Revised Common Lectionary (Semicontinuous)
4 万が一、私が自分自身の力を頼ることが出来たとしても、それを頼ることは決してしない。もし、自分を頼ることが救われる理由になると自負する者がいれば教えてやれ!そんな理由なら私の経験と比べたらお粗末なものだと・・・ 5 私自身、生後8日目に割礼を受けたイスラエルの国民から出たベニヤミン族の血を継いでいる者だ。私の両親も私自身もユダヤ人でヘブル語を話す。だから以前の私にとって掟は何よりも重要なものであった。だからこそ、私はパリサイ派に属していたのだ。 6 その熱心さとは、教会を激しく迫害するほどだった。その時は、それが神を喜ばすことだと信じていたからだ。そしてモーセの律法に従うことが間違っているのだと誰も指摘する者はいなかった。 7 以前の私が価値があると思っていたそのものは、救い主のおかげでメッキがはがれ、無価値となった。 8 今ではそれだけではなく、そう!王であるイエス・キリストと関係を築く最高な特権がある。それと比べれば他のものはみな薄っぺらく見えるのだ。私はイエスのために全てを捨てた。全てのものが価値を生み出さなくなったのだ。そして私にとって価値があるものは、救い主のみということになった。 9 私は救い主と繋がりたい!神によって正しい者とされたいのだ。それは掟に従ったからではなく、神に任せて神の方法で救い主の忠実さの上で正しい者とされたのだ。そう!神が私たちを正しくしてくれるのだ。それは私たちが救い主を信じているから・・・ただそれだけだ。 10 私がしたいことは救い主とさらに関係を深め、イエスを生き返らせた力を体験して救い主の痛みを分かち合うことなのだ。できるだけ彼のようになりたい。それが死につながろうとも。 11 そして私は・・・私自身、どういう方法かは分からないが、死から生き返る!そのことに希望を持っているんだ!
ゴールを目指せ!
12 決して私が完全に神の望まれる人間になったと言っているわけではない。私はまだゴールに達していないのだ。これは一生の課題だ。しかし、私は常にそこにたどり着こうと進み続け、それを自分のものとしようと励んでいる。これこそイエス・キリストが私にしてほしいことであり、だからこそイエスは自分のものとし私を選んだのだ。 13 兄弟、姉妹たちよ!私がまだその目標に達していないことぐらい自分で自覚している。しかし1つだけいつも心がけていることがある。それは過去のことを忘れ、自分の目の前にあるそのゴールに全集中で取り組むということだけだ。 14 フィニッシュ・ラインを目がけて全力で走り続け、そのゴール地点でもらえる賞を、すなわちイエス・キリストを通して私に約束された神からの人生を得るために全力で走っているのだ。
ぶどう畑の話をするイエス
(マルコ12:1-12; ルカ20:9-19)
33 この物語に耳を傾けなさい。ある人がぶどう園を造り、ビジネスを始めた。まず園の周りに垣根を造り、ワインを作るための穴を掘り、その上に見張り用のやぐらを建てた。そして、彼は何人かの農夫を雇い、そのブドウ園を任せてから旅に出た。 34 やがて収穫の時期がやって来ると、農園長は自分の分け前を回収するために雇われ農夫たちのところに遣いをやった。
35 雇われ農夫たちは遣いたちが到着するやいなや、1人目を袋叩きにし、2人目を殺し、そして、3人目には石を投げつけて殺した。 36 そこで、農園長は初めに送った時よりもたくさんの遣いを農夫たちの元へ送った。しかし、結果は変わらず農夫たちは初めに送った遣いにした事と同じ仕打ちをした。 37 そこで農園長は、自分の息子を送ることにした。『私の息子なら敬意を払うだろう・・・』との考えからだった。
38 しかし、雇われ農夫たちが農園長の息子を見ると、『こいつは驚いた、自分のとこのガキを送ってきたぞ!いずれはこの農園もこのガキのものになる。だったら今のうちに殺しちまおう!そうすればこの農園は俺らのものになるだろう!』 39 そこで雇われ農夫たちは、園長の息子をつかみ、ぶどう園の外へ引きずり出し、そこで殺した。 40 さぁこの状況で、農園長は農夫たちをどうすると思いますか?」
41 祭司やユダヤ指導者が言った。「そんな悪人たちは皆殺しでしょうね。それから、収穫になればきちんと分け前をくれる別の農夫を雇うでしょう」
42 イエスが彼らに言った。「この聖書箇所を読んだことがあるでしょう。
『♪大工が受け入れることを拒んだ石が、
礎となった。
王である神はこれを行い、
それはわたし達にとって素晴らしいこと』
43 だから言っておきますが、神の王国はあなた方の手から取りあげられ、神の望むとおりに生きる人へ渡される! 44 この岩の上に落ちれば粉々に、岩の下に落ちれば下敷きになり、ぺちゃんこになる」
45 この話を聞いていた祭司長やパリサイ派は、イエスが自分たちのことを言っているのだと悟った。 46 イエスを捕まえるために何か良い手段はないかと考えたが、群衆がイエスを預言者だと信じていたため、手も足も出せなかった。群衆が暴徒と化すことを恐れたからだ。
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