Revised Common Lectionary (Complementary)
64 1-2 神よ、この訴えに耳を傾け、
残忍な悪者どもの企みから守ってください。
3 彼らの舌は、剣のように研ぎすまされていて、
私をひどく傷つけます。
情け容赦ないことばを矢のように、
この胸に射かけてくるのです。
4 彼らは待ち伏せては、
罪のない者を不意打ちにしますが、
何かを恐れるということもありません。
5 彼らは互いに励まし、悪事を行うのです。
ひそかに示し合わせては罠をしかけ、
「まさか、気づかれるはずがない」と言っています。
6 目を光らせて悪事を重ねる機会をねらっているのです。
いくらでも時間をかけて、際限のない悪知恵を働かせ、
策略を巡らします。
7 しかし、神から不意に矢が飛んで来て、
彼らを突き刺します。
8 彼らはよろめいてのけぞり、
敵対していた相手の手によって、
息の根を止められるのです。
それを見ていた人々はみな、あざ笑います。
9 同時に、すべての人は恐れに取りつかれ、
神の奇跡の偉大さを口にするのです。
こうして、神は驚くべきことをなさるお方だと
思い知ります。
10 正しい人は主を信頼して喜び、
賛美のことばを惜しみません。
エジプトへの哀歌
32 エホヤキン王の捕囚から十二年目の第十二の月の一日、このような主のことばがありました。 2 「人の子よ、エジプトの王のために嘆け。そして、王に告げよ。
おまえは自分を、国々の中で
強くて若いライオンのようだと思っている。
だがおまえは、ナイル川の岸で水をかき混ぜて
濁らせている、わにのような存在でしかない。
3 神、主はこう語る。
わたしは大軍を差し向け、
わたしの網でおまえを捕らえる。
それから引き上げ、
4 死ぬまで地に放り出しておく。
空のあらゆる鳥がその上に群がり、
全地の野獣がむさぼり食って、
飽きるほどになるだろう。
5 わたしは山々をおまえの肉で覆い、
谷をその骨でうずめる。
6 谷川から山の頂上に至るまで、
地をおまえのほとばしる血で染めよう。
7 わたしはおまえを抹殺し、空を覆い、星を暗くする。
太陽は雲に隠れ、月も光を放たない。
8 ほんとうに、暗黒が全地を支配し、
明るく輝く星さえ、おまえの上では暗くなる。
9 わたしがおまえを滅ぼす時、見たこともない遠い国々の人が嘆き悲しむ。 10 確かに、わたしがおまえにすることを見て、多くの国々が恐怖に襲われ、王たちはおびえる。わたしが彼らの前で剣を振り回すと、わなわなと震える。おまえが倒される日、彼らは死の恐怖に取りつかれる。」
エルサレムを目指して進む
37 次の日、一行が山から降りて来ると、大ぜいの群衆が待ちかまえていました。 38 この時、群衆の中から一人の男が叫びました。「先生、どうかお助けを! 息子を見てやってください。たった一人の息子なんです。 39 ひとたび悪霊が取りつくと、大声で叫びだし、ひきつけを起こして口からあわを吹かせ、なかなか離れようとしません。 40 そこで、ここにいらっしゃるお弟子たちに、悪霊を追い出してくださいとお願いしたのですが、だめでした。」 41 イエスは弟子たちに言われました。「ああ、全く手に負えない、不信仰な人たちよ。いつまで我慢しなければならないのでしょう。さあ、その子を連れて来なさい。」 42 少年が近寄ると、悪霊はその子を押し倒し、激しくひきつけさせました。イエスは悪霊に出て行けと命じ、すっかり元気になった少年を、父親の手に返してやりました。 43 人々は、こんなことは神にしかできないと考え、恐ろしくなりました。
人々がイエスのなさるさまざまの不思議なわざについて驚いていると、イエスは弟子たちにおっしゃいました。
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