Old/New Testament
城壁の再建を妨害する人々
4 1-2 サヌバラテは、城壁の再建が進んでいるのを知って、憤慨しました。怒りに燃えて私を大声でののしったり、あざ笑ったりしました。サヌバラテの友人やサマリヤ軍の将校も、そこに加わりました。「この惨めったらしいユダヤ人は、何をしているつもりなのか。いけにえをささげさえすれば、一日で城壁ができ上がると思っているようだ。見るがいい。瓦礫の中から、焼けこげた石を引っぱり出しているあの姿を。」
3 サヌバラテのかたわらではトビヤが、「きつねが一匹乗っかっただけでも崩れそうだ」と悪態をつきました。 4 私は祈りました。「主なる神様、お聞きください。私たちは侮辱されています。どうか、あのあざけりを、そっくりそのまま、あの者たちの頭上に返してください。あの者たちにも、外国に囚われの身となる思いを味わわせてください。 5 神様があの者たちの罪に目をつぶったり、罪を消し去ったりすることがありませんように。神様の城壁を再建している私たちを侮辱するのは、神様を侮辱するのと同じなのです。」
6 誰もが一生懸命に工事をしたおかげで、高さは以前の半分でしたが、ついに全市を囲む城壁が完成しました。
7 サヌバラテ、トビヤ、アラブ人、アモン人、アシュドデ人たちは、工事が順調に進み、城壁の破損箇所の修理も終わったと聞くと、腹わたが煮えくり返る思いでした。 8 彼らは直ちに軍隊を出動させ、エルサレムに暴動と混乱を引き起こそうと企てました。 9 私たちは神に祈り、自らの身を守るため、昼も夜も警戒に当たりました。
10 ところが指導者の内にも、不満をもらす者が現れてきました。彼らは言いました。
「働く者が疲れきってしまった。
瓦礫が多すぎて、
自分たちだけでは処理することなどできない。」
11 敵はその間、力ずくで工事をやめさせようと、奇襲をしかけて私たちを皆殺しにする計画を着々と進めていました。 12 敵はまた、近くの町や村から来た者が自分たちの町や村に戻るたび、エルサレムには戻らないようにそそのかしました。 13 私は、城壁のうしろの空地に、各家族ごとに武装した者を配置しました。 14 私はこのような情況を踏まえ、指導者や国民を集めて、こう言いました。「恐れてはなりません。神様は偉大で、恵み深いお方ではありませんか。さあ戦うのです。友のため、家族のため、家のために。」
15 敵は、陰謀が神によってあばかれて私たちに知らされ、失敗に終わったことを知りました。今や、私たちは一丸となって城壁工事を再開しました。 16 しかし、そのようなことがあってから、工事に取りかかる者は半数にし、残り半数は背後で警戒に当たらせることにしました。 17 石工や力仕事の者は、手の届く所に武器を用意しておいたり、 18 剣を腰につけたりして工事を進めました。私のそばには、ラッパで警報を吹き鳴らす者を配置しました。 19-20 「工事は広範囲にわたり、私たちは互いに離れた場所で仕事をしている。だから、ラッパが鳴ったら急いで私のもとに集合するのだ。神様が味方して戦ってくださることを忘れてはならない。」
21 私たちは、朝は日の出から、夕べは日没まで働きました。半数の者はいつも警戒に当たりました。 22 郊外に住む者には、市内への移転を命じました。そうすれば、その雇い人たちは昼間働くだけでなく、夜間の警戒にも当たることができるからです。 23 この期間中、私も、兄弟も、召使たちも、いっしょにいた護衛も洗濯するとき以外は服を脱がず、いつも武器を持ち歩いていました。
ユダヤ人の間の問題
5 このころ、暴利を貪っている金持ちに対して、子どもを持つ親たちから、激しい抗議の声が上がりました。 2-4 事の起こりは、食べ物を買う金のなくなった家で、金持ちに子どもを売ったり、畑やぶどう園や家を抵当に入れたりする事態が生じてきたことです。税金を払うために限度いっぱいまで借金をして、売るものもなくなってしまった者もいました。 5 人々は、「彼らは私たちの同胞ではないか。彼らの子どもは、私たちの子どもも同然だ。それなのに、生きていくために、子どもを奴隷に売らなくてはならないとは。もはや売った娘を買い戻す金もなく、畑も抵当に取られてしまった」と訴えました。
6 この抗議を聞いて、私は非常な憤りを感じました。 7 しばらく考えたのち、裕福な官僚たちを厳しく責めることにしました。「いったい、君たちのやってることは何だ。イスラエル人を助ける条件として、抵当を取るなど、そんなことがよくもできたものだ。」そして、彼らの処分をするため、みなの前で裁判を開きました。 8 私はその法廷で、彼らを告発しました。「私たちはみな、遠い国での奴隷生活から引き揚げて来た者たちを援助しようと、できるだけのことをしてきた。それに対して、君たちは無理やり彼らを奴隷に戻そうとしている。私はいったい何度、彼らを買い戻せばよいのか。」彼らは、全く反論することができませんでした。
