Revised Common Lectionary (Semicontinuous)
王であるイエスが来る、その時のために
5 さて、教会のみんな。イエスがいつ戻って来るのか、何時にそれが起こるかなどを書く必要などないだろう。 2 知ってのとおり、王であるイエスが再び戻ってくる日は、夜中に忍び込む泥棒のように来るのであって、言い当てることなど出来ないのだ。 3 「いやぁ~、平和だ~、平穏だなぁー」と言っている時、突然、悲劇が起きたりする。まるで妊娠中の母親に陣痛がいきなり襲うかのように・・・そして、その悲劇から逃れることはできないのだ。
4 しかし、みんなは闇の中を生きている人たちではない。だから逆にあなた達は泥棒の様にその日が来ても驚くようなことはないだろう。 5 あなた達は皆、光と繋がっていて、光のもとを生きている。闇や夜のもとではなく真昼を生きている者たちだ。 6 だから闇を生きる人たちのように眠らず、自分を上手くコントロールして目を覚ましていなさい。 7 人間は夜になると眠る。また大酒飲みは夜になるとお酒を飲む。 8 しかし私たちは昼の世界に属しているからこそ、自分自身を上手くコントロールするべきなのだ。神への信頼とお互いを守る愛の鎧で身を固め、救いの兜をかぶって救いへの希望を持ち続けるのだ。
9 神は私たちを神の怒りで苦しめるために選んだのではなく、王であるイエス・キリストをとおして救いをもたらすために私たちを選んでくれた。 10 イエスがこの地に戻って来る時、私たちが生きていようが死んでいようがそんなことは大した問題ではない。イエスは私たちのために死に、そして私たちは彼と共に再び生きるということが重要なんだ。 11 だからこれから何があろうとも、今までどおりお互いを励まし合い、助け合い、確信を深めてほしい!
3人の召使い
(ルカ19:11-27)
14 神の王国は、長い間家を留守にする主人にも似ている。その理由はこうだ。ある日、自分の召使いを呼び集めた主人は、その資産の管理をそれぞれに任せた。 15 1人目の召使いには銀貨5袋、2人目には銀貨2袋、3人目には銀貨1袋を任せると、主人はそのまま家を出たのだ。 16 銀貨5袋を預かった召使いはそのお金を投資にまわし、さらに銀貨5袋を稼いだ。 17 銀貨2袋の召使いも同じように、そのお金を投資にまわすと倍にまで増やした。 18 しかし、3人目の召使いはどうだろう?主人から銀貨袋を渡されるとすぐに抜け出し、地面に穴を掘るとそこに袋を埋めたのだ。
19 月日は流れ、主人が家に帰ってきた。主人は自分の資産を任せた召使いたちを呼び集め、報告をさせたのだ。 20 『ご主人様、あなたは私を信用し、5袋を預けてくれましたので、それでさらに5袋稼ぎました』と言って5袋預かった召使いは、さらに稼いだ分も含む10袋を持ってきた。
21 主人は答えた。『でかした!信頼に値する良い召使いだ!少額にもかかわらず、素晴らしい働きをしたお前になら、もっと大きなものを任せよう!さあ私と宴をしよう!』
22 次にやって来たのは銀貨2袋を預けた召使い。『ご主人さまが預けてくれた2袋の銀貨でもう2袋稼ぎました』
23 主人は答えた。『でかした!信頼に値する良い召使いだ!少額にもかかわらず、素晴らしい働きをしたお前になら、もっと大きなものを任せよう!さぁ、私と宴をしよう!』
24 最後にやって来たのは、1袋だけ預かった召使い。『ご主人様!あなたは血も涙もない人なので、 25 私は恐くて預かったお金を地面に埋めて隠しておりました。ここにそのお金が全て入ってます』
26 主人が答えた。『この怠け者が!お前はだらしない召使いだ!俺が蒔いてもいないものを収穫して、種すら植えていない所から穀物を収穫することができると知っていたとでも言いたいのか! 27 そんなことなら、銀行にでも預けるべきだった!少なくとも銀行に預けておけば利息だけでも付いたろうに!』
28 そこで主人は、別の召使いに言った。『こやつの銀貨1袋を10袋持っている召使いへ渡せ! 29 誰であれ、成果をあげる者はさらに与えられるが、持てあます者は、持っているものさえ取り上げられる』 30 それから主人が言った。『あの役立たずの召使いを、人が嘆き、痛みのあまり歯ぎしりをする暗闇に放り投げて来い』
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