Revised Common Lectionary (Semicontinuous)
イエスとメルキゼデク大祭司
5 大祭司は男たちの中から選ばれる。大祭司には人々を助ける仕事を与えられ、全ては神のために行われなければいけない。その男は神のために供え物と、過ちのための犠牲を捧げなければならない。 2 しかし大祭司もまた自分の弱さを持っている。だから無知のせいで間違いを犯した者たちに、優しさといたわりを与えることが出来るのだ。 3 彼は人々の過ちに対して生贄を捧げるが、一方で自分にも弱さを抱えているため、自分の過ちに対しても生贄を捧げなければならないのだ。
4 大祭司になるということはとても名誉なことである。が、誰一人として自分から挙手をしてその地位を得ることはできない。アロンが神に選ばれた様に、その大祭司もまた神によって選ばれなければならないのだ。 5 キリストもまた同じである。キリストも 大祭司の名誉を受けるために自分で自分を選んだのでない。神がイエスを選んだのだ。そして神はイエスにこう言った。
「 ♪ わたしはあなたの父となる
今日わたしは宣言する お前はわたしの息子となる♪ 」——【詩篇2:7より引用】
6 そして、他の聖書箇所では神はこう言っている。
「あなたは永遠に、ず~と祭司だ。
メルキゼデク大祭司と同じように」——【詩篇110:4より引用】
7 イエスが地上で生活をしている時、イエスは神に祈った。死から自分を救いあげてくれるその方に助けを求めたのだ。イエスは涙ながらに大声で神に祈り、お願いした。するとイエスから敬意を受け取った神は、イエスの祈りを聞いたのだ。 8 イエスは神の息子ではあったが、それでも苦しみを通ることで神が言っている全てのことに従うということを学んだのだ。 9 こうすることで、イエスは完璧な大祭司となり、彼に従う全ての人に対して永遠に救われる道を与えたのだ。 10 そう!神はイエスをメルキゼデクの様な大祭司としたのだ。——【メルキゼデク:旧約聖書の登場人物。聖書に登場する最初の祭司にして王。後にエルサレムとなる都サレムを治めていた。創世記14:17-20より引用】
イエスから特別な好意を求めるヤコブとヨハネ
(マタイ20:20-28)
35 ゼベダイの子である兄ヤコブと弟ヨハネが、イエスのところにやって来て言った。「先生・・・お願いがあるのですが・・・」
36 「ん、なんだ?」イエスは聞いた。
37 彼らは答えた。「あなたが王として持つことになる栄誉を俺たちにも分けてほしい!1人はあなたの右側に、もう1人はあなたの左側に!」と・・・。
38 イエスが言った。「お前たちは、自分が何を言っているのか分かっていない。俺が飲まなければならない苦しみの杯という名の試練を通ることができるのか?」
39 彼らは答えた。「も、もちろんッ!・・・です」
イエスは彼らに言った。「あぁ、確かにお前たちは、俺と同じ苦しみの杯を飲み、同じ洗礼を通る。 40 だとしてもだ。隣の座に座る人を決めるのは俺ではなく、神だ。神に選ばれた者がその座に付く!」
41 兄ヤコブと弟ヨハネがしたお願いは、他の10人の弟子の耳にまで入った。他の弟子たちはヤコブとヨハネの要望に激怒した。 42 その状況を知ったイエスは、みんなを呼び集めてこう言った。「ユダヤ人以外の者たちの間には権力者が居る。知ってのとおり、権力者は自分の力を見せつけるのが大好きだ。そして、その権力者に仕える指導者たちもまた、権力を振りかざすのがたまらなく好きだ。 43 いいか!お前たちはそうなってはいけない。上に立ちたいなら、喜んで彼らに仕えるんだ。 44 1番になりたければ召使いのように彼らに仕えるんだ。 45 人の子は仕えてもらうためにではなく、『仕えるために来た』のだ!それは、いのちと引き換えに多くの人が救われるためである!」
Copyright © 2023 by Bible League International