Book of Common Prayer
37 悪者をうらやんではいけません。
2 しょせん、草のようにあっという間に枯れ、
消え失せる存在なのですから。
3 主に信頼して人を思いやり、親切にしなさい。
そうすれば、この地に安住し、
成功を収めることもできます。
4 主を喜びとしなさい。
主は心の願いをみな、かなえてくださいます。
5 自分のしようとすることをみな、主にゆだねなさい。
信頼する者を、主は助けてくださいます。
6 あなたの潔白は、だれの目にも明らかになります。
神は、真昼の太陽のように
まぶしい正義の光をあてて、弁護してくださいます。
7 すべてを主にゆだねて、安心しなさい。
神が立ち上がるまで、忍耐して待つのです。
悪者どもの繁栄ぶりをねたんではいけません。
8 怒るのをやめ、憤りを捨てなさい。
くよくよと思い悩んではいけません。
自分に害をもたらすだけです。
9 悪者は滅ぼされますが、
神に信頼する者には祝福が降り注ぎます。
10 もうしばらくすれば、
見ようとしても、悪者の姿は見つけられなくなります。
11 一方、神の前に謙遜な人は、
ありとあらゆる祝福を受け、
心地よい平安に身をゆだねるのです。
12-13 神は、ご自分を信じる人を陥れようと企む者を
笑われます。
彼らのさばかれる日が近いのをご存じだからです。
14 悪者どもは貧しい者のいのちをつけねらい、
正義の人を殺そうと身構えています。
15 しかし、彼らの剣は自分の心臓を突き刺し、
その武器はみな砕かれます。
16 不正な手段で金持ちになるより、
わずかな持ち物に甘んじて、
神を敬って過ごすほうがまさっています。
17 悪者の腕はへし折られますが、
罪を赦された人は主に守られて暮らせるからです。
18 主は毎日、神を敬う人の善行をごらんになり、
永遠のほうびをお与えになるのです。
19 彼らは逆境のときにも、神に守られています。
ききんの年にも飽き足りることができるのです。
20 しかし、悪者は滅びます。
主に敵対する者は草のようにしおれ、
煙のようにはかないのです。
21 悪者は借りても、返済できません。
しかし、正しい人は施しができるまでになります。
22 主に祝福された人はこの地上を相続しますが、
のろわれた者は滅びます。
23 正しい人は、主の導きに従って歩みます。
主はその一歩一歩をお喜びになるのです。
24 たとえ倒れても、それで終わりではありません。
主がしっかり支えておられるからです。
25 以前は若かった私も、今では年をとりました。
しかしこの間、神がご自身を愛する者を
お見捨てになったり、
神を敬う人の子どもを空腹のまま
放っておかれたりする光景を、
一度も目にしたことはありません。
26 むしろ、神を敬う人は
惜しげもなく人々にふるまい、金を貸しており、
その祝福が子どもにまで及ぶのを見ました。
27 永遠の住まいに行きたいと願うなら、
卑劣な悪の道を捨て、正しい生活を送りなさい。
28 主は正義と公平を愛されるからです。
神はご自分の民を決してお見捨てになりません。
その人々は永遠に安全を保証されているのです。
反対に、悪の道を慕う者は滅びます。
29 神を敬う人はこの地に植えられて根を張り、
永遠に住むのです。
30-31 神を敬う人は正しく公平で、
善悪をわきまえているため、
すぐれた相談役を務めます。
32 悪者どもは神を敬う人をつけねらい、
何とか訴える口実を見つけ、
死罪に追い込もうと目を光らせます。
33 しかし、悪者どもの思いどおりになるのを、
主が見過ごされるはずがありません。
神を敬う人は、
法廷に引き出されるようなことがあっても、
有罪の判決を受けることはありません。
34 主が立ち上がってくださる時を、
じっと忍耐して待ちなさい。
そして、神の道をしっかり歩んで行くのです。
やがて、神が祝福をあふれるばかりに注ぎ、
あなたの名声を高めてくださる時がきます。
しかも、あなたは悪者が滅ぼされるのを
目の当たりにするのです。
35-36 この光景は私自身も目にしました。
そびえ立つレバノン杉のように、
おごり高ぶった悪者が、
次の瞬間には影も形もなくなっていたのです。
ひとみをこらして捜しましたが、
その姿は消え失せていました。
37 それに引き替え、正しい人はどうでしょう。
