Revised Common Lectionary (Complementary)
さばきと救い
65 主はこう告げます。
「わたしのことを聞きもしなかった民が、
今ではわたしを捜し出す。
かつてわたしを捜しもしなかった民が、
わたしを見いだす。
2 ところが、イスラエルはどうだろう。
わたしが一日中手を広げて招いているのに、
今も逆らっている。
自分の思いどおりに悪の道を歩き続けている。
3 多くの園で偶像を拝み、家の屋上で香をたき、
いつもわたしを怒らせている。
4 夜は夜で、墓地や洞窟へ出かけて悪霊を拝み、
豚や、その他の禁じられているものを食べる。
5 それでいて、人には平然と、
『そばに来るな。汚らわしい。
おれはおまえよりきよいのだ』と言う。
彼らを見ると、わたしは息苦しくなる。
昼も夜も、わたしを怒らせるからだ。
6 さあ、これが、わたしの書いた声明文だ。
『わたしは黙っていない。きっと報復する。
そうだ、間違いなく報復する。』
7 彼らの罪だけではない。
先祖の罪にも報復する。
先祖たちも、山々の上で香をたき、
丘の上でわたしを侮辱したからだ。
今こそ、いやと言うほど悪に報いよう。
8 だが、全部を滅ぼすわけではない。
悪いぶどうの房に
良いぶどうも混ざっていることだから、
イスラエル人全部を滅ぼしはしない。
中には、心のきよい、わたしのしもべもいるのだ。
9 その残りの者を取っておき、イスラエルの地を与える。
わたしの選ぶ者がその地を受け継ぎ、
そこでわたしに仕えるようになる。
19 ああ主よ、そばにいてください。
ああ、私の力である神よ、
大急ぎで助けに来てください。
20 死から救い出してください。
私の尊いいのちを、
こんな悪人の手に渡さないでください。
21 ライオンの口や、野牛の角からお救いください。
そうです、神は答えて、
私を助け出してくださいます。
22 私はすべての兄弟の前であなたをたたえ、
会衆に向かって、あなたのすばらしいみわざを語ります。
23 私は語ります。
「主を恐れる人たちよ、主をほめたたえよ。
主の名を恐れ、敬え。
イスラエルのすべての人よ、
主に向かって賛美の歌を歌え。
24 主は、私の絶望の底からの叫びをさげすまれなかった。
背を向けて立ち去ることはなさらなかった。
叫び声が届くと、主は助けに来てくださった。」
25 私は全会衆を前にして、主をほめたたえます。
御名を心から敬う人々の前で誓いを果たします。
26 貧しい者は十分に食べて満足し、
主を求める者は主を見いだして、
御名をほめたたえるでしょう。
その心は永遠の喜びに酔いしれるはずです。
27 それを目の当たりにした全世界の人々は、
主のもとに立ち返るでしょう。
あらゆる国民が主を礼拝するでしょう。
28 主は王であって、国々を支配します。
23 キリストが来られるまでは、私たち人間は律法の監督の下にありました。やがて来られる救い主を信じることができるようになるまで、いわば、律法の保護と監視を受けていたのです。 24 言い換えると律法は、キリストが来られ、私たちが信仰によって神の前での正しい身分を与えられるまでの間の、私たちの教育係だったのです。
25 しかし、キリストが来られたので、もう、私たちを監督し、キリストに導く教育係は不要です。 26 私たちはみな、すでに、イエス・キリストを信じる信仰によって神の子どもとなったからです。 27 バプテスマ(洗礼)を受けてキリストと一体とされた今は、キリストをその身にまとっているのです。 28 もはや、ユダヤ人とギリシヤ人、奴隷と自由人、男と女という区別はありません。みな、キリスト・イエスにあって一つなのです。 29 そして、キリストのものとなった今、私たちはほんとうの意味でアブラハムの子孫であり、アブラハムに与えられた神の約束を相続したのです。
26 こうして一行は、無事、ガリラヤの対岸にあるゲラサ人の地方に着きました。 27 彼らが舟から上がると、この町に住む男が一人、イエスに会いに来ました。長年、悪霊につかれ、家もなく、裸のまま墓場をねぐらにしている男でした。 28 男はイエスを見るやいなや、恐ろしい叫び声をあげて、その場に倒れました。「おれをどうしようというんだ! いと高き神の子イエスよ。お願いだから苦しめないでくれ!」 29 こう叫んだのは、イエスが悪霊に、出て行けとお命じになったからです。今までは、悪霊が何度も男に取りつくので、鎖でしっかり縛りつけておいたのですが、どんなに太い鎖でも、男はいつもそれを引きちぎり、荒野へ逃げてしまうのでした。 30 「あなたの名前は?」とイエスが尋ねると、悪霊は、「レギオン(ローマ軍の一軍団で多数を意味する)だ」と答えました。男には何千という悪霊が入り込んでいたからです。 31 悪霊どもは、底なしの穴に行かせることだけはしないでほしいと、必死に願いました。 32 ちょうど近くの山の中腹で、豚の群れがえさをあさっていました。そこで悪霊どもは、その豚の中に入らせてくれと頼みました。イエスがお許しになると、 33 悪霊どもはすぐさまその男から出て、豚の中に入りました。すると、豚の群れはいっせいにがけを駆け降り、湖に飛び込んで、おぼれ死んでしまいました。
34 びっくりした豚飼いたちは近くの町や村に逃げ込み、この出来事を言いふらしました。 35 まもなく、大ぜいの者が、自分の目で確かめようと集まって来ました。と、どうでしょう。今まで悪霊につかれていた男が、きちんと服を着て、すっかり正気に戻って、イエスの前に座っているではありませんか。みんなは、あっけにとられてしまいました。 36 初めから一部始終を目撃していた人たちが、事細かにその時の状況を説明しました。 37 それを聞くと、人々はますます恐ろしくなり、イエスに、ここから立ちのいて、もうこれ以上かかわり合わないでほしいと頼み始めました。
それで、イエスは舟に戻り、また向こう岸へ帰って行かれました。 38 悪霊の去った男がお伴を願い出ましたが、イエスはお許しになりませんでした。 39 「家族のところへ帰りなさい。神がどんなにすばらしいことをしてくださったかを、話してあげるのです。」こう言われて、男は町中の人に、イエスのすばらしい奇跡を話して回りました。
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