Revised Common Lectionary (Semicontinuous)
信じて行動する
14 兄弟、姉妹たちよ!神を信じている信仰があっても、行動に移さなければ何の意味もない。そのような信仰では誰も救うことはできない。 15 例えば、神の家族の中で、着るものや食料に困っている人がいるとしよう。 16 そして、彼らに対してある人はこう言うのだ。
「おぉ~神がついているから、大丈夫!暖かくして食べ物をいっぱい食べて!」
しかし実際、必要なものを何も彼らに与えてあげないのであれば、あなた達の言っているそんな励ましの言葉なんか何の価値も持たない! 17 信仰もこれと全く一緒だ!どれだけ信じていても、何もしないのであれば、そんな信仰は死んだも同然だ!
18 しかし、これに対してある者はこんな反論をするだろう。
「ある人には信じるという役割が与えられていて、またある人には良い働きをするという役割が与えられているのだ」と・・・
それに対しての私の答えはこうだ。行いなしで信仰は語れない。しかし、私の信仰は行いが物語っている。 19 神はただ一人だと信じられているのか。それは結構だ。だが、悪霊でさえ同じことを信じている!だから悪霊は震え上がる思いで神を恐れているのだ。
20 愚か者が!信じて座っているだけじゃ意味がない!それを証明してほしいか? 21 信仰の父アブラハムは、その行いによって神に正しいと認められたではないか。彼は大事な自分の息子イサクを供え物として祭壇の上に置いた。 22 そう!ここでアブラハムの信仰と行いが結びついていることが分かるだろう!彼の信仰は行動で完成したのだ。 23 このことは、以下の聖書箇所の意味を表している。「アブラハムは神を信じた。そして、その信じる信仰で神はアブラハムを正しことをした人だと認めたのだ」——【創世記15:6より引用】こうしてアブラハムは「神の友」と呼ばれるようになったのだ。 24 これで分かるだろう。信じるだけではなく、信じることから生まれる「行動」あってこそ、私たちは正しいものであると認められるのだ。
25 他の例えもある・・・風俗嬢として働いていたラハブもその一例だ。彼女もまた、自分が行った行動により神に認められたのだ。彼女はイスラエルが送り出したスパイを自分の家でかくまい、別の道から安全に彼らスパイを逃がしてあげた。この行為によって、なんと売春婦である彼女が神に認められたのだ。
26 霊のない人間の体は死んだと同然だ。それと同じように、信じても行動が伴わない信仰は死んでいるのだ。
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