Revised Common Lectionary (Semicontinuous)
パウロの祈り
15-16 だからこそ私は、祈りの中でみんなのことを思い起こし、神に感謝している。私はあなた達が持っている王であるイエスへのこの熱い信仰と、全ての神の人々に対して持っている愛の深さに感動し、このことを耳にしてからずっとこうして祈っているのだ。 17 私はいつも栄光なる父、すなわち私たちの王であるイエス・キリストの神に祈っている。あなた達に聖霊が与えられるように・・・そして、その聖霊が神の真理を教え、あなた達にさらなる理解力を増し加えてくれるようにと祈っているのだ。そうすることで、父との関係がさらに親密になるからだ。
18 私はあなた達の心の目が神によって開かれ、真理を見ることができるようにと祈っている。そうすれば、神が私たちを呼んでいる将来がどのようなものかを理解し、希望を持てるはずだ。神より選ばれし人々に約束された祝福は、とんでもなく大きくて、見る者を驚かすほどだ。 19 そして神を信じる私たちにとって、神の力が絶大であることもわかるだろう。 20 その力とはイエス・キリストを死から復活させ、天にある神の右の座につかせた力だ。 21 神はイエス・キリストを全ての支配、権威、権力、権勢の上に置き、この世だけでなく、来たるべき次の世においても全ての上に立つ権力をイエスに与えたのだ。 22 そして神は全てのものを救い主の力の下に置き、教会のために救い主を全てものの上に立つ頭としたのだ。 23 教会は救い主の体であり、その体はイエスで満たされる。救い主の存在感があらゆる方法で満ちあふれる場所、それこそ教会だ。
人の子イエスが全ての人を裁く
31 神の称賛を浴びながら、天使と共に戻ってくる人の子は王座に座る。 32 世界中の人間が彼の周りに集まる時、まるで羊飼いが自分の羊とヤギを選別するように、集まってきた人たちを2つに分ける。 33 羊は右、ヤギは左へといった具合に。
34 そして、神を心底愛する右側の人に対してこう言うのだ。『こっちへおいで。お父さんが驚くほどの祝福を用意している。王家の一員にすると約束したように神の王国は今や、あなたのもの。この世界が創られた1日目から、ずっと用意されてきた。 35 わたしが空腹の時には飯を食わせてくれて、のどが渇いた時には水をくれた。泊まる先が無いときには寝床を与えてくれて、 36 着るものがない時には服を与えてくれた。風邪の時には薬を、牢屋に繋がれている時には会いに来てくれた』
37 すると、神を心底愛する人は口々に言った。『王よ!空腹のあなたに私たちがいつ施し、のどの渇きをうるおしたと言うのでしょうか? 38 泊まるとこが無い時に、私たちがいつ寝床を提供し、服の無いあなたに着るものを与えたと言うのでしょう? 39 私たちがいつ病気のあなたを見舞いに行ったというのでしょうか・・・』
40 その質問に王は、『どれだけ世間に見下された人間であっても、あなたが困っている人や苦しむ人に差し伸べるその助けの手は・・・それは、この私にしたことにもなるのだ』
41 そして、王は左側の人たちに告げる。『私の前から失せろ!神がお前たちを罰することは決まった!悪魔とその使いのために用意された地獄の炎に入れ! 42 私が空腹の時、のどが渇ききった時、何も助けてはくれなかった。 43 泊まるところがない時、着るもののない時、病気の時も、牢にいた時も見て見ぬふりを貫いた』
44 その時、彼らは答える。『王よ、私たちはいったい、いつあなたが空腹で、のどが渇いた時を目の当たりにしたと言うのですか?宿が無く、着るものがない時、病気の時、牢屋にいた時、私たちがいつそんなあなたに遭遇したというのですか?』
45 すると、王はこう答える。『真実はこうだ。お前たちがこの世にいる人を見捨てた時、その人たちがお前たちにとって身分が低い人であったとしても、その行為がこの私を見捨てたということに繋がるんだ!』
46 そして、この自己中な人たちは永遠の裁きを受ける処刑場へと送られる。しかし、神を心底愛する人たちは永遠のいのちを存分に楽しむのだ!」
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