに廃墟と化しているのを見て、異邦人があなたをあざけっているからです。 17 ああ、私たちの神よ。しもべの祈りを聞き入れ、その願いに耳を傾けてください。主よ。ご栄光のために、荒廃した神殿の上に御顔を輝かせ、平和と喜びとを満たしてください。 18 神よ、どうか私の願いを聞いてください。御目を開いて、私たちの惨状をごらんください。神の町がどんなに荒れ果ててしまっているか、よくごらんください。この町はあなたのものであることを、だれもが知っているのです。助けていただくに値する者だからお願いしているのではありません。私たちのどうしようもない罪にもかかわらず、あなたはあわれみに満ちたお方なので、お願いしているのです。 19 主よ、お聞きください。どうか赦してください。私の願いをかなえてください。神よ、ご自身のために、それを遅らせないでください。あなたの民とあなたの町とには、御名がつけられているからです。」
18 愛する子どもたちよ。この世の終わりが近づいています。すでに耳にしていたとおり、今や多くの反キリスト(キリストに敵対する者)が現れました。このことからも、終末の近いことは確かです。 19 キリストに敵対する者たちは、これまでずっと私たちの教会員のふりをしていましたが、ほんとうの仲間ではなかったのです。そうでなければ、教会にとどまり続けたはずです。彼らが出て行った時、私たちの仲間でなかったことが証明されたのです。 20 しかし、あなたがたは違います。あなたがたは聖霊が与えられて、すでに真理を知る者となっています。 21 ですから私は、あなたがたに真理を知らせなくてはならないと考えて、この手紙を書いているわけではありません。本物と偽物との区別ができる者となるよう注意を促しているのです。
22 では、一番のうそつきとはだれでしょう。イエスはキリスト(救い主)ではないと言う者、反キリストです。父なる神と神の子とを信じない者、それが反キリストです。 23 神の子キリストを信じない人は、父なる神を自分の父とすることができません。しかし、信じる人は、父なる神を自分の父とできるのです。 24 ですからあなたがたは、初めから教えられてきたことを信じ続けなさい。そうすれば、父なる神や神の子と、共にいることができるのです。 25 これこそ、キリストから与えられた約束であり、永遠のいのちです。
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