Revised Common Lectionary (Semicontinuous)
5 1-2 ああ主よ、この祈りを聞いてください。
王なる神よ、私の嘆きに耳を傾けてください。
私はあなた以外のだれにも、決して祈ったりしません。
3 朝ごとに、天におられるあなたを見上げ、
御前に願い事を申し上げ、ひたすら祈ります。
4 あなたは、どんな小さな悪も喜んだりなさらず、
ささいな罪でも大目に見たりはなさいません。
5 ですから、おごり高ぶる罪人たちは、
あなたの鋭い視線を逃れて
罪を知られないままでいることはできません。
あなたは悪事を徹底的に憎まれるからです。
6 うそはあばかれ、彼らは滅ぼされます。
主は、殺人と欺きを
どんなにお嫌いになることでしょう。
7 しかしこの私は、
あわれみと愛に守られて、神殿へまいります。
心の底から恐れかしこんで神を礼拝します。
8 主よ、お約束のとおり、私を導いてください。
そうでなければ、敵に踏みにじられてしまいます。
何をすればよいのか、どちらへ進むべきか、
はっきりとお教えください。
シリヤとイスラエルの戦い
20 シリヤ(アラム)の王ベン・ハダデ二世は全軍を率い、三十二の同盟国の戦車や騎兵の大軍とともに、イスラエルの首都サマリヤを包囲しました。 2-3 王はサマリヤの町に使者を立て、イスラエルのアハブ王にこう伝えました。「あなたの金銀は私のものだ。あなたの美しい妻たちも、器量よしの子どもたちも。」 4 アハブは、「王よ。仰せのとおり、私が持っているものはみなあなたのものです」と答えました。
5-6 やがてベン・ハダデ王の使者が再び来て、別のことづけを伝えました。「金銀、妻子をもらうだけではすまない。明日の今ごろ、私の家臣を差し向ける。宮殿とあなたの家来の家とを家捜しし、欲しいものを手当たりしだい持ち帰ることにする。」
7 そこで、アハブは相談役の長老たちを呼び、窮状を訴えました。「あの男が何をしようとしているか、ぜひとも知ってくれ。私は彼の要求どおり妻子や金銀を与えると言ったのに、図に乗って難題を吹っかけてきた。」
8 「これ以上、要求を聞かないでください」と、彼らは言いました。 9 そこでアハブは、ベン・ハダデがよこした使者に言いました。「王にお伝え願いたい。『初めにあなたが要求なさったものはすべて差し上げます。ですが、このたびのことはできません』と。」使者はベン・ハダデのもとへ帰って報告しました。
10 するとシリヤの王は、またことづけを送ってきました。「もし私が、サマリヤを一つかみのちりに変えてしまわなかったら、どうか神々が、私がおまえにしようとしている以上のことを、私にしてくださるように。」
11 イスラエルの王は答えました。「あまり大きなことを言うものではない。」
12 このアハブ王の返事がベン・ハダデをはじめ同盟軍の王たちに届いた時、彼らはテントの中で酒をくみ交わしていました。そこでベン・ハダデは、「何をこしゃくな。よし、攻撃の準備だ!」と、将校たちに命じました。
13 そのころ、一人の預言者がアハブ王に会いに来て、主のことばを伝えました。「主は言われます。『あの敵の大軍を見たか。わたしは今日、敵をあなたの手に渡そう。そうすれば、いかにあなたでも、わたしこそ神であると思い知るだろう。』」
14 王が、「どのようにして、そうなるのか」と尋ねると、預言者は、「『外国人部隊によって』と、主は言っておられます」と答えました。
「こちらから攻撃をしかけるのか。」
「そうです。」
15 そこで王は、二百三十二人の外国人部隊と、七千人のイスラエル軍を召集しました。 16 真昼ごろ、アハブ王の先頭部隊はサマリヤを出陣しました。そのころ、ベン・ハダデ王と三十二人の同盟軍の王はまだ酒を飲んでいました。
17 外国人部隊を見た彼らの斥候は、「少数の敵が攻めて来ます」と報告しました。 18 ベン・ハダデ王は、「休戦のために来たにしろ、戦うために来たにしろ、生け捕りにしてしまえ」と命じました。
19 そのころには、すでにアハブ王の全軍が攻撃に加わり、 20 手当たりしだいにシリヤ兵を殺したので、シリヤ軍はパニック状態に陥り、いっせいに逃げ出しました。イスラエル軍は追撃し、ベン・ハダデ王と少数の者だけが馬で逃げ延びました。 21 こうして、イスラエル軍はシリヤ軍の大半を虐殺し、おびただしい数の馬と戦車を分捕ったのです。
22 そののち、あの預言者がアハブ王に近づいて来て、「シリヤ王の二度目の襲来に備えなさい」と忠告しました。
何が争いを起こすのか
4 あなたがたの争いは、いったい何が原因ですか。あなたがたの心にうず巻く悪い欲望から出たものではありませんか。 2 あなたがたときたら、人を殺してでも欲しいものを手に入れたがるのです。うらやんでも手に入れることができないと、力ずくで奪おうとしてけんかをします。神に願い求めることをしないからです。 3 いくら願い求めても手に入らないのは、その目的や動機がまちがっているからです。自分を楽しませることのみ求めているからです。
4 あなたがたは、まるでふしだらな妻のようです。この世の快楽に親しむのは、神を敵に回すことです。世の友を求めるなら、神の友にはなれません。 5 「神が私たちのうちに住まわせてくださった聖霊は、ねたむほどの愛をもって、私たちを見守っておられる」と書いてある聖書のことばを、どう理解しているのですか。 6 神は私たちに、すべての悪い欲望に立ち向かうための強い力を与えてくださいます。神は高慢な者を退け、謙遜な者に力をお与えになります。 7 ですから、神の前に謙遜になりなさい。そして、悪魔に立ち向かいなさい。悪魔はしっぽを巻いて逃げ出すでしょう。
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