Revised Common Lectionary (Semicontinuous)
16 今からはもう、誰かをこの世の基準で判断するのはやめよう。私たちは以前、救い主をこの世の基準でイメージしてた。しかし、もうそのイメージは捨てた。
17 救い主の中にいる人は誰でも新しく創られた人だ。古いものはどっかへ行ってしまった。ほら!全てが新しくなった! 18 このことは全て、神から起こった。救い主を通して神は自分自身と私たちを結び直してくれた。そして神は、その仲直りのチャンスを人々に届ける仕事を私たちに託してくれたのだ。 19 救い主を通して起きたこれらのことは・・・つまり、神はこの世の人々と神、ご自身との間で平安をもたらし、全ての人が彼に対して犯してしまったその過ちから赦しをもたらすチャンスを与えていると言うことなのだ。そして、彼は人々へこの平安のメッセージを伝えるために私たちを遣わしたのだ。 20 だから私たちは救い主の代弁者として遣わされているのだ。それは、まるで私たちを通して人々が神に呼ばれているような光景だ!そして私たちは、救い主の思いを背負いながら、神との平和を結ぶようにとあなた達にお願いしているのだ。 21 キリストは過ちを持たない。しかし、神は私たちのためにイエスを過ちとしたのだ。それはキリストを通して、私たちが模範となるためだ。神の約束を守る神の忠実さの模範だ!
天での喜び
(マタイ18:12-14)
15 税金取りと悪党たちがみんな、イエスの話を聞きに来ていた。 2 すると、パリサイ派や掟の学者たちは不平を言い始めた。「見てください。あの人は悪党を歓迎し、彼らと一緒に食事をしてますぞ!」
3 そこでイエスは、彼らにこの話をした。
失われた2人の息子の話
11 それからイエスが言った。「2人の息子を持つ父親がいた。 12 ある日、次男が父親にこんな事を頼んだ。『親父!遺産の分け前なんだが・・・亡くなってからじゃあれだし、今もらえないか?ほら、どうせいつかはくれるわけだし・・・』そこで父親は、遺産となるはずだった財産を2人の息子に分けてやった。
13 数日後、次男は持っていたものを全て集めて、その家から出て行った。彼は遠く離れた別の国を旅行し、そこで毎日思う存分大金を無駄に使っていた。 14 しかし、その全財産もついには底をついてしまった。するとその国に大飢饉が起こり、次男は、お金どころか食べるものさえない深刻な状況に陥った。 15 仕方なくその地方にある農夫に頼み込み、ブタの飼育の仕事を手に入れ、ブタ小屋生活が始まった。かつての豪華な生活はどこへやら・・・ 16 空腹のあまり、泥まみれになったブタの餌でさえ食べたいと思うほどだった。が、誰も彼を助ける者はいなかった。
17 ここまできて、次男は自分の過ちに気付き、こう思った・・・『あ~あ、親父の召使いでさえ、今頃・・・腹いっぱい食ってるだろうな・・・でも俺ときたら、飢え死にしかけてる。情けねぇ~』 18 そうだ・・・親父のもとへ帰ってこう言おう。『俺は神様にも、お父さんにも、取り返しのつかないことをしてしまった。 19 もう息子と呼ばれる資格なんてないことぐらい分かっている。だから・・・お願いです・・・俺を雇ってください』と・・・ 20 決心がつくと、彼は父親のもとへ帰っていった。
家までまだ遠く離れていたというのに、父親は息子の姿をいち早く見つけた。そして、ボロボロで弱った息子の姿を見た父親の心は、しめつけられるような思いだった。父親もじっとしてはいられず、走り寄って息子をぎゅっと抱きしめ、ほっぺに口づけをした。 21 『と、と、父さん!お、俺は・・・神様にも、父さんにも取り返しのつかないことをしてしまった・・・もう、息子と呼ばれる資格なんてない・・・』
22 ところが父親は召使いたちに言った。『急げ!最高級な服を持ってきて、こいつに着せてやれ!我が一家の指輪と良いサンダルもだ! 23 そうだ!それから最上級の子牛をありったけふるまって、みんなで宴会だ! 24 私の息子は死んでいた。だが、もう一度生き返った。行方不明になっていた息子が見つかったんだ!』こうして、宴会は始まった!
25 一方その頃、長男は畑に出かけて仕事をしていた。彼が家の近くまで来た時、音楽と踊りの音が聞こえてくる。 26 そこで彼は召使いの1人を呼んで状況を聞いた。 27 すると、召使いがこう言った。『あなた様の弟様が帰られました。旦那様は息子が無事に帰ってきたということでお喜びになり、最上級の子牛を食べるために料理をしています』
28 怒った兄は、宴会の中に入ることさえ気に入らないほど腹が立っていた。そこに父親が出てきて、一緒に祝ってほしいと頼み込んできた。 29 しかし、彼は父親に言った。『お父様!ここ何年もずっと私はお父様の奴隷のように働いてきました!やるようにと言われたことはキッチリとやってきました。それなのに、私の友達とのパーティーの時でさえ、子ヤギ一匹もふるまってくれたことはありません! 30 それなのに、お父様は・・・財産を風俗に使い果たした弟のヤツに、最上級の子牛をふるまって、お祭り騒ぎをするなんてあんまりじゃないですか!』
31 すると、父親は言った。『息子よ、お前は私といつも一緒だ。私が持っているものは全部お前のものだ。 32 でも、今日は喜んでお祝いする日じゃないか。死んだと思っていたお前の弟が生きて帰って来たんだぞ。行方不明の弟が見つかったんだ!』」
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