Revised Common Lectionary (Semicontinuous)
24 全地は主のものです。
世界中のものはすべて
神のものです。
2 主は海を押しやり、乾いた地をあらわにされました。
3 主の山に登り、
主の住まいに入ることのできる者はだれか。
主の前に立つことのできる者はだれか。
4 それは、心と手のきよい人、偽りのない人だけです。
5 そのような人は、主の祝福と恵みを頂けます。
しかも、救い主である神は、
その恵みが日々の生活に
行き渡るようにしてくださいます。
6 こうした日々が与えられる人、
それは、神の前に立ち、
ヤコブの神を拝むことを許された人だけです。
7 古くからある門よ、開け。
栄光の王をお通しせよ。
8 栄光の王とはだれか。
強くたくましく、
戦いで負けることのない王です。
9 門を開け放ち、栄光の王をお迎えせよ。
10 栄光の王とはだれか。
それは、天の軍勢の主なのです。
シナイを発つイスラエル
11 イスラエル人がエジプトを出てから二年目の第二月の二十日に、雲は幕屋を離れて上りました。 12 そこで彼らはシナイの荒野をあとにし、雲に導かれてパランの荒野に向かいました。 13 モーセを通して示された主の命令による、初めての旅でした。
14 先頭はユダ族で、旗を立てアミナダブの子ナフションが率いました。 15 そのあとに続くのは、ツアルの子ネタヌエルが率いるイッサカル族と、 16 ヘロンの子エリアブが率いるゼブルン族です。 17 続いて、レビ族のうちのゲルション族とメラリ族(氏族)が、解体した幕屋をかついで進みました。
18 そのうしろに、旗を先頭にシェデウルの子エリツルが率いるルベン族、 19 ツリシャダイの子シェルミエルが率いるシメオン族、 20 デウエルの子エルヤサフが率いるガド族と続きました。
21 次は、聖所で使う用具を運ぶケハテ族です。こうすれば、彼らが着くまでに幕屋を組み立てておけるのです。 22 そのあとに、アミフデの子エリシャマが率いるエフライム族、 23 ペダツルの子ガムリエルが率いるマナセ族、 24 ギデオニの子アビダンが率いるベニヤミン族が、それぞれの旗を立てて続きました。
25 最後に、それぞれの旗を先頭に、アミシャダイの子アヒエゼルが率いるダン族、 26 オクランの子パグイエルが率いるアシェル族、 27 それに、エナンの息子アヒラが率いるナフタリ族が進みました。 28 これが、イスラエルの各部隊の出立の順序でした。
モーセとホバブ
29 ある日モーセは、しゅうとのミデヤン人レウエルの息子で、義理の兄弟に当たるホバブに言いました。「私たちは、いよいよ約束の地へ出発します。どうです、いっしょに来ませんか。主のすばらしい約束があるのですから、何も心配はいりません。」
30 「せっかくだが、国の家族のもとに帰りたい。」
31 「そう言わず、どうかいっしょに来てください。荒野の道にくわしい人がいてくれると、ほんとうに助かるのです。 32 主が私たちに下さるものは何でもお分けしますから。」
33 こうして一行は、シナイ山を出発してから三日間、旅を続けました。その間、主の契約の箱が先頭になって進み、そうして、彼らは休む場所を探しました。 34 彼らが野営地を出発した時、雲が一行の前を進みました。 35 契約の箱がかつぎ上げられる瞬間、モーセは大声で祈りました。「神様、立ち上がってください。敵をみな、さんざん追い散らしてください!」 36 また、休むために箱が下ろされる時、「ああ神様! すべてのイスラエルの民のところにお戻りください」と祈りました。
ヨハネの誕生
57 さて、エリサベツの待ちに待った日が来て、男の子が生まれました。 58 このニュースはたちまち近所の人たちや親類の間に伝わり、人々は、神がエリサベツを心にかけてくださったことを心から喜び合いました。 59 子どもが生まれて八日目に、友人や親類が集まりました。その子に割礼(男子の性器の包皮を切り取る儀式)を行うためです。だれもが、子どもの名前は父親の名を継いで、「ザカリヤ」になるものとばかり思っていました。 60 ところがエリサベツは、「いいえ、この子にはヨハネという名をつけます」と言うのです。 61 「親族にそのような名前の者は一人もいないのに。」 62 人々は、父親のザカリヤに身ぶりで尋ねました。 63 ザカリヤは、書くものがほしいと合図し、それに「この子の名はヨハネ」と書いたので、みんなはびっくりしました。 64 すると、とたんにザカリヤの口が開き、話せるようになったのです。彼は神を賛美し始めました。 65 これには近所の人たちも驚き、このニュースはユダヤの山地一帯に広まりました。 66 人々はその出来事を心にとめ、「この子はいったい、将来どんな人物になるのだろう。確かにこの子には、主の守りと助けがある」とうわさしました。
67 さて、父親のザカリヤは聖霊に満たされ、こう預言しました。
68 「イスラエルの神、主をほめたたえよう。
主は来て、ご自分の民を解放し、
69 そのしもべダビデ王の血筋から、
力ある救い主を遣わされた。
70 ずっと昔から、聖なる預言者を通して
約束されたとおりに。
71 救い主は、私たちを憎むすべての敵から
救い出してくださる。
72-73 主は私たちの先祖をあわれみ、
特にアブラハムをあわれみ、
彼と結んだ聖なる契約を果たされた。
74 私たちを敵の手から解放し、
恐れず主に仕える者としてくださった。
75 私たちはきよい者、
神の前に立つにふさわしい者とされた。
76 幼い息子よ。
おまえは栄光ある神の預言者と呼ばれよう。
おまえがメシヤのために道を備え、
77 主の民に、罪を赦され、
救われる道を教えるからだ。
78 これはみな、ただ神の深いあわれみによることだ。
天の夜明けがいま訪れようとしている。
79 その光は、
暗黒と死の陰にうずくまる者たちを照らし、
私たちを平和の道へと導くのだ。」
80 ヨハネは成長し、心から神を愛する者となり、イスラエルの人々の前で公に語り始めるまで、たった一人、荒野に住んでいました。
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