Revised Common Lectionary (Semicontinuous)
新たな契約のもとでの礼拝
11 しかし今では、キリストが大祭司として来てくれた。現在、イエスは私たちの周りにある良いとされるもの全ての大祭司なのだ。しかし、キリストは今までの祭司がしていたように幕屋の中で仕えることはしなかった。もっと優れた別の場所で仕えるのだ。そこは今までの古い幕屋とは異なり完璧な場所だ。人の手でつくられたのではなく、この地上に属している場所でもない。 12 キリストはかつて一度、その最も聖なる場所に入ったことがある。一度だけ!いや一度で十分だったのだ。彼はヤギや若い牛といった動物の血を使うことなく、自らの血をもってその最も聖なる場所に入って行った。こうして、イエスのこの行動により、私たち人間は過ちから永遠に自由とされたのだ。
13 当時、ヤギや牛の血、また牛が焼かれてできたその灰を吹きつけられることで、汚れた人が再び礼拝の場所に入ることが出来た。動物の血や灰を使えば彼らの体だけなら再び純粋なものへと変えてくれたのだ。 14 そう考えると、キリストの死で流されたその血は確実にそれ以上の意味をなしている。永遠に続く霊を通して、キリストは自分自身を捧げたのだ。それは神にとって完全な生贄であり、イエスの血が私たちを、また私たちがおかした悪を完全に真っ白にしてくれたのだ。こうして私たちの善悪の判断を正確なものとし、生きている神を再び賛美することが出来るのだ。
15 そう!キリストが神と人々を繋ぐ新しい契約を運んできてくれたのだ。イエスがそうしてくれたことにより、神に選ばれた者たちが神の約束によって永遠に祝福されていくということだ。イエスの死のみが最初の(古い)契約を破った人々の罪から、解放と自由を与えてくれるのだ。
イエスを敬う女性
(マタイ26:6-13; マルコ14:3-9)
12 過越祭の6日前、イエスは生き返らせたラザロがいるベタニヤの村に向かった。 2 彼らはイエスのためにディナーを用意していたのだ。マルタが食事を用意していた。イエスと一緒に食卓にいた1人には、ラザロの姿もあった。 3 そこへ、マリアは純粋なナルドから作った高価な香油を500ml持ってきた。彼女はイエスの足に香油を注いだ。そして、自分の髪を使ってイエスの足を拭いたのだ。すると、香油からただよう良い香りが家中を包み込んだ。
4 イエスの弟子の1人、ユダ・イスカリオテもそこにいた。彼は後にイエスを敵に差し出す人物だ。ユダが言った。 5 「おい!その香油は年収ほどの価値があるんだぞ!絶対、それを売って貧しい人たちに恵んであげたほうが正解だろ!」 6 しかし、ユダは貧しい人のことなど本当は気にもしていなかった。彼がこう言ったのは盗人だったからだ。彼は弟子たちのためにお金の入ったカバンを管理していた人物であり、今までもチャンスを見つけてはそのカバンからお金を盗んでいたのだ。
7 イエスは答えた。「彼女を止めるな!今日、この日のためにこの香油をとっておいたことは大正解だ。マリアは、わたしの埋葬の準備をしてくれたのだ! 8 貧しい人たちを助けたいのなら、彼らはいつだって近くにいる。だが、わたしがあなたといつもいるとは限らない!」
祭司たちがラザロを殺す計画を立てる
9 イエスがベタニヤの村にいると聞いた時、多くの人々が彼を見に出かけて行った。彼らは、イエスが死から蘇らせたラザロもその目で見たかったのだ。 10 そこで、祭司長たちはラザロをも殺す計画を立てていた。 11 なぜなら、ラザロに起きたことが理由でたくさんのユダヤ人が彼らから離れ、イエスを信じるようになったからだ。
Copyright © 2023 by Bible League International