Revised Common Lectionary (Semicontinuous)
21 なぜなら私は救い主のために生きており、死ぬことはなおさら良いことだと信じているからだ。 22 もし私がこれからもこの世に生き続けることが出来るのなら、私は王であるイエスの役に立つことであれば何でも行っていく。しかし、死と生のどちらを選ぶべきなのか、私には分からない。 23 その決断は難しく、今にもこの世を離れて救い主の元に行きたいと思うこともある。そのほうが比べものにならないほど幸せになれるのは間違いないからだ。 24 しかし、みんなを含め、私を必要としている人たちがいることも事実だ。 25 そう!だから私は確信している。まだこの地上に居続けて、あなた達に教えることがある、ということを。私は信仰を持って成長することによって、そこから喜びが生まれてくるということをあなた達に教え、手助けし続ける。 26 私がもう一度そちらに行くことができれば、イエス・キリストが大胆に私を助けてくれたことを聞かせられるだろう。そして、それを聞いたあなた達は大いに喜ぶだろう。
27 念のために伝えておくが、神を信じている人々と共に生活をし、救い主の最高な知らせに対していつでも重みを感じながら生活していくことが大切だ!そうすることで、私がそちらを訪れようが、またあなた達から遠く離れていようが、私はいつでもあなた達の良いニュースを聞くことが出来るだろう。あなた達が同じ目的を信じている者たちと強く立ち、1つのチームとしてお互いに支え合うことが出来るのを信じている。 28 敵対する者を恐れるな!あなた達は出る杭だ!連中たちは、あなた達がいつの日か打ちのめされて人生を台無しにするだろうと、そんなことを期待している。だが、打たれるということは、救われているという証拠だ。そしてその敵は神に打たれて滅ぼされる。 29 神の祝福をもらっているということは、ただ救い主を信じるだけではなく、救い主を代表する者として苦しみを味わうということなんだ。 30 私が向き合わなければならなかった苦難と数々の問題の真っただ中にいる現状をあなた達は聞いているだろう。今こそあなた達が向き合う番だ!打たれても打たれても出る杭になれ!
農園の労働者についてのお話
20 「神の王国は農園を所有するオーナーのようなものだ。ある日の早朝、農園のオーナーは自分のブドウ園で働く者を探すために出かけていった。 2 日給、銀貨1枚で契約し、労働者たちをブドウ園へと送った。
3 午前9時ごろ、市場へ出かけたオーナーは特に何もせず、市場の前に突っ立っている人たちを見た。 4 『もし私の畑に来て働くなら、その働きに見合った報酬を支払うぞ』 5 そこで、男たちはブドウ園へ向かった。
オーナーは12時にも、午後3時にも出かけていき、それぞれの時間にまた何人かを雇いブドウ園へ送った。 6 午後5時頃のこと、オーナーはまた市場へ出向いた。同じように突っ立っている男たちを見たので尋ねた。『ここで1日中突っ立って何をしているんだ?』
7 彼らは言った。『誰も俺たちに仕事をくれやしないから』
オーナーは彼らに言った。『だったら、うちのブドウ園で働いたらいい』
8 オーナーは1日の終わりに、みんなを召集するようにと園長に伝えた。『今日の給料をみんなに支払っておくれ。最後に来た人から順に約束の額を。最初に来た人は最後に支払いなさい』
9 午後5時に雇われて働いた者たちはみんな、日当分の銀貨1枚 ——【日給賃金に当たる約6,000円程度の価値】を手にした。 10 そして朝から働いていた人たちの番になった。彼らはだれよりも長く働いたので、誰よりも多くもらえると期待していた。しかし、与えられたのは同じく銀貨1枚。 11 すると朝から働いていた人たちは、オーナーに文句を言った。 12 『アイツらは最後に来て、1時間しか働いてないにもかかわらず、あんたは、アイツらに支払った額と同じ給料を俺たちに払うってのかよ!俺たちは炎天下の中、一生懸命働いてたんだぞ!』
13 するとオーナーは、『ちょっと待ってくれ。契約通り銀貨1枚を支払ったではないか? 14 だから給料を持って帰りなさい。私は最後に働いてくれた者にも、同じ額を支払ってやりたいんだ。 15 私のお金だ。どう使おうが私の勝手ではないか!なぜ私の気前の良さに文句を言い、他の人たちの分をとりあげようとする?』
16 鼻の高い者は召使いとなり、腰の低い者と立場が逆転する」
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