Revised Common Lectionary (Semicontinuous)
種まきをする農家の話
(マタイ13:1-17; マルコ4:1-12)
4 大勢の人々が、自分たちの町や村からやって来てイエスの後についてきていた。イエスは、集まって来た群衆にある物語を話した。
5 「あるところに農夫が作物の種をまくために出かけていった。すると、ある種は道端に落ちてしまい人々に踏まれ、最後には鳥たちがひょいとやって来て、落ちていた種をあっという間に食べ尽くしてしまった! 6 別の種は岩だらけの上に落ちた。成長し始めたが、水がなかったため死んでしまった。 7 またある種はいばらが生い茂る草むらに落ちてしまった。しばらくすると、周りのいばらが成長し、せっかく育ち始めた良い芽の成長を邪魔してしまった。こうして結局のところ、実を結ぶことができなかった。 8 その他の種は良い地に落ちた。これらの種はグングンと成長し、100倍の実を結んだ」
イエスは話を終わらせ、呼びかけた。「耳がついてるなら、よく聞きなさい!」
9 イエスの弟子たちが聞いた。「あの物語ですが、どんな意味があったのですか?」
10 イエスは答えた。「神はお前たちに神の王国についての秘密を知ることを許した。だが、俺が他のみんなに話す時に物語を使うのにはこんな理由があるからだ・・・
『彼らは見るが、
彼らは見ない。
彼らは聞くが、
彼らは理解できない』」
種の物語の解説
(マタイ13:18-23; マルコ4:13-20)
11 「この物語の種とは、神の教えのことを指している。 12 時には道端に落ちる種がある。これは神の教えを聞いても悪魔が邪魔をしに来ると、悪魔がその教えを考えることを止めさせてしまう。そのため、彼らは信じることができず、救われることもない・・・ 13 ある人は、岩だらけの地へ落ちてしまった種のようだ。神の教えを聞いたらすぐに喜んで受け入れはするが、彼らの人生に深く根付くこともなく、長続きはしない。受け入れた教えが理由で、自分の身に問題や迫害が起こると、簡単にしっぽを巻いて逃げていく。
14 いばらの中に落ちた種はどうだ?彼らは、たとえ神の教えを聞いても、他のことで頭がいっぱいになってしまう。将来への不安や金銭欲、また、その他に対する欲求不満。これらによって成長は遅れ、人生においてよい成果をだせなくなる。神のことばが彼らの人生を通して実を結ぶことはない。
15 良い地に落ちた種はどうなるか?それは、神の教えを純粋に聞き、しっかり飲み込んだ人のことだ。その人は、神のことばに従い、流されず、良い実を結んでいくのだ!
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