Revised Common Lectionary (Semicontinuous)
神を通しての友情
2 心を開いてほしい。私たちは誰に対しても不正を犯したことはなく、陥いれたこともなく、また誰かを利用したこともない。 3 私はみんなを批判するために言っているのではない。前に伝えた通り、私たちはあなた達のことを本当に愛してる。そして、あなた達のことは、生涯の友として欠かすことの出来ない人々だ。 4 あなた達になら何でもストレートに話すことができる。この友情は私の誇りだ。たとえ、あらゆる苦しみを通ってきても、私には大きな勇気と、喜びが溢れている。
5 マケドニヤ州に着いた時、私たちにはひと時も休まる時がなかった。困難が押し寄せて来ると、人々の外部からの攻撃と、心の内側の恐れとで戦っていた。 6 しかしその時、神がテトスを私たちのもとに送ることで、テトスが私たちを勇気づけてくれた。 7 彼との再会も最高だったが、なによりも、あなた達が彼を元気づけた話しを聞いて、私たちにも力が沸き上がってきたのだ。あなた達が私に会いたがっていること、犯してしまった事に対して心から悔いていること、また、私に対して忠誠を誓っていることも聞いた。それを聞いた時、私は本当に嬉しかった!
8 私が書いたあの手紙は、あなた達をうつむかせたが、それを書いたことに関して、私は決して後悔していない。あなた達の心を少しの間でも痛ませたので、本当に良かったことだったのかと悩んだこともあった。が、 9 今ではその迷いはなく、私の心は晴々している。あの手紙がもたらした痛みが、あなた達をうつむかせるだけで終わらず、顔を上げて神が望む思いへと気持ちを向かせる決断をさせたのだ。だから、神は私たちを通してあなた達に損失ではなく、正しい反省をもたらしてくれたのだ。 10 神から来る反省は、人生の方向性を正しくさせ、その人を救いへと向かわせてくれる。そこに後悔の余地はない。しかし、神ではなく人から来る反省は、死へと向かわせる。 11 神が与えてくれたその反省が、あなた達にもたらしてくれたものとは、全力投球の姿勢、弁明する熱意、怒り、危機感、私に会いたいと思う心、愛情、そして正しいことをしたいと思う正義感だ。あなた達はこの問題について身の潔白を証明した。 12 私があの手紙を書いたのは、その間違いを犯した人や、その間違いの結果で苦しんだ人のためではない。その手紙の本意は、神の見ている前で、あなた達が私たちに持ってくれている心からの愛情に自分自身で気づいてもらうためだった。
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