Revised Common Lectionary (Semicontinuous)
底知れぬ神の心の広さ
14 だからこそ、私は父である神の前に膝を付き、頭を下げて祈るのだ。 15 既に天国にいる神の全ての家族、そして地上にいる神の全ての家族、全てが神からの本当の名前をもらい神の家族となる・・・ 16 どうか豊かさと栄光の力を持った父があなた達の霊を、すなわちあなた達自身を力づけてくれるように・・・聖霊を通して、神があなた達に力を与えてくれるように・・・ 17 イエスを信頼することで、救い主が心の内に住むように・・・また神の愛に深く根をのばし、それを土台に人生を建て上げることが出来るように・・・ 18 そして、救い主の愛が実際にどれほど長く、どれほど広く、どれほど深く、どれほど高いかを知り、理解できるように・・・そのように私は祈っている。 19 さらに、それを身をもって経験できるように・・・もっともこの愛はあまりにも大きいので、それを完全に理解することはとても不可能だ。しかし、あなた達がその愛を理解することが出来るように私は祈っている。そうすれば、あなた達は完全に神の存在で満たされるようになるからだ。
20 神を賛美しよう!神の力が私たちの内に働く時、神は私たちが求めるものや考えることを遥かに超えた素晴らしいことを行うことができる。 21 イエス・キリストに属する教会のみんながいつまでも神を讃え、神を称賛するように。アーメン!
5000人以上を養う奇跡
(マタイ14:13-21; マルコ6:30-44; ルカ9:10-17)
6 その後、イエスはガリラヤ湖(テベリヤ湖とも知られている)の向こう岸に渡った。 2 その後には大ぜいの群衆がついて来た。イエスが人知を超えた力で病人を治すのを見たからだ。 3 イエスは丘の上に登り、弟子たちとそこに腰を下ろした。 4 ユダヤ人の過越祭も間近だった。
5 イエスが顔をあげると、そこには多くの人がイエスのもとに集まって来るのを見た。「なあ~ピリポ、これ全員に食べさせるだけのパンをどこで買おうか?」 6 イエスがこう尋ねたのも、ピリポを試すためだった。イエスはすでにどうするかを決めていたのだ。
7 ピリポは答えた。「こんなに大ぜいじゃ、俺たち全員の月給を足したところで、それぞれにパンくず1つほどしかあげられない!」
8 すると、弟子の1人であるシモン・ペテロの弟、アンデレが答えた。 9 「この子が、大麦のパンを5つと魚を2匹持っているが、こんな大ぜいじゃ足りないな・・・」
10 イエスが言った。「みんなを座らせてきてくれ!」群衆の数は男だけでも5000人はいた。弟子たちの指示に従った人たちは皆、芝生の斜面に座った。 11 そこで、イエスはパンを取って彼らのために神に感謝した。こうして、食事を待っている人々に与えていった。また魚も同じようにした。彼らがほしいぶんだけ与えて食べさせた。
12 一人残らず彼らはたくさん食べた。食べ終わった後、イエスが弟子たちに言った。「さあ、少しも無駄にしないよう、余ったパンと魚を集めて来るんだ」 13 言われた通りに弟子たちは余った食べ物をかき集めた。食べ始めた時には、5つのパンと2匹の魚しかなかったはずが、余った食べ物を集めると、12個のかごがいっぱいになったではないか。
14 イエスの行った奇跡を見た人は口々に言った!「あの方こそ、この世に来ると告げられていた預言者に違いない」
15 人々がイエスを無理やり連れて行き、彼らの王に仕立て上げようとしていることを見抜いていたイエスは、その場を去って、1人、谷へと戻って行った。
水の上を歩く
(マタイ14:22-27; マルコ6:45-52)
16 その日の夕方、イエスの弟子たちは湖へと下って行った。 17 もうすでに暗くなっていたが、イエスはまだ彼らのもとに戻って来てはいなかった。そこで彼らは小舟に乗り込み、カペナウムの町に向けて湖を渡り始めた。 18 風がすごく強く吹いていて、湖の波もだんだんと大きくなってきた。 19 小舟に乗り込み5、6km進んだ頃、彼らはそこでイエスを見た。イエスは舟に向かって水の上を歩いて来るではないか。これを目の当たりにした彼らは怖くなった。 20 しかし、イエスは彼らに言った。「落ち着け、俺だよ、俺!」
21 彼がそう言うと、弟子たちはイエスを小舟に迎え入れた。そして気づけば小舟は、彼らが向かっていた方向と反対側の岸に着いていた。
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