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Old/New Testament

Each day includes a passage from both the Old Testament and New Testament.
Duration: 365 days
Japanese Bible: Easy-to-Read Version (JERV)
Version
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マルコ 6:1-29

自分の故郷に帰るイエス

マタイ13:53-58; ルカ4:16-30

イエスはそこを去り、故郷に帰った。彼の弟子たちも一緒だった。 休日サバスの日・・・イエスはユダヤ集会所シナゴグで教えていた。そして、彼のメッセージを聞いた人たちは驚いた。彼らは言った。「お、おい、誰だあいつ?あれ全部、どこから学んできたんだ?あんな知恵をどっからもらってきたんだ?誰があいつに?奇跡を起こす力もどこで得たんだろう? えーでも、アイツ、俺らが知ってる大工じゃねぇか!あのマリアのとこの息子で、兄弟はヤコブとヨセフ、それにユダとシモンだろ?妹たちだってまだこの村に住んでるよな?」そのため、地元の人たちにとって彼を受け入れることは簡単ではなかった。

それからイエスは彼らに言った。「人々が預言者を敬わない唯一の場所は、その人の故郷であり、彼自身の親戚と家族だ」 イエスはその場所で、何人かの病気の人たちに手を置いていやすことを除いては、奇跡という奇跡を起こすことができなかった。 彼はそこの人々が信仰を持っていなかったことに驚いた。

使徒をミッションに送り出す

マタイ10:1, 5-15; ルカ9:1-6

イエスは次々と村の人々に教えて回った。 ある日、イエスは12使徒を呼び集めると、彼らを2人1組のチームに分け始めた。「受けとれーー!」12使徒は、イエスから悪霊を追い払う力を与えられた。 イエスは彼らにこう伝えた。「いいか、旅には何も持っていくんじゃない。食料、かばん、お金もだ。まあ長旅になるだろうから、杖ぐらいはいいが。 あ、くつも履いていいぞ!だが着替えはなしだ。 10 町に着き、誰かが宿やどを貸してくれるなら、その町を出るまではその家にとどまりなさい。 11 もし、その町の住民が誰も受け入れてくれず、お前たちの話に耳を傾けないのなら、その町をさっさと去るんだ。そして、彼らの間違いに警告を与え、足のちりを完全に払い落とすんだ」

12 こうして、使徒たちは他の町や村へ行き、出会う人に話しかけては、心を入れ替え、生き方を変えるようにと教えていった。 13 また、次々に悪霊デーモンたちを追い出し、病人にはオリーブオイルを塗り、病気も治していったのだった。——【当時、オリーブオイルは薬として用いられていた。また、この行為はイエスと弟子たちに、聖霊ホーリースピリットを通して与えられたいやしの力を象徴していた】

イエスが洗礼者バプティストヨハネだと思っているヘロデ総督

マタイ14:1-2; ルカ9:7-9

14 たちまちイエスは国中で有名になり、そのうわさがヘロデ王の耳にまで届くほどになった。「あの洗礼者バプティストヨハネに違いない!ヨハネが死からよみがえったんじゃなければ、そんな奇跡は行えないはずだ!」

15 他の人が言った。「いや、預言者エリヤだ!」また他の人はこう言った。「預言者じゃ・・・それも伝説の預言者たちのような・・・」

16 ヘロデ王はイエスについてこれらのうわさを聞くと、「ヨハネの首ならはねた・・・そのヨハネが死から復活した!」と言った。

洗礼者バプティストヨハネが捕まり殺された一部始終

マタイ14:3-12; ルカ3:19-20

17 ヘロデは自ら兵士に命令を出すと、ヨハネを逮捕させ、刑務所に入れるように命じた。ヘロデは妻ヘロデヤを喜ばせるためにこのことをしたのだ。ヘロデヤは最初、ヘロデ王の兄弟であるピリポと結婚していたが、その後ヘロデ王が彼女と結婚したのだ。 18 ヨハネはヘロデに言った。「王よ、あなたの兄弟の妻との結婚ですが、これはよくない事です!」 19 そんな事があり、ヘロデの妻であるヘロデヤは、ヨハネを憎んでいたのだ。彼女はヨハネの死を望んでいたが、ヘロデを説得して彼を殺すことはできなかった。 20 ヘロデはヨハネを殺すことを恐れたのだ。彼が神に仕える義人であることを知っていたからだ。そのためヘロデはヨハネを守っていた。ヨハネが言った事に対して非常に多くのことを考えさせられていたが、ヘロデはヨハネからいろいろなことを聞くのが好きだったのだ。

21 ある時、妻ヘロデヤのもとにヨハネの死を引き起こす絶好の機会が訪れた・・・それは、ヘロデ王の誕生日のことであった。ヘロデ王は、自身の誕生日を祝うために、政府高官や軍の司令官、またガリラヤ地方の権力者など、位の高い者を招いて宴会を開いていた。 22 そんな中、宴会に来ていたヘロデヤの娘は踊りを披露していたのだ。彼女の踊りに、ヘロデ王と一緒に食事をしていた人々は大変喜んでいた。

そこでヘロデ王は少女に言った。「これは素晴らしい!褒美として、お前の欲しいものは何でもやろう!」 23 彼は彼女に約束した。「お前が求めるものはなんでも、この国の半分でさえも与えよう!」

24 少女は母親のところに行き、「ヘロデ王に何を頼むべきですか?」と尋ねた。

すると、彼女の母親はこう答えた。「洗礼者バプティストヨハネの首をお願いして!」

25 そこで、少女はすぐに王のもとに戻った。そして、彼女は王に言った。「洗礼者バプティストヨハネの頭をください。今すぐ皿の上にのせて持って来てください」

26 ヘロデ王は非常に悲しかったが、彼は招待客たちの前で彼女にした約束を破りたくなかった。 27 そこで彼は兵士を送って、ヨハネの頭を切り落とし、持って来いと命令した。兵士は出て行くと、刑務所でヨハネの頭を切り落とした。 28 兵士が頭を皿にのせて持って来ると、少女に渡し、少女はそれを母親に渡した。 29 ヨハネの弟子たちがヨハネの身に起きたことを聞くと、ヨハネの死体を回収して墓に埋葬まいそうした。

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