Revised Common Lectionary (Complementary)
93 1-2 世界の王、主は、
威光と権能をまとっておられます。
ああ神よ。
永遠の昔から、あなたは世界を支配しておられます。
3 大洋も鳴りとどろいて、
あなたを賛美しています。
4 岸に打ち寄せ、白く砕け散る大波よりも
あなたは力強いお方です。
5 そのおきては不変で、
その支配の原理は、きよさです。
ダニエルの見た四頭の獣の夢
7 バビロンの王ベルシャツァルの治世第一年のある晩、ダニエルは夢を見、それを書き留めました。夢は次のようなものです。
2 「大海に激しい嵐が起こり、強風が四方から吹きまくっていました。 3 すると、四頭の巨大な獣が海から上がって来たのです。四頭とも、みな別の生き物でした。 4 第一の獣はライオンのようで、わしの翼をつけています。見ていると、その翼はもぎ取られ、もはや飛べなくなり、人間のように地上に二本足で立ち、人間の心が与えられました。 5 第二の獣は熊のようで、横ざまに寝ていました。牙の間に肋骨を三本くわえています。すると、それに向かって、『起き上がれ! 大ぜいの人を食らえ!』と言う声がしました。 6 第三の奇妙な獣は、ひょうのようでした。背中には鳥のような翼があり、さらに四つの頭があります。しかも、この動物には全人類を治める偉大な権力が与えられました。 7 さらに、夢の中で見ていると、第四の獣が海から姿を現しました。その形相の恐ろしさは、ことばに表せません。また、その強さは信じられないほどです。巨大な鉄の牙で餌食を食い裂き、ほかの餌食を足で踏みつぶしてしまいました。この第四の獣は、前に現れた獣よりはるかに荒々しく残忍で、十本の角を持っていました。 8 その角を見ていると、突然、角の間から別の小さな角が出て来ました。そのために、最初の十本の角のうち三本が根こそぎ引き抜かれてしまいました。この小さな角には、人間の目と、大言壮語する口がついていました。
夢の解釈
15 私は夢で見たことによって、すっかり混乱し、動揺しました。 16 そこで、王座のそばに立っている者の一人に近づき、見たことすべてについて、その意味を尋ねました。すると、次のように説明してくれたのです。 17 『四頭の巨大な獣は、のちに地上を治める四人の王を表している。 18 だが最後には、いと高き神の民が、代々限りなく世界を治めるようになる。』
31 あの方は天から来られた方で、ほかのだれよりも偉大なお方です。地から出た者は、地上のことしかわかりません。 32 あの方は、見たこと聞いたことをあかしされますが、それを信じる人はなんと少ないことでしょう。 33 そのあかしを信じれば、神が真理の源であることがわかります。 34 神から遣わされたあの方は、神のことばをお話しになります。神の御霊が無限に注がれているからです。 35 父なる神はこの方を愛し、万物をこの方にお与えになりました。 36 この方は神の御子なのです。この方に救っていただけると信じる者はだれでも、永遠のいのちを得ます。しかし、この方に従わない者は、天国を見ることができないばかりか、神の怒りがその人の上にとどまるのです。」
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