Revised Common Lectionary (Semicontinuous)
39 私は自分に言い聞かせました。
「不平を言うのはやめよう。
特に、神を信じない者たちがそばにいる間は。」
2-3 ところが、おし黙っている私の心の中では、
すさまじい暴風が吹き荒れているのです。
思いにふければふけるほど、
体の中で火が燃え上がります。
私はたまりかねて口を開き、
神にとりすがりました。
4 主よ、地上で生きる年月などわずかであることを
私にわからせてください。
ここにいるのもあとほんの少しだと、
思い知らせてください。
5-6 残りの生涯は手の幅ほどもありません。
私の一生など、神から見れば
ただの一瞬にすぎません。
人は、なんとおごり高ぶることでしょう。
人のいのちは息のようにはかないものです。
しかも、どんなにあくせくしようと、
何一つ残せるわけではありません。
他人に渡すために、富を築くようなものです。
7 神よ。私はあなたにだけ望みをかけているのです。
8 私が罪に負けないように助けてください。
そうでないと、愚かな者どもまでが、
私をさげすみますから。
9 主よ。もう私は何も申し上げません。
不平がましいことなどひと言も口にしません。
罰をお下しになるのはあなたですから。
10 主よ、これ以上、私を打たないでください。
おかげで私は、息も絶え絶えです。
11 ひとたびあなたから罪を罰せられれば、
だれでも倒れてしまいます。
人は、虫に食われた衣類のようにもろく、
霧のようにはかないものですから。
12 ああ主よ、私の祈りを聞いてください。
この涙ながらの訴えに耳を貸してください。
私の涙などそ知らぬ顔で傍観しないでください。
私はあなたに招かれた客ではありませんか。
先祖同様、この地上を仮の宿とする旅人なのです。
13 どうかこのいのちをお助けください。
死ぬ前にもう一度、元気になりたいのです。
喜びに満たされたいのです。
大わしとぶどうの木
17 それからまた私は、このようなことばを主から与えられました。
2 「人の子よ、このなぞをイスラエルの民に示せ。
3-4 色とりどりの羽を持つ大わしが
レバノンに飛んで来て、
いちばん高い杉の木のこずえの若枝を摘み取り、
商人の町へ運んで行った。
5 そして、その地の種を取って、
柳のように早く育つようにと、
大きな川のほとりの肥えた地に植えた。
6 やがて、そのぶどうの木は根を張って成長し、
たけは低いが、わしに向かってつるを張り、
強い枝とよく茂った葉をつけた。
7 さて、大きな翼と豊かな羽をもった
別の大わしが来ると、
木はそのわしに向かって、根と枝を伸ばした。
8 もっとも、この木はすでに、葉を茂らせ、
実を結ぶ良いぶどうの木となるように、
水に恵まれた良い地に植えられていたのだ。」
9 主はこう言います。「わたしがこの木を成長させ、繁茂させるだろうか。いや、断じてさせない。根こそぎ引き抜いてしまおう。枝は切り落とし、葉は枯らす。それはたやすいことだ。大ぜいの人手も、いろいろな道具もいらない。 10 最初は順調に育っていても、ぶどうの木はそれでよく茂るだろうか。いや、そんなことはない。東風が吹きつけると、もののみごとに枯れてしまう。順調に育ってきた最適の地でも枯れてしまうのだ。」
12-15 外国人が罪を犯した場合、たとえ彼らが文字に書かれた律法を知らなくてもさばかれます。彼らは心の奥底では、正しいことと悪いこととを区別できるからです。その心の中には、律法が書かれているのです。つまり、彼らの良心が、彼らを責めたり、また時には弁護したりするわけです。
ユダヤ人が罪を犯した場合は、神が彼らを罰せられます。律法が与えられているのに従わないからです。彼らは何が正しいかを知りながら、実行しません。結局のところ、なすべきことを知りながら実行しない人はさばかれるのです。 16 神の命令によって、キリスト・イエスが、すべての人の心の奥底に潜む思いや動機をさばかれる日が、必ず来ます。このことは、私が伝えている神の偉大なご計画の一部です。
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