Revised Common Lectionary (Complementary)
113 ハレルヤ。
主に仕える人々は、主の御名をほめたたえなさい。
2 永遠から永遠まで、
主の御名がたたえられますように。
3 夜明けから日没まで賛美し続けなさい。
4 主は国々を高い所から見下ろし、
ご栄光は世界中に満ちています。
5 これほど高い御座についておられる神である主を、
ほかのだれと比べることができましょう。
6 主は、はるか下の天と地を、身をかがめて眺めては、
7 弱い者や、飢えた者を拾い上げ、
8 人々の指導者とされるのです。
9 不妊の女は子宝に恵まれ、幸せな母親となるのです。
ハレルヤ。神をほめたたえなさい。
14 主は長い間沈黙を守り、じっとこらえてきましたが、
今は怒りをぶちまけ、
子を産もうとしている女のようにあえぎます。
15 主は山や丘を平らにし、青草を枯らし、
川や池を干上がらせます。
16 目の見えないイスラエルの手を引いて、
初めての道を通らせ、行く手の暗闇を明るくし、
前方の道をまっすぐ平らにします。
主は決してイスラエルを見捨てません。
17 しかし偶像を頼りにし、それを神と呼ぶ者には
失望落胆します。
そのような者たちは退けられます。
18 「あなたがたは神のこととなると、
何も見えず、何も聞こえなくなる。
なぜ聞こうとしないのか。なぜ見ようとしないのか。
19 真理の使者となるべきわたしの民ほど
目の見えない者がこの世にいるだろうか。
わたしのためにささげられた『主のしもべ』ほど、
耳の聞こえない者がいるだろうか。
20 あなたがたは真理を見て、頭ではわかっていても、
それを心に留めようとも行おうともしない。」
21 主はご自分の教えを広め、
それを栄光に輝くものとしました。
それによって、ご自分が正しい方であることを
この世の人々に示そうとしたのです。
ザカリヤへの約束
5 私の話は、ヘロデがユダヤの王であった時代に、ユダヤの祭司(神殿で神に仕える人)をしていたザカリヤという人のことから始まります。ザカリヤは神殿で奉仕するアビヤの組の一員で、妻エリサベツも祭司の家系でアロンの子孫でした。 6 この夫婦は神を愛し、神のおきてを忠実に守り、心から従っていました。 7 しかし、エリサベツは子どものできない体だったので、夫婦には子どもがなく、二人ともすっかり年をとっていました。
8 さて、ザカリヤの組が週の当番となり、彼は神殿で祭司の務めをしていましたが、 9 祭司職の習慣に従ってくじを引いたところ、聖所に入って主の前に香をたくという光栄ある務めが当たりました。 10 香がたかれている間、民衆は神殿の庭で祈るのです。大ぜいの人が集まっていました。 11 ザカリヤが聖所で香をたいていると、突然、天使が現れ、香をたく壇の右側に立ったではありませんか。 12 ザカリヤはびっくりし、言い知れぬ恐怖に襲われました。 13 しかし、天使は言いました。「ザカリヤよ。こわがることはありません。うれしい知らせなのだから。神が、あなたの祈りをかなえてくださったのです。エリサベツは男の子を産みます。その子にヨハネという名前をつけなさい。 14 その子はあなたがたの喜びとなり、楽しみとなります。また多くの人もあなたがたと共に喜びます。 15 その子が、主の前に偉大な者となるからです。彼はぶどう酒や強い酒は絶対に飲みません。生まれる前から聖霊に満たされており、 16 やがて多くのユダヤ人を神に立ち返らせるのです。 17 昔の預言者(神に託されたことばを伝える人)エリヤのように、たくましい霊と力にあふれて、メシヤ(ヘブル語で、救い主)の来られる前ぶれをし、人々にメシヤを迎える準備をさせます。大人には子どものような素直な心を呼び覚まし、逆らう者には信仰心を起こさせるのです。」 18 ザカリヤは答えました。「そんなことは信じられません。私はもう老いぼれですし、妻も年をとっているのです。」 19 「私はガブリエル、神の前に立つ者です。神がこの喜びの知らせを伝えるために、私を遣わされたのです。 20 その私のことばをあなたは信じなかったので、あなたは神に打たれて口がきけなくなります。子どもが生まれるまで話すことはできません。その時が来れば、必ず私の言ったとおりになるのです。」
21 外の人たちは、ザカリヤが出て来るのを、今や遅しと待ちかまえていましたが、なぜそんなに手間どっているのか不思議でなりません。 22 そして、ようやく彼が出てきたのですが、口がきけません。しかし人々は、ザカリヤの身ぶりから、きっと神殿の中で幻を見たのだろうと考えました。 23 ザカリヤは残りの期間の奉仕をすませ、家に帰りました。
24 まもなくエリサベツは妊娠し、五か月間、家に引きこもっていました。 25 エリサベツは、「主は私に子どもを与えて、恥を取り除いてくださった。なんとあわれみ深いお方でしょう」と言いました。
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