Revised Common Lectionary (Semicontinuous)
港の都テサロニケでのパウロの働き
2 教会のみんな!
私たちがあなた達の所へ訪問したことは、まったく失敗ではなかった。 2 だが、そちらへ行く前の私たちはピリピの人たちから虐待を受け、恥をかかされ苦しい目にあわされたんだ。もちろん、あなた達もそのことをよく知っていただろう。それにも関わらず次にあなた達へ会いに行くと、そこでも多くの人が私の前で問題を引き起こした。あなた達に最高な知らせを伝えることが出来たのも、私たちに必要な勇気を神が与えてくれたおかげだったからだ。 3 あなた達にこの最高な知らせを信じるかどうか尋ねたところで、私たちにとって何の得点にもならない。私たちは誰かを騙そうなどと思っていない。 4 ただ、神に与えられた役割を果たしているだけなのだ。そう!ただそれだけだ!私たちがふさわしい者かどうかを神に試され、その後に信頼できると認められたからこそ、この任務を任されたのだ。つまり私たちは他の誰かのためではなく、神に喜んでもらうために語るのだ!私たちの心に何があるのかは、神だけが分かることだ!
5 あなた達も知っているとおり、私たちはゴマをすって、あなた達に気に入られようとしたことなど一度もなかった。お金を巻き上げようとしたことも、一度もない。あなた達に対して黙っている隠れた動機があるわけでもない。神がそれを全て知っている。 6 私たちはみんなを含め、他の誰からも称賛や良い評価を得ようとするためにこの働きをしているわけではない。
7 私たちがキリストの使徒としてみんなの所にいた時、私たちは自分たちの権威を振るって、私たちを助けるようにとあなた達を動かすことも出来ただろう。しかし、そういったことはせず、むしろ優しく寛大な思いを持ってあなた達に接してきた。その姿はまるで自分の子供をケアする母親の姿だっただろう。 8 心からみんなを愛していたからこそ、私たちは喜んで神から授かった最高な知らせを伝え、またそれだけでは足りず私たちの人生をも分かち合ったのだ。そうした行為は、あなた達のことを本当に心から愛していることを裏付けるだろう。
どの命令が最も重要ですか?
(マルコ12:28-34; ルカ10:25-28)
34 イエスと論じ合えば論じ合うほど、自らのまぬけさが露わになると感じたサドカイ派はこれ以上の議論をやめた。それを聞いたパリサイ派は会議を開いた。 35 そして、パリサイ派の中でも熟練した掟の学者がイエスを試す質問を仕掛けた。 36 「先生、神の掟で、最も重要なものは何なのでしょうか?」
37 イエスは答えた。「心、魂、思いを尽くしてあなたの王である神を愛することだ。 38 これこそ最も重要な掟だ! 39 次に!周りの人間を自分の事のように愛するんだ!これも同じく重要だ! 40 全ての掟、そして預言者の言葉も全てはこの2つの掟から来ている」
救い主はダビデの息子?
(マルコ12:35-37; ルカ20:41-44)
41 パリサイ派が周りにいる間に、イエスは彼らに質問をして 42 こう聞いた。「救い主については誰の息子だと考えてるんですか?」
パリサイ派が答えた。「それはもちろんダビデ王の子でしょう」
43 イエスが彼らに言った。「ではなぜ、ダビデ自身が 救い主の事を『王』と呼んだのでしょうか?ダビデ王は神の霊によってこう言った。
44 『♪王である神は私の王に言った。
右の座でわたしのそばに座れ、
そうすれば、あなたの敵をあなたの支配下に置く』——【詩篇110:1より引用】
45 ここでダビデは救い主を『王』と呼んだ。であればどうやって救い主がダビデの息子になりえるのだ?」
46 パリサイ派の誰もがこの質問に答えることができなかった。それ以降、誰一人としてイエスに質問をする勇気のある者はいなかった。
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