Revised Common Lectionary (Semicontinuous)
他人を批判しないこと!
14 イエスを信じる者のことを疑う人がいたら、快く迎え入れてあげなさい。そして、彼らの異なった考え方に対して、議論をすることがないようにしなさい。 2 ある人はこんな印象を持っている。イエスを信じる者は、どんな食べ物でも関係なく食べて良いと思ってる。しかし、この分野に対して疑問を持っている人ほど、実はベジタリアンであったりもするのだ。——【ユダヤの教えでは、ユダヤ人以外の人が作った食べ物は多くの場合食べてはいけないということになっている。それらの食べ物は、偶像に供えられていたものではないかと恐れていたからだ。そのため、イエスを信じたら肉を食べることができないのではないかと疑っている人もいたのだ】
3 どんな食べ物でも口にしてよいと・・・すなわち、肉を食べても良いと思っている人は、肉を食べてはいけないと信じて野菜だけを食べている人を見ても、批判をしたり、自らがより優れているのだとは思ってはいけない。また、野菜だけを食べている人も、全てのものを食べている人に対して間違っているのだ、と決めつけてはいけない。神はみんながどちらを信じていようが、みんなのことを受け入れているのだ。 4 要するに、他人に仕えている者たちに対しても、勝手に決めつけてはいけないということだ。彼らのことを受け入れるのか受け入れないのかはあなた達ではなく、その主人が決めることだからだ。結局のところ、神は彼らを受け入れるだろう。なぜならば、王である神がこの様なことを意図して起こしているからだ。
5 また他にも、特定の日が他の日よりも重要であると考えている人もいれば、全ての日が重要な日であると信じている人もいる。だが、一人一人がそれぞれの立場に正しいという確信があれば、たいした問題ではないのだ。 6 特定の日が他の日よりも重要だと考えている人々も、王である神のことを思ってそう考えているのだ。どんな食べ物を食べても良いのだと考えている人も、王である神に感謝をして食べ物を口にすればそれで良い。野菜だけを食べる人であっても、神に感謝をして野菜を食べればそれで良いのだ。要するに、王である神に感謝をして食事をしようということだ。
7 私たちは生きるにしても死ぬにしても、自分のためではない。 8 もし生きるのであれば王である神のために生きなさい!もし死ぬのであればイエスのために死になさい!生きるにしても死ぬにしてもイエスのためにするのだ! 9 キリストは死んだ人と生きている人の王となるために死に、そして復活したのだ! 10 であれば、なぜキリストの兄弟、姉妹を批判するのか?なぜ自分は他より勝っていると思うのか?どうせ全ての人が神に裁かれるのだから批判をするのはやめなさい。 11 聖書にもこうある通りだ。
「私たちの王、神がこう言う!『これがわたしの約束だ!
全ての人は、わたしの前で深々とお辞儀をする。
全ての人は、わたしが神だと言う』」——【イザヤ書45:23より引用】
12 私たち全ての人は、神の前で私たちがしたことを説明しなければいけないのだ。
赦しについて
21 ペテロがイエスのもとに来て尋ねた。「師匠、もし仲間が俺に対して過ちを犯すことを止めないなら、いったい何回赦したらいいんだい?7回かい?」
22 イエスは答えた。「いや7回以上だ。仮に彼らがお前に対して7を70倍した数の過ちを犯し続けてきたとしても、彼らを赦し続けるんだ。
23 こう言うのにはワケがある。神の王国とは、王が家来の借金を清算させるようなものだ。 24 そこへ、王から30億円ほどの銀を借りた家来が連れてこられた。 25 しかしその家来は、それだけの大金を返すだけの財政力が無いと言うので、王はその者の持つものを全て売り払うように命じた。それは子供、さらに妻までも。
26 しかし、その家来は土下座して頼み込んだ。『勘弁してください!必ず!必ずや返しますから!』 27 かわいそうに思った王は借金を免除してやり、もう行っても良いと命じたのだ。
28 しかしそこを離れるとその家来は、自分から60万円の銀貨の貸しがあった他の家来に出くわした。『おい!貸してる金を今すぐ返せ!』首を腕で抱え込み、そう言うと、
29 『お借りした物は全てお返しいたします!ど、どうか、もうしばらくご勘弁を!』彼は土下座してお願いした。
30 しかし、その貸主は聞く耳を持たず・・・裁判官のもとへ行き、事情を説明すると、完全に返済が終わるまでその家来は牢屋に入れられてしまったのだ。 31 それを見ていたまた別の家来は、牢にいるその人のことを気の毒に思い、事の全容を王に伝えた。
32 王はすぐに30億円免除した家来を呼び出した。『この悪の召使いめ!借金を赦してくれと頼み込むから免除してやったのだぞ! 33 だったら、お前も私が情けをかけたように、お前に貸しがある召使いに情けをかけるのが筋ではないか!』 34 カンカンに怒った王は、罰として貸した金を全て返済しきるまで、その家来を牢屋に放り込んだ。
35 この王がしたことが、天にいる俺のお父さんがしてくれることだ。お前も、心から兄弟、姉妹を赦すんだ。さもないと天のお父さんはお前を赦してはくれないぞ!」
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