Revised Common Lectionary (Semicontinuous)
58 1-2 権力をふるう高慢なおまえたち政治家に、
正義ということばの意味がわかるのか。
おまえたちのうち、
公平のかけらでも持ち合わせている者がいるのか。
おまえたちの取り引きは不正だらけで、
わいろと引き替えに「正義」を売り渡している。
3 こんな者たちは生まれながらの罪人で、
最初に覚えたのがうそをつくことなのです。
4-5 彼らは毒蛇のように口に毒を含み、
熟練した蛇使いの声にさえ耳をふさぐ蛇のようです。
6 ああ神よ、彼らの牙を折り、
若いライオンの歯のようなその歯を
引き抜いてください。
7 乾ききった地に吸い込まれる水のように、
影も形もなくしてください。
彼らの手の武器を、へし折ってください。
8 塩をかけられて溶けるなめくじのように、
日の光を知らない死産の子のようにしてください。
9 神は、老いも若きもいっしょに掃き捨て、
あっという間に滅ぼされます。
10 神を敬う人は、ついには正義が勝つのを見て喜び、
殺された悪者どもの血のしたたる野原を歩きます。
11 こうして、地上には公平にさばく神がおられ、
善人に必ず報いてくださることが、
だれの目にも明らかになるのです。
3 ある人が妻を離縁し、彼女が再婚した場合、
彼女が再び戻って来ても妻にすることはできない
という法律がある。
彼女は汚れた者となっているからだ。
だが、おまえたちは、わたしを置き去りにして
幾人もの恋人と結婚しておきながら、
あつかましくも、またわたしのもとへ帰ると言っている。
2 ほかの神々を拝む姦淫の罪で汚れていない所は、
国中どこにもない。
おまえたちは売春婦のように道ばたに座り込み、
相手が来るのを待っている。
荒野のベドウィン族のように、
たった一人で座っている。
おまえたちは、赦しがたい淫行の罪で
地を汚してしまった。
3 今は春の雨も降らなくなった。
おまえたちが恥知らずの売春婦だからだ。
4-5 それでもなお、おまえたちは臆面もなく言う。
『神よ。あなたは、これまでずっと私の夫でした。
だから、こんな小さなことで
お怒りになるはずはありません。
私の罪など、きれいさっぱり忘れてくださるはずです。』こう言って、相も変わらず、
ありとあらゆる悪事を積み重ねている。」
不誠実なイスラエル
6 ヨシヤ王の時代に、私に次のような主のことばがありました。「おまえは、イスラエルのしていることを見たか。ほかの男に体を許すみだらな妻のように、イスラエルはすべての丘の、すべての木の下で、ほかの神々を拝んできた。 7 いつかはわたしのもとへ帰り、わたしのものになってくれると思っていたのに、とうとう帰って来なかった。不真実な妹であるユダも、イスラエルがいつも神に逆らっているのを見た。 8 ユダは、わたしが背信のイスラエルを離縁したのを見ていながら、少しも気にかけなかった。それどころか、自分もわたしを置き去りにして、淫行に身をゆだねた。彼女も、ほかの神々を拝んだ。 9 しかも、木や石で作った偶像を拝むなど、彼女にとっては、いとも簡単なことだった。そのため、国中がひどく汚れた。 10 あとになってこの背信の女は、涼しい顔をしてわたしのところへ帰って来た。彼女は悲しんだふりをしただけだ。
11 事実、背信のイスラエルのほうが、裏切り者のユダよりはいくらかましだ。
12 だから、出かけて行って、イスラエルにこう言いなさい。
ああ、罪深いわたしの民イスラエルよ、
もう一度、わたしのもとへ帰って来るがよい。
わたしはあわれみ深い。
いつまでも怒っているわけではない。
13 ただ、罪を認めよ。
神であるわたしに逆らい、
すべての木の下で偶像を拝み、
わたしに姦淫の罪を犯したことを認めよ。
わたしに従おうとしなかったことを告白せよ。
14 ああ、罪深い子らよ、帰って来なさい。おまえたちの主人であるわたしは、ここから一人、あそこから二人とおまえたちを集め、再びイスラエルの地に連れ戻す。
1 1-4 神のしもべであり、イエス・キリストの使徒であるパウロから、同じ信仰によって、私の真実の子となった愛するテトスへ。どうか、父なる神と救い主キリスト・イエスが、あなたに祝福と平安とを注いでくださいますように。私は、神に選ばれた人たちを信仰に導き、真理を教えるために遣わされた者です。神のことばの真理には、信じる人の生活を全く変える力と、永遠のいのちを与える力があります。これは、世界が造られる前からの神の約束です。神は、偽りを言うことがないお方です。それで今、約束どおり最善の時を選んで、この良い知らせを公表し、すべての人に告げ知らせる特権を私にゆだねられたのです。
ふさわしい牧師を選ぶ
5 ところで、あなたをクレテ島に残して来たのは、島の教会を強めるために、思う存分働いてもらいたかったからです。前もってお願いしておいたように、私の指示どおり、町ごとに牧師〔長老〕を任命してください。
6 牧師として選ぶ人は、正しい生活を送っていて、評判の良い人でなければなりません。すなわち、一人の妻の夫であり、子どもも、主を愛するクリスチャンでなければなりません。子どもが親に反抗的だとか、乱暴者だとか、悪いうわさのある人は避けなさい。 7 牧師は神に仕える者ですから、だれからも非難されない人であるべきです。高慢な人、短気な人、大酒飲み、けんか好き、金銭欲の強い人に、その資格はありません。 8 心から客をもてなし、善意にあふれ、慎み深く、だれにでも公平で、良識ある、きよらかな心の持ち主でなければならないのです。 9 また、教えられたみことばの真理をしっかり守っている人であることも大切な条件です。なぜなら、彼らの使命は人々に真理を教え、反対する者に、その誤りをはっきり指摘することにあるからです。
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