Revised Common Lectionary (Complementary)
84 天の軍勢の主よ。
あなたの神殿は、なんと美しいことでしょう。
2 この神殿の内庭に入り、
生ける神のおそば近くに出ることを、
私は夢にまで見ているのです。
3 雀やつばめでさえ、
祭壇のまわりに巣を作らせてもらい、
ひなを育てています。
天の軍勢の主、私の王、私の神よ。
4 神殿に住み、いつもあなたを賛美できる人は、
なんと幸せなことでしょう。
5 主の力を頂き、あなたに従って歩むことを
ほかの何より願う人は幸いです。
6 そのような人にとっては、
涙の谷も、祝福のわき出る泉となるでしょう。
7 彼らはいよいよ溌剌として
シオンに向かい、一人一人呼ばれて、
神にお会いすることを許されるのです。
9 ああ、私の目が涙の泉であったら、
殺された同胞のために、
昼となく夜となく、永久にすすり泣くことだろう。
2 ああ、どこか遠くへ行って何もかも忘れ、
荒野の小屋に住めたら、どんなに気が楽だろう。
彼らはみな姦淫の罪を犯し、
裏切り者になり下がってしまった。
3 「彼らは舌を弓のように曲げ、不真実という矢を射る。
正しいことには縁もゆかりもない者で、
悪から悪へと進み、わたしのことなど
いっこう心に留めない」と、主は言います。
4 隣人や兄弟に気をつけなさい。
だれもかれも人を利用しようと、
中傷し合うからです。
5 彼らは、よく訓練された舌で互いにだまし合い、
罪を犯し続けて、弱り果てます。
6 「彼らは悪に悪を、偽りに偽りを積み重ね、
絶対にわたしのところへ来ようとしない」と、
主は言います。
7 そのため、天の軍勢の主は、さらにこうつけ加えます。
「わたしは彼らを悩みの炉に入れてとかす。
彼らを精錬し、金属のように試す。
これ以外にどんなことができよう。
8 彼らの舌は毒矢のようなうそを射る。
口先では穏やかに語るが、
心の中では相手を殺そうと企む。
9 この事実に目をつぶり、
罰せずに放っておけるだろうか。
このような国に復讐しないでいられようか。」
10 私は泣きながら、山や牧場を指さします。
そこには住む者もなく、
すっかり荒れ果てているのです。
家畜の鳴き声は絶え、鳥や獣も姿を消しました。
11 「わたしはエルサレムを、瓦礫の山にする。
そこを住みかとするのは山犬だけだ。
ユダの町々は、誰ひとり住む者のない廃墟になる。」
12 このことを悟る知恵者は、どこにいるでしょう。
このことを説明してくれる主の使者は、
どこにいるのでしょうか。
どうしてこの国は荒れ地となり、
通行人さえいなくなったのでしょうか。
13 「それは、わたしの民がわたしの戒めを捨て、おきてに従わなかったからだ。 14 それどころか、好き勝手なことばかりして、先祖が伝えたバアルを拝んだ。 15 そこで、イスラエルの神であるわたしは言う。彼らに苦い物を食べさせ、毒を飲ませる。 16 彼らを世界中に散らし、遠くの国々に追い払う。どこへ行っても、剣に追い回され、ついに根絶やしにされる。
やがて来る迫害に備える
3 テモテよ。これから書くことを、よく心にとめておきなさい。終末の時代には、クリスチャンになることが非常にむずかしくなります。 2 自分だけを愛し、また、お金がすべてだと考える風潮がはびこります。その時人々は、高慢な者、大言壮語する者、神をあざける者、両親に従わない者、感謝することを知らない者、神を恐れない者になり、 3 また、他人を理解しようとしない者、人をだます者、節度のない者になります。彼らは乱暴で残忍な行動をし、善良な人をあざ笑います。 4 人を裏切り、すぐに思い上がり、神を礼拝するよりも自分の快楽に心を奪われます。 5 教会に出席していたとしても、聞いたことを何一つ信じようとしないのです。目をしっかり開けて、そんな人たちには近寄らないようにしなさい。
6 そういう人たちの中には、うまく他人の家に入り込み、愚かな女たちにつけ入って、新しい教えを吹き込む者がいます。 7 彼女たちは、新しい教師にはすぐ飛びつきますが、いつまでたっても真理がわかりません。
8 また、そうした教師も、モーセに逆らったヤンネとヤンブレ(ユダヤの伝承に登場する)のように、真理に逆らっているのです。彼らは心の腐った、信仰の失格者です。 9 しかし、いつまでもそんなことが続くわけではありません。ヤンネとヤンブレの罪がだれの目にも明らかになったように、いつかは、彼らの愚かさも明白になるのです。
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