Old/New Testament
イエスについて行く
(ルカ9:57-62)
18 イエスが自分の周りにいる群衆を見ると、弟子たちに湖の向こう岸まで小舟をこぐように指示をした。 19 すると、掟の学者が来てこう言った。「先生!あなたが行くところだったら、どこへでもついて行きます」
20 イエスは彼に言った。「キツネには住みかがあり、鳥には巣がある。しかし、人の子には横になる場所もない」
21 すると、イエスの連れである別の人が言った。「師匠!私は父親の葬式をあげてからついて行きます」
22 「死んだ人は死んだ人に任せればいい。お前には、神の王国を伝える義務がある」
イエスが嵐を止める
(マルコ4:35-41; ルカ8:22-25)
23 いーよっと!イエスは弟子たちと舟に乗りこんだ。 24 浅瀬から大分離れてからのこと・・・ビューーーー「風が強くなってきたな・・・」「あぁ、これは荒れるぞ・・・」風はみるみるうちに強くなり、波が高くなった。バッシャーーンッ!ザッブゥーーン!湖がひどく荒れ狂いだした!「ウ、ウワァ〰!沈没するぞぉ〰〰〰〰!」波が勢いよく小舟を叩きつけるとあっという間に小舟は水びたしになり、沈みかけた。しかしこの緊急事態の中、イエスはというと・・・ん?寝ている?しかも、熟睡中・・・ 25 慌てふためきながらイエスを起こす弟子たち。「し、ししょーーッ!溺れてじまいまずーーッ!」
26 イエスが答えた。「何が怖い?まだ信用できないのか?」イエスは起き上がると、嵐に命令を下した。スーー!すると、嵐はピタッと静まり、水面は穏やかになった。
27 あ゛、あ゛、あ゛・・・弟子たちは頭を整理できずにいた。「風も水も服従するこの方はいったい・・・」
2人から悪霊を追い出す
(マルコ5:1-20; ルカ8:26-39)
28 イエスとその弟子たちが乗った小舟は、ガリラヤ湖の反対岸にあるゲラサ人が住む地についた。この地には悪霊に取り憑かれた男が2人いた。墓である洞穴を住処としており、鬼のように凶暴な彼らのせいで近くの道を通りたくても誰も通れなかった。 29 そんな2人がイエスのもとにやってきて叫んだ。「ヴゥオォォォォ!神ノ子ヨ!イッタイココヘ何ヲシニ来タ?ソノ時ヲ前ニシテ、俺タチヲ懲ラシメニ来タノカ?」
30 少し遠くに目をやると、そこには餌をむさぼるブタの群れが・・・。 31 そこで悪霊たちはイエスに頼んだ。「コイツラカラ出テイケト言ウコトデシタラ、アソコニイルブタノ群レニ、取リツカサセテ下サイマセェェェ!」
32 イエスは彼らに言った。「行け」ズォォォ〰〰ドヒューン!イエスの命令どおり、男たちから勢いよく出た悪霊たちはブタの群れに次々と入って行った。「ッ!ブ、ブヒィィィーー」ドォゴゴゴゴ・・・・・・ザバァン、ザバ、ザバババババーン・・・ブタの群れは気が狂ったかのように泣き叫びながら丘を駆け下り、雪崩のように湖に突っ込んでいって溺れ沈んでいった。 33 ブタを飼育していた男たちはひどく動揺し、一斉にその場から逃げ出した!町に着くと、住民に何が起きたのか、特にあの墓に住む悪霊に取り憑かれた2人の男について見たままを伝えた。 34 すると、町中の人々がイエスを見ようと出てきたのだ。イエスの姿を見るやいなや、彼らの町から出ていくようにとイエスに頼んだ。
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