Revised Common Lectionary (Semicontinuous)
イエスが自分とアブラハムの事を話す
48 そこにいるユダヤ人が答えた。「いや、あなたはサマリア人でしょう!悪霊に犯されてあなたの頭がおかしいのだ!どうです、なにか間違っていますか?」
49 イエスが答えた。「悪霊になんか取り憑かれていません。神を敬うわたしをなぜ見下す!? 50 敬意を払ってもらいたいとは思ってないが、わたしに敬意を払ってほしいと思っている方はいます。その人は裁判長です。 51 約束しよう!わたしの教えに従い続ける者が死ぬことはない!」
52 彼らはイエスに言った。「これであなたが悪霊に取りつかれていることがはっきりしましたね!信仰の父アブラハムや偉大な預言者も全員死んだというのに、『わたしの教えに従う者は死なない』などと、どこの口が言っているのですか! 53 我々の父アブラハム様より偉いとでも?アブラハム様も預言者も死んだというのに!いったいあなたは何様だ!?」
54 イエスは答えた。「わたしが自分自身に名誉を与えてもなんの価値もありません。わたしに名誉を与えてくれるのはお父さんだけだ。そして、あなた方は彼が自分の神であると言っている。 55 本当の意味ではその方を知らないのに・・・わたしはその方をよく知っている。もし知らないと言えば、あなた方同様の嘘つきになる。が、わたしは彼を知っている。そしてわたしはただ彼の意志に従っているのだ。 56 あなた方の先祖アブラハムは、わたしが来る日を今か今かと待ちわび、実現した今を大喜びしているのだ」
57 ユダヤ人たちがイエスに言った。「な、なに?50才にもなっていないあなたがアブラハム様を見たと?よく言えたものですな!」
58 イエスは答えた。「アブラハムが生まれるずっと前から『わたしはわたし』なのだ!」 59 堪忍袋の緒が切れたユダヤ人は、イエスを殺そうと石に手を伸ばした。こうしている間にイエスは素早く隠れて、神殿付近から離れた。
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