Revised Common Lectionary (Semicontinuous)
救い主にある祝福
3 神と私たちの王であるイエス・キリストが讃えられますように!神が私たちを救い主に繋げてくれたおかげで、救い主は聖霊をとおして天にある全ての良いものを私たちに送り、祝福してくれた。 4 この世界を造る前から、神は救い主に属する私たちを自分のものとして選んでくれていたのだ。なぜなら、神は私たちを愛しているから!そして私たちを神の人々・・・すなわち、神の存在の中に入ることが出来る特権を与えるために選んでくれたのだ。それにより後ろめたい思いなど一切なく、堂々と神の前に立つことが出来る。
5 初めから神はイエスをとおして私たちを養子とし、私たちを神の家族に迎え入れようと決めていた。これは神の望みだったからこそ、神は喜んでそうしてくれたのだ。 6 この事実こそ神を讃える理由に他ならない。この神からの恵みは、私たちに惜しみなく寛大に与えられた。なぜなら私たちは神が愛した息子、すなわちイエスに繋がっている者たちだからだ。
7 イエス・キリストは私たちのために自らのいのちを与えてくれた。血を流してまで私たちを自由にし、過ちを帳消しにしてくれるほど神の愛と恵みは大きいのだ。 8 私たちが生きるために、必要な知恵と知識を手に入れるために、神は豊かな恵みをあふれるほど私たちに注いでくれたというわけだ。 9 神は私たちに秘策を明かしてくれる。それが神の望んでいる事であり、神は救い主を通してそれを行ってくれたのだ。 10 その目的はこうだ・・・機が熟せば救い主を頭とし、救い主が天と地の全てを一つにする。
11 救い主に属する者とされたおかげで、私たちは神の国民となるように選ばれたのだ。それは神がそうしたかったからであり、神は全てを定め、神が望んでいるものと一致するようにと取り組んでいるのである。 12 私たちユダヤ人は初め、救い主に希望を置いた。そして私たちは選ばれし者となり、神の栄光のために神へ感謝し讃えたのだ。 13 それは、あなた達にも言える。救い主が成し遂げてくれたことのおかげで、あなた達も同じように救いを約束する最高な知らせを聞き、救い主を信じるようになった。そして神に属する人々であるという証印を、聖霊によって押してもらったのだ。まさに神が約束していたとおりのことである。 14 私たちの内側にいる聖霊とは、神の子供たちを祝福してくれるという神の約束を果たすための最初の保証としてくれたものだ。それは神に属する人たちが持つ完全な自由を楽しむことを保証するものだ。こうして私たちは神の栄光のために、神を讃えることが出来るのだ。
イエスが洗礼者ヨハネだと思っているヘロデ総督
(マタイ14:1-2; ルカ9:7-9)
14 たちまちイエスは国中で有名になり、そのうわさがヘロデ王の耳にまで届くほどになった。「あの洗礼者ヨハネに違いない!ヨハネが死から蘇ったんじゃなければ、そんな奇跡は行えないはずだ!」
15 他の人が言った。「いや、預言者エリヤだ!」また他の人はこう言った。「預言者じゃ・・・それも伝説の預言者たちのような・・・」
16 ヘロデ王はイエスについてこれらの噂を聞くと、「ヨハネの首ならはねた・・・そのヨハネが死から復活した!」と言った。
洗礼者ヨハネが捕まり殺された一部始終
(マタイ14:3-12; ルカ3:19-20)
17 ヘロデは自ら兵士に命令を出すと、ヨハネを逮捕させ、刑務所に入れるように命じた。ヘロデは妻ヘロデヤを喜ばせるためにこのことをしたのだ。ヘロデヤは最初、ヘロデ王の兄弟であるピリポと結婚していたが、その後ヘロデ王が彼女と結婚したのだ。 18 ヨハネはヘロデに言った。「王よ、あなたの兄弟の妻との結婚ですが、これはよくない事です!」 19 そんな事があり、ヘロデの妻であるヘロデヤは、ヨハネを憎んでいたのだ。彼女はヨハネの死を望んでいたが、ヘロデを説得して彼を殺すことはできなかった。 20 ヘロデはヨハネを殺すことを恐れたのだ。彼が神に仕える義人であることを知っていたからだ。そのためヘロデはヨハネを守っていた。ヨハネが言った事に対して非常に多くのことを考えさせられていたが、ヘロデはヨハネからいろいろなことを聞くのが好きだったのだ。
21 ある時、妻ヘロデヤのもとにヨハネの死を引き起こす絶好の機会が訪れた・・・それは、ヘロデ王の誕生日のことであった。ヘロデ王は、自身の誕生日を祝うために、政府高官や軍の司令官、またガリラヤ地方の権力者など、位の高い者を招いて宴会を開いていた。 22 そんな中、宴会に来ていたヘロデヤの娘は踊りを披露していたのだ。彼女の踊りに、ヘロデ王と一緒に食事をしていた人々は大変喜んでいた。
そこでヘロデ王は少女に言った。「これは素晴らしい!褒美として、お前の欲しいものは何でもやろう!」 23 彼は彼女に約束した。「お前が求めるものはなんでも、この国の半分でさえも与えよう!」
24 少女は母親のところに行き、「ヘロデ王に何を頼むべきですか?」と尋ねた。
すると、彼女の母親はこう答えた。「洗礼者ヨハネの首をお願いして!」
25 そこで、少女はすぐに王のもとに戻った。そして、彼女は王に言った。「洗礼者ヨハネの頭をください。今すぐ皿の上にのせて持って来てください」
26 ヘロデ王は非常に悲しかったが、彼は招待客たちの前で彼女にした約束を破りたくなかった。 27 そこで彼は兵士を送って、ヨハネの頭を切り落とし、持って来いと命令した。兵士は出て行くと、刑務所でヨハネの頭を切り落とした。 28 兵士が頭を皿にのせて持って来ると、少女に渡し、少女はそれを母親に渡した。 29 ヨハネの弟子たちがヨハネの身に起きたことを聞くと、ヨハネの死体を回収して墓に埋葬した。
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