Revised Common Lectionary (Complementary)
130 ああ主よ。私は失意のどん底から、
あなたの助けを叫び求めます。
2 「お願いですから、私の訴えを聞いて、
助けてください。」
3-4 主がいつまでも私たちの罪を
心に留められるとしたら、
この祈りも聞いてはいただけないでしょう。
しかし、恐れ多いことですが、
あなたは赦してくださるお方です。
5 だからこそ私は、助けを信じ、
期待をこめて待っているのです。
6 見張りの者が夜明けを待つよりも切実に、
主を待ち望んでいます。
7 イスラエルよ、主を信じて希望を持ちなさい。
主は恵み深く親切で、
両手いっぱいの祝福をかかえて来てくださるからです。
8 主は、罪の奴隷となったイスラエルを
買い戻してくださいます。
9 民は口々に不平を言います。
「イザヤは自分をだれだと思っているのか。
このようなことを私たちに言うとは。
ろくにしゃべれない子どもとでもいうのか。
10 もうたくさんだ。
同じことをくどくどと、何度にも分けて少しずつ話す。
それでは、子どもでもわかるだろう。」
11 こう言って、いっこうに耳を貸そうとしません。
彼らに思い当たるのは、
罰を受けるということばだけです。
だから神は罰として、よくわからない話し方をする
外国人を送って彼らに語らせます。
そうなって初めて、
彼らは神のことばを聞くようになるのです。
12 最初から神の命令を守り、
正しい生活を送っていたなら、
自分の国で安らぎをもって暮らせたはずです。
せっかくの神の約束に、彼らは耳をふさぎました。
13 そこで主は、機会あるごとに、
わかりやすいことばで同じことを語りました。
ところがこの簡単明瞭なことばに、
彼らはつまずいて倒れ、足を折り、
罠にかかって捕らえられるのです。
愛は多くの欠けた点を補う
7 世の終わりが近づいています。ですから、分別を持ち、身を慎んで祈りなさい。 8 何よりも、互いに熱心に愛し合いなさい。愛は、多くの欠けた点を補うからです。 9 食べる物に困り、宿のない人がいたら、気持ちよく家に迎え入れてあげなさい。
10 神はあなたがた一人一人に賜物を与えておられます。それぞれに与えられた賜物によって、互いに助け合い、神からのあふれる恵みを他の人と分かち合いなさい。 11 説教するために選ばれた人は、神があなたを通してじかにお語りになるように語りなさい。人に奉仕するために選ばれた人は、神が下さる力に満たされて人々を助けなさい。それは、すべてのことにおいて、イエス・キリストを通して神がほめたたえられるためです。どうか、栄光と力がいつまでもキリストにありますように。アーメン。
12 愛する皆さん。炎のように燃えさかる試練に直面しても、あわてたり、おじけづいたりしてはいけません。ふりかかる試練は、決して思いがけないものでも、異常なものでもないからです。 13 むしろ、その試練によってキリストと苦しみを分かち合えるのですから、喜びなさい。やがてキリストの栄光が現れる時、その栄光を共に受けて、すばらしい喜びを味わうためです。 14 もしクリスチャンであるばかりに、ののしられ、非難されるなら、あなたがたは幸いです。神の御霊がいっしょにいてくださるからです。
15 だれも、人殺しや盗みの罪に問われたり、問題を引き起こしたり、みだりに他人のことに首を突っ込んだりして、そのために苦しむことがないよう気をつけてください。そんなことが、私の耳に入らないようにしてください。 16 しかし、クリスチャンだという理由で苦しみを受けるなら、少しも恥じることはありません。それは、キリストの家族の一員として、キリストの名で呼ばれる特権を受けた証拠ですから、神をほめたたえなさい。 17 なぜなら、さばきの時がすでに来ているからです。しかもそのさばきは、神の家(教会)から始まるのです。このように、クリスチャンの私たちでさえさばかれるのなら、神に従わない人々には、どんなに恐ろしい運命が待ち受けていることでしょう。 18 正しい人がかろうじて救われるのであれば、神を信じない人々は、いったいどんなことになるのでしょう。
19 ですから、あなたがたの今の苦しみが神の御心に添うものであるなら、なお続けて善を行いなさい。そして、あなたがたを造られた神に、すべてをお任せしなさい。神から見捨てられることは決してありません。
Copyright© 1978, 2011, 2016 by Biblica, Inc.® Used by permission. All rights reserved worldwide.