非の打ちどころもなく高潔で、
平和を愛するその人の未来は美しく輝いています。
すばらしい晩年が待っているのです。
38 しかし、悪者は滅ぼされ、子孫は根絶やしにされます。
39 神を敬う人は救われます。
苦しみのとき、主は救いとなり、
とりでとなってくださるのです。
40 主は、ご自分に頼る者を助け、
悪者の策略から守ってくださいます。
クロス王の布告
1 ペルシヤ王クロスの治世の元年に、主はエレミヤの預言を実現するために、クロス王の心を動かし、彼によって帝国中に公文書をもって次のようなおふれを出させました。
2 「ペルシヤ王クロスはここに布告する。広大な領土を私にお与えくださった天の神は、今、私にユダのエルサレムに神殿を建てよとお告げになった。 3 わが帝国にいるユダヤ人は直ちにエルサレムへ帰り、イスラエルとエルサレムの神、主の神殿を建てるがよい。あなたがたの上に主の祝福があるように。 4 帰還しない者は帰還する者の費用を負担し、衣服、旅費、旅じたくの費用を援助するようにせよ。そして、神殿建築のためにも、進んでささげ物をささげよ。」
5 こうして、ユダ族とベニヤミン族の指導者たち、祭司やレビ人たちは、神に心を駆り立てられ、神殿の再建を目指して、すぐにエルサレムへの帰途につきました。 6 ペルシヤに残ることにした人々はみな、帰る者への援助を惜しまず、彼らに神殿へのささげ物を託しました。
7 クロス王自身も、ネブカデネザルがエルサレムの神殿から持って来て自国の神殿に納めていた金の鉢や高価な祭具類を寄贈しました。 8 彼は宝物係ミテレダテにそれらを確認させたのち、引き揚げ団の指導者シェシュバツァル(ゼルバベル)の手に渡しました。
9-10 その目録は次のとおりです。金の皿三十枚、銀の皿千枚、香炉二十九点、金の鉢三十個、種々のデザインの銀の鉢四百十個、その他の用具一千点。 11 それらを含め全部で五千四百点の金銀の用具が、シェシュバツァルの手でエルサレムに持ち帰られることになりました。
最後の指示とあいさつ
16 さて、エルサレムのクリスチャンあての献金については、次のようにお願いしたいのです。〔この件に関しては、ガラテヤの諸教会にも同様に通知しておきました。〕 2 日曜日ごとに、めいめいが、前の週の収入の一部を別にしておいて、この献金にあてなさい。その額は、主の助けによって得た収入に応じて決めなさい。私がそちらに行ってから、一度に全部集めることなどないようにしてください。 3 私が着いたら、使者として信頼できる人たちを、あなたがたに選んでもらい、手紙を持たせてエルサレムに派遣し、その愛の贈り物を届けさせましょう。 4 私も同行するほうがよければ、そうしましょう。 5 私は、まずマケドニヤに行ってから、あなたがたを訪問する予定です。マケドニヤには、ちょっと立ち寄るだけです。 6 しかし、あなたがたのところには長く滞在するつもりです。もしかしたら、ひと冬を過ごすかもしれません。そうなれば、あなたがたに送られて、次の目的地へ向かえます。 7 旅の途中で会って、すぐに別れを告げるようなことはしたくないのです。主のお許しがあれば、しばらく滞在したいと思っています。 8 ただ、五旬節(ユダヤ教の祭りの一つ)まではエペソを離れません。 9 エペソでは、福音を宣べ伝えるための門戸が、広く開放されているからです。しかし、それだけにまた、敵対する者も多いのですが。
15 しかし、それに気づいたイエスは、いち早く会堂を抜け出しました。すると、大ぜいの人がついて来たので、その中の病人をみないやし、 16 そして彼らに、この奇跡のうわさを言い広めないように注意しました。 17 こうして、イザヤの預言のとおりになったのです。
18 「わたしのしもべを見よ。
彼こそわたしの選んだ者。
わたしが喜ぶ、わたしの愛する者。
わたしは彼の上にわたしの霊を置き、
彼は国々をさばく。
19 彼は争わず、
叫ぶことも大声をあげることもない。
20 弱い者を踏み倒さず、
どんな小さな望みの火も消さない。
ついには、正義に勝利をもたらす。
21 彼の名こそ、全世界の希望となる。」(イザヤ42・1―4)
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