Revised Common Lectionary (Complementary)
ダビデが、その敵ドエグ(Ⅰサムエル22 章参照)に抗議して書いたもの。ドエグは、のちに八十五人の祭司とその家族を虐殺した。
52 おまえは英雄のつもりでいるのか。
神の民に加えたこの暴虐を誇っているのか。
2 おまえは策略を謀ることにかけては天才だ。
3 どうしてそれほど、善より悪が、
真実よりうそが好きなのか。
4 相手を中傷するのに目がなく、
でたらめを並べ立てては、平気で人を傷つける者よ。
5 神はおまえを激しく打ち倒し、
死人の国へ引きずって行かれる。
6 それを見て、神に従う人々は恐れを感じるが、
まもなく笑ってこう言うだろう。
7 「あれが、神をあなどり、富に望みを置き、
ますます大胆に悪事を働いた者の末路だ。」
8 一方、この私は、主に守られている
囲いの中のオリーブのようで、
いつまでも主のあわれみにすがる。
9 ああ主よ。
あなたの懲らしめがどんなものかを知った私は、
永久にあなたをほめたたえて、
そのあわれみを待ち望みます。
あなたがどんなにいつくしみ深い神であるか、
知らない者などいないのですから。
エジプトを象徴するレバノン杉
31 エホヤキン王が捕囚となって十一年目の第三の月の一日、次のような主のことばがありました。
2-3 「人の子よ、エジプトの王とその全国民に告げよ。
おまえはかつての大国アッシリヤと同じく、
まるでレバノン杉のようだ。
枝を大きく張って涼しい木陰を作り、
その先端は高く雲にまで達している。
4 根は地下深く伸びて、枝はよく生い茂り、
水を回りの木々にも供給していた。
5 どの木よりも高くそびえ立ち、
根から十分に水分を吸収して枝も大きく伸び、
こんもりと茂っていた。
6 枝には鳥が巣を作り、木陰で家畜が子を産んだ。
このように世界の大国がみな、その木陰に住んだのだ。
7 木はたくましく、美しかった。
深く根を張り、十分に水分を吸収していたからだ。
8 神の園の中にも、
この木より高くそびえるものはなかった。
糸杉もこの木の枝とは比べようがなく、
その美しさにはかなわなかった。
9 わたしが与えたその雄姿を、
エデンのすべての木がうらやましがった。」
10 しかし、主はこう語ります。「エジプトは思い上がって、尊大になった。雲にまで達するほど自分を高くして、他を見下した。 11 その罰として、わたしはエジプトを大国の手に渡して滅ぼす。わたしがエジプトを切り倒すのだ。 12 国々から恐れられているバビロンからの軍隊を侵入させ、その木を切り倒して、地に投げ捨てさせる。枝はエジプトの山や谷や川に散らされる。その木陰に身を寄せていた者はみな、倒れたエジプトを見捨てて出て行く。
11 この最後のことばは、自筆で書いています。見てください、この大きな字を。 12 何のために、例の教師たち(使徒15・1)が、あなたがたに割礼を受けさせようと図るのかわかりますか。その理由はただ一つです。すなわち、そのようにして評判や人気を得て、迫害を免れたいからです。その迫害とは、キリストの十字架が唯一の救いの道であると認めるなら、必ず受けるものです。 13 そうした、割礼を主張する教師たちは、割礼以外の律法は守ろうとしません。それなのに、あなたがたに割礼を強要するのは、弟子をふやして誇るためなのです。 14 しかし私は、主イエス・キリストの十字架のほかに、誇るものなど何もありません。十字架によって、私は、この世のものすべてに対して興味を失ってしまいました。この世も、私に対する興味をすっかり失ってしまったのです。 15 割礼を受けているかいないかは、今は、全く問題ではありません。大切なのは、私たちがほんとうに別の新しい人に造り変えられているかどうか、ということです。 16 どうか、この原則に従って生きる人々、そして真に神のものとなった人々に、神のあわれみと平安がありますように。
17 もう二度と、こんな問題で論じ合わなくていいようにしたいものです。私の体には、イエスに敵対する者からむち打たれ、傷つけられた跡が残っていますが、それこそ、キリストの奴隷であることのしるしなのですから。
18 どうか、私たちの主イエス・キリストの恵みが、あなたがた一同と共にありますように。アーメン。
パウロ
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