Chronological
32 1-2 罪を赦された人は、どれほど幸せなことでしょう。
罪がすっかり消された喜びは、
どれほど大きいことでしょう。
罪を告白し、その記録を消し去ってもらった人は、
どれほど解放感を味わうことでしょう。
3 私には、罪を認めたくない時がありました。
しかし、私はかえってみじめになり、
くる日もくる日も挫折感にとらわれて過ごしました。
4 神の御手が、いつも重くのしかかっていました。
私の力は、強烈な日ざしの照りつける
水たまりのように干上がりました。
5 とうとう私は、自分の罪を
神の前にさらけ出さざるをえませんでした。
「何もかも主にお話ししよう」と決心したのです。
すると、あなたは赦してくださいました。
私の罪は跡形もなく消えたのです。
6 私は神を信じる人々に、
自分の罪に気づいたら、まだ赦される間に
神に告白しなさいと、大声で忠告します。
そうすれば、その人はさばきを免れるのです。
7 この人生に、どんな嵐が吹き寄せようと、
私は神のもとに避難します。
そこでは勝利の歌が響き、
苦しみに巻き込まれることがないからです。
8 主はこう言われます。
わたしはあなたを教え、最善の人生へと導こう。
助言を与えて、一歩一歩を見守ろう。
9 くつわをはめなければ言うことを聞かない、
馬やらばのようになってはいけない。
10 悪者どもは次々と悲しみに見舞われますが、
主に信頼する人は無限の愛に包まれます。
11 ですから、神のものとなっている人々は喜びなさい。
神に従おうとする人々は、
喜びの声を上げなさい。
ダビデがバテ・シェバと姦通し、その夫ウリヤを殺したことに対し、預言者ナタンが神からの審判を告げた。その時のダビデの作。
51 ああ、愛と恵みにあふれる神よ、私をあわれんで、
恐ろしい罪の汚れをぬぐい去ってください。
2 どうか私を洗い、この罪からきよめて、
もう一度、潔白な身としてください。
3 私は、自分がどんなに恥ずべきことをしたか、
よく存じております。
そのことで夜も昼も責めさいなまれているのです。
4 私はあなたに、ただあなたに罪を犯し、
この恐ろしいことをしてしまいました。
すべてをご存じのあなたが下す判決に、
誤りはありません。
5 私は生まれながらの罪人です。
母が私をみごもった時から、罪人でした。
6 あなたがお喜びになるのは、
徹底した正直さです。
ああ、そのことを私に心底わからせてください。
7 汚れをきよめる血を振り注いでください。
再び身も心もきれいになれるように、
私を洗ってください。
そうすれば、雪よりも白くなるでしょう。
8 罰は受けます。
でもそののち、喜びを取り戻させてください。
9 どうか、いつまでもこの罪を見続けず、
御目から消し去ってください。
10 ああ神よ。
どうか、きよい思いと正しい願いで満たされた、
新しいきれいな心にしてください。
11 私を見捨てて、永久に御前から
追放してしまわれることがありませんように。
聖霊を私から取り上げないでください。
12 救いの喜びを再び鮮やかにして、
心からあなたに従おうとする思いに満たしてください。
13 私のように罪深い人々に、
私はあなたの道を教えます。
きっと悔い改めて、あなたに立ち返ることでしょう。
14-15 ああ神よ。
私の頼むところはあなただけですから、
どうか死刑の宣告を下さないでください。
助けてくださるなら、私の舌はゆるみ、
あなたの赦しを高らかに歌いだすでしょう。
ああ、私はどれほどあなたをほめたたえることでしょう。
16 あなたは罪滅ぼしに何かをせよとはおっしゃいません。
もしそう言われるなら、
喜んで仰せに従うことでしょう。
あなたは、祭壇で焼かれる供え物を
求めておられるわけではありません。
17 あなたがお望みなのは、悔い改めて、
くずおれたたましいです。
ああ神よ。
罪を深く後悔して砕かれた心にこそ、
あなたは目を留めてくださるのです。
18 どうか主よ、私の罪のために
イスラエルの国を罰しないでください。
あなたの民を助け、エルサレムをお守りください。
19 私が潔白の身となってはじめて、
あなたは私の善行と、祭壇に供えるいけにえの雄牛とを、
喜んで受け入れてくださることでしょう。
86 ああ主よ、こちらを向いて、
私の祈りをお聞きください。
私は悩み果てています。
2 私はあなたのおきてをすべて守ろうとしています。
どうか、このいのちをお守りください。
私はあなたに信頼して仕えています。
どうかお救いください。
3 ああ主よ、最後まで望みを失わず、
あなたを見上げている私をあわれんでください。
4 私はあなた以外のだれをも拝んだりはしません。
どうぞ、幸いを与えてください。
5 主は恵み深いお方で、
赦すのをためらったりなさいません。
助けを求めて来る人にはだれにでも、
あふれるほどにあわれみをかけてくださいます。
6 ああ主よ。私は追い詰められて祈っています。
この叫びを聞いてください。
7 苦しいことに出会うたび、私はあなたを呼び求めます。
すると、あなたは助けてくださるのです。
8 異教の神々の中に、あなたのような方はいません。
あのような奇跡を行うことのできる神々はいません。
9 あなたがお立てになった国々は、目の前でひれ伏し、
聖なる御名をたたえるでしょう。
10 あなたは偉大で
すばらしい奇跡を行われます。
あなただけが神です。
11 主よ、私がどちらへ行けば、
あなたのお心にかなうのかを教えてください。
私は喜んで、そちらへ行きます。
全身であなたの御名を恐れる者としてください。
12 心の底からあなたを賛美し、
永遠にあなたの御名をたたえます。
13 あなたが私をこんなにも愛し、
いつも情けをかけてくださるからです。
あなたは、地獄の底から
私を救い出してくださったお方なのですから。
14 ああ神よ。
思い上がった者たちが、公然と向かって来ます。
神を退ける横暴な者が、
私のいのちをねらっています。
15 しかし主よ。
あなたはあわれみ深くて優しく、短気を起こさず、
恵みと真実にあふれておられます。
16 ですから、あなたのしもべである私にあわれみをかけ、
力を与えて救い出してください。
17 私をお心にかけてくださっているというしるしを、
見せてください。
私が神から助けられ慰められていることを知ったら、
私を憎む者たちは恥をかくことでしょう。
122 エルサレムの主の宮に行こうと
誘われた時のうれしさは忘れられません。
2-3 私たちは今、都の雑踏の中に立っています。
4 神のおきてに従って、
イスラエル中の主の民がここに集まり、
主を礼拝し、感謝と賛美をささげるのです。
5 都の門のそばでは、
裁判官が人々の論争を裁いています。
6 エルサレムの平和のために祈ってください。
この都を愛する人々に繁栄がもたらされますように。
7 エルサレムの城壁のうちに平和がみなぎり、
宮殿は富み栄えますように。
8 この都に住む友、兄弟のために願います。
9 主の宮にふさわしい平和で満たされますようにと。
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