9 私は続けました。「君たちのしていることは、非常に恐ろしいことだ。いったい、神様を恐れる気持ちがあるのか。回りには、私たちを滅ぼそうとすきをうかがう敵がうごめいているではないか。 10 君たち以外の者はみな、同胞のユダヤ人には、利子を取らずに金や穀物を貸してやっているのだ。こんな高利貸しのようなまねはやめなさい。 11 畑、ぶどう園、オリーブ園、家をみな返し、証文を破りなさい。」
12 彼らはうなずき、土地を抵当に取ったり、子どもを売らせたりしないで同胞を助けると約束しました。そこで私は、祭司たちを召集し、正式に誓わせました。 13 約束を破った者には神からのろいが下るように、とも祈りました。「もしこの誓いを破ったら、神が君たちの家と暮らしを破綻させてしまわれるように。」人々は全員「アーメン」と叫んで、主をほめたたえました。金を持っている者たちは誓いを実行に移しました。
14 私についていえば、アルタシャスタ王の治世の第二十年から三十二年までの十二年間、ユダの総督を務めましたが、その間、副官ともどもイスラエル人からは、一銭も給料や援助を受け取りませんでした。 15 前任の総督は、食糧とぶどう酒、一日銀四十シェケルの手当を要求し、配下の者もやりたい放題で、住民をしいたげました。しかし神を恐れる私は、そのようなことはしませんでした。 16 私はひたすら城壁の工事に励み、土地の投機に手を出すことなど、絶対にしませんでした。部下たちにも、工事に専念するよう命じました。 17 そのうえ、百五十人のユダヤ人の役人の食いぶちは私がまかない、ほかに外国からの客のもてなしもしていたのです。 18 一日につき、雄牛一頭、肥えた羊六頭。また、おびただしい鶏が必要で、十日ごとに種々のぶどう酒も用意しました。それでも、新たに課税することはしませんでした。そうでなくても、国民の生活は苦しかったからです。 19 神様、この民に対して私のしたことをお心に留め、私を祝福してください。
城壁再建へのさらなる妨害
6 城壁工事は余すところ、門の扉を取りつけるだけとなりました。サヌバラテ、トビヤ、アラブ人ゲシェムをはじめとする敵どもは、工事もほぼ完成したと聞くと、 2 手紙をよこして、オノ平野にある村で会見したいと言ってきました。それは私を殺す陰謀だと感づいたので、 3 私は次のような返事を送り返しました。「まだ、この大事業は終わっていない。中途で放って、そちらへ出向くわけにはいかない。」 4 彼らはしつこく、四度も同じ手紙をよこしたので、そのつど、同じように答えました。 5-6 五度目に、サヌバラテの使いは、次のような文面の、封のしていない手紙を持って来ました。「ゲシェムによると、行く先々で、こんなうわさが耳に入るそうだ。ユダヤ人は、反逆するために城壁を再建しているのだと。おまえは、王になろうとたくらんでいるそうではないか。 7 それに、エルサレムでは預言者を任命し、『ネヘミヤこそ、われわれに必要な人物だ』と言わせているとか。このことは、必ずアルタシャスタ王の耳に入れる。こちらに来るがよい。話し合う余地は十分にある。それしか助かる道はないのだ。」 8 私はこう答えてやりました。「胸によく手を当てて、考えてみることだ。事実に反することを並べ立てているだけではないか。 9 君たちは私たちを脅迫して、ただ工事を中止させたいだけなのだ。」ああ、神様。どうか、私に力をお与えください。
10 数日後、私は、メヘタブエルの孫でデラヤの子シェマヤを訪ねました。神からのお告げがあったと聞いたからです。「神殿に身を隠して、扉を閉めなさい。今晩、彼らはあなたを殺しにやって来ます」と、彼は警告しました。 11 私は言いました。「総督たる者が、危険だからといってどうして逃げ出せましょう。それに、祭司でもない私が神殿に入ったりすれば、いのちを失います。」
12-13 そのとき、私は悟りました。それは神のお告げではなく、トビヤとサヌバラテの陰謀だったのです。彼らはシェマヤを買収して私を脅し、神殿に逃げ込むような罪を犯させて、非難のほこ先を私に向けようとしたのでした。 14 「神様。トビヤ、サヌバラテ、女預言者ノアデヤ、その他の預言者の罪を、一つ残らず覚えていてください。彼らはあの手この手で、私の気持ちをくじこうと謀りました。」
15 こうして城壁は、着工から五十二日後の第十二の月の初めに完成しました。
城壁完成後の攻撃と警備
16 敵や回りの国々はこれを知って驚き、恐れました。神の助けがあったからこそ、この工事ができたのだ、と思い知らされたからです。 17 この間、トビヤとユダヤ人の腐敗した役人の間では、何通もの手紙がやり取りされました。 18 トビヤにとって、アラフの息子シェカヌヤは義父に当たり、息子ヨハナンも、ベレクヤの息子メシュラムの娘と結婚していたので、ユダ国内には、トビヤに忠誠を誓う者も多かったのです。 19 彼らは口々に、トビヤのことを私にほめそやしましたし、私の言うことはそっくり彼の耳に入れていました。一方トビヤは、頻繁に脅迫状を送ってよこしました。
7 城壁が完成し、扉が取りつけられ、門衛、歌い手、レビ人が任命されると、 2 私はエルサレムを治める責任を、兄弟ハナニとハナヌヤとにゆだねました。ハナヌヤは要塞の司令官で、誰よりも神を敬う人物だったからです。 3 私は二人に二、三の指示を与えました。太陽が昇りきるまでