Book of Common Prayer
66 1-2 全地よ。主に向かって歌声を上げ、
栄光に輝く神を賛美しなさい。
世界中の人に、神のすばらしさを伝えなさい。
3 ああ神よ。
あなたのなさることの荘厳さに心打たれます。
そのお力の壮大さに圧倒されます。
敵が降伏するのも、もっともです。
4 全地はひれ伏し、ご栄光をほめ歌います。
5 さあ、神がどんなにすばらしいことをなさったかを
ごらんなさい。
神の民は、驚くべき奇跡を体験するのです。
6 神は、海の中に乾いた道を与えてくださいました。
人々はそこを踏みしめて渡りました。
その日、人々はどれほど興奮し、
喜びにあふれたことでしょう。
7 神は、偉大な力で永久に支配し、
国々の動静を監視なさるお方です。
謀反を謀る国々は、高慢の鼻をくじかれます。
8 すべての人よ、神をほめたたえ、
賛美の歌を歌いなさい。
9 私たちのいのちを手中におさめておられるのは、
神なのです。
神はまた、道を踏みはずさないように、
私たちを支えてくださいます。
10 ああ神よ。あなたは私たちを、
銀のように炎で精錬なさいました。
11 あなたは私たちを網で生け捕りにし、
背中に大きな荷をくくりつけられました。
12 軍隊を送って、
息も絶え絶えの私たちを踏みつけにされました。
こうして私たちは、
火の中を通り、
水の中をくぐり抜け、
豊かな地へと導かれました。
13 私は今、誓いを果たすため、
火で焼き尽くすいけにえの動物を引いて、
宮へやって来ました。
14 苦しみの渦中で私は、
たくさんの供え物をささげますと約束しました。
15 それゆえ私は、
雄やぎや雄羊、雄牛を持って来たのです。
このいけにえから立ちのぼる煙は、
きっとあなたのもとに届くでしょう。
16 さあ、神を敬う人よ、こちらに来て聞きなさい。
神のなさったさまざまなことをお話ししましょう。
17 私は、この口で助けてくださいと叫び、
この舌で神をほめたたえてきました。
18 もし私が罪を告白していなかったら、
主は祈りに答えてくださらなかったでしょう。
19 しかし、神は身を乗り出すようにして、
私の祈りを聞き届けてくださいました。
20 祈りの声を退けず、恵みと愛を
豊かに注いでくださった神をほめたたえます。
67 ああ神よ。
私たちをあわれんで祝福してください。
私たちをごらんになるとき、
あなたの御顔が喜びにほころびますように。
2 私たちを世界に送り出し、
神の救いの力と全人類への永遠のご計画とを
知らせて回らせてください。
3 どの国の人々も、心から主をほめたたえるでしょう。
4 国々は、あなたが彼らの王となり、
公平にさばいてくださると知れば、
喜び、歌いだすでしょう。
5 全世界が神をほめたたえ、
地上のすべての国が、感謝をささげますように。
6-7 刈り入れた作物が、
山のように積み上げられたからです。
神が私たちを祝福してくださいますように。
そうすれば、地の果てに住む人も、
私たちの神をあがめるようになるでしょう。
19 天は、神の栄光を物語る、神の手による傑作です。
2 天は、昼となく夜となく、神について語り続けます。
3-4 大空は、音もことばもなく静まり返っているのに、
大空が語っていることは全世界に知られます。
太陽は天の神の定めた場所に住んでいます。
5 太陽はその場所から出て、
結婚式の花婿のように晴れ晴れと、
また、競技を前にした選手のように、
意気揚々と大空を闊歩します。
6 天の端から端まで行き巡り、
その熱を免れるものは何一つありません。
7-8 主のおきては完全で、私たちを守り、
賢くし、喜びと光を与えます。
9 主のおきては純粋で正しく、変わることがありません。
10 また、金よりも慕わしく、
みつばちの巣からしたたるみつよりも甘いのです。
11 主のおきては、危険に近づかないように警告し、
従う者には祝福を約束します。
12 しかし人は、心にひそむ罪を
どうして知ることができましょう。
どうか、隠れた罪からきよめてください。
13 故意に悪に走ることからも引き止め、守ってください。
そうすれば、私は過ちを犯さず、
大きな罪からも逃れることができます。
14 私の口のことばと、秘めた思いが、
神に喜ばれますように。
ああ、私の岩、私の救い主、主よ。
46 神は私たちの隠れ家、また力、
苦難にあえぐときの確かな助けです。
2 ですから、たとえ全世界が破裂し、
山々が崩れ落ちて海に沈むようなことがあっても、
怖がることはありません。
3 海よ、鳴りとどろき、白くあわ立つがよい。
山よ、激しく揺れ動くがよい。
4 喜びの川が、
あらゆる神々にまさる神であられるお方の
聖なる住まいのある都を流れます。
5 神がそこにおられるので、
どんなことが起ころうと、都はびくともしません。
神はすばやく
助けの手を差し伸べてくださるのです。
6 国々は怒り狂い、わめき散らします。
しかし、神のひと言で大地は溶けて服従し、
王国はよろめき倒れます。
7 天の軍勢の主である神が、そばにいてくださいます。
このお方はヤコブの神で、
私たちを助けるために駆けつけてくださいました。
8 さあ、主がどんなにすばらしいことをなさるか、
よく見なさい。
主は全世界を灰とし、
9 世界のすみずみまで戦争をやめさせ、
武器という武器を残らず破壊し、焼き捨てられます。
10 「よく聞きなさい。
わたしこそ神であることを、よくよく知りなさい。
わたしは全世界でほめたたえられる。」
11 天の軍勢の主は、確かに私たちの味方です。
ヤコブの神であるこのお方が、
駆けつけて助けてくださいました。
12 同じ日、一人のベニヤミン人が戦場から駆け戻り、シロにたどり着きました。何か悲しいことがあったのでしょう。男の服は裂け、頭には土をかぶっています。 13 その時、エリは道のそばに設けた席で、戦況報告を今か今かと待っていました。というのも、契約の箱のことが心配だったからです。前線から到着したその使者が、町中に一部始終を知らせると、人々はこぞって泣き叫びました。 14 それを聞いたエリは、「この騒ぎは、いったい何だ」といぶかりました。その時、例の使者がエリのもとへ駆けつけ、すべてを報告したのです。 15 エリは九十八歳で、目も見えなくなっていました。
16 「私はたった今、戦場から戻りました。今日、戦場を発って来たのです。 17 わが軍はさんざん痛めつけられ、幾千もの兵を失いました。ホフニ様とピネハス様も討ち死にされ、契約の箱まで奪われてしまいました。」
18 それを聞いたとたん、エリはその席から門のわきに仰向けに倒れ、首の骨を折って死んでしまいました。年老いていた上に、太っていたからです。エリは四十年間、イスラエルを裁いたことになります。
19 エリの息子の嫁に当たるピネハスの妻は出産間近でしたが、神の箱が奪われ、夫としゅうとが死んだという知らせを聞いて、急に激しい陣痛に襲われました。 20 瀕死の彼女に、世話役の女たちが、「気をお確かに。お産は軽くて、男の子ですよ」と励ましました。しかし、彼女には答える気力もありません。 21-22 しばらくして、力なくつぶやきました。「この子の名前は『イ・カボデ』(「栄光が去る」の意)よ。イスラエルから栄光が去ったから。」神の箱を奪われ、夫としゅうととを亡くしたので、彼女はそう名づけたのです。
1 神と主イエス・キリストに仕えているヤコブから、国外にいるユダヤ人クリスチャンの皆さんにごあいさつ申し上げます。
困難は人を忍耐強くする
2 愛する皆さん。あなたがたの人生は、多くの困難と誘惑に満ちていますか。そうであれば喜びなさい。 3 行く道が険しければ、それは忍耐を養う良いチャンスとなるからです。 4 忍耐力を十分に養いなさい。さまざまな問題が持ち上がった時、そこから逃げ出そうともがいてはいけません。忍耐力が十分身につけば、完全に成長した、どんなことにもびくともしない、強い人になれるでしょう。
5 神が何を望んでおられるか知りたいなら、遠慮なく、直接尋ねなさい。神は喜んで教えてくださいます。願い求める人には、神はいつでも惜しみなく、あふれるばかりの知恵を授けてくださるからです。そのことで、決してとがめたりはなさいません。 6-8 ただ、その場合、神は必ず答えてくださると確信して願い求めなさい。疑う人の心は、風に波立つ水面のように不安定なものです。そんな疑いの心では、主に何を期待してもむだです。
9 あなたがたの中で、貧しいために見下されている人は、そのことを喜びなさい。主が高く評価してくださるからです。 10-11 また裕福な人は、主にとっては富が無に等しいことを知って、喜びなさい。裕福な人の一生は、美しく咲いては枯れる花のように、はかなく過ぎ去ってしまうからです。忙しく飛び回っていても、その働きの完成を見ないうちに死んでしまうのです。
12 誘惑に負けて悪に走らない人は幸いです。なぜなら、神を愛する人に約束されたいのちの冠を、ほうびとしていただけるからです。 13 悪に手を出しそうになった時、神から誘惑されたなどと言ってはなりません。神が悪を望まれるはずはありませんし、また、悪へ誘ったりするわけもないのです。 14 人は、自分の欲や悪い考えに引かれて誘惑されるのです。 15 その欲や悪い考えが悪へと駆り立て、ついには、神から永遠に引き離される死の刑罰へと追いやるのです。 16 ですから、だまされてはいけません。
良いものは神から来る
17 すべての良いもの、完全なものは、光を造られた神から来るのです。神にはわずかの変化もくもりもなく、いつまでも輝いています。 18 神は御心のままに、真理のことばによって、私たちに新しいいのちを与えてくださいました。こうして私たちは、神の新しい家族の最初の子どもとされたのです。
23 イエスは、弟子たちに言われました。「金持ちが天国に入るのは、なんとむずかしいことでしょう。 24 金持ちが天国に入るよりは、らくだが針の穴を通るほうがずっとやさしいのです。」
25 このことばに、弟子たちはすっかり面食らってしまいました。「それなら、この世の中で、救われる人などいるでしょうか。」
26 イエスは、弟子たちをじっと見つめて言われました。「人間にはできません。だが、神には何でもできます。」
27 その時、ペテロが質問しました。「私たちは何もかも捨てて、お従いしてきました。それで、いったい何がいただけるのでしょうか。」
28 イエスはお答えになりました。「メシヤ(救い主)のわたしが、やがて、御国の栄光の王座につく時、あなたがたも十二の王座について、イスラエルの十二の部族をさばくことになるのです。 29 わたしに従うために、家、兄弟、姉妹、父、母、妻、子、あるいは財産を捨てた者はだれでも、代わりにその百倍もの報いを受け、また永遠のいのちをもいただくのです。 30 ただ、今は先頭を行くように見える者が、その時には最後になり、今は最後にいるように見えても、その時には先頭になる者が多くいるのです。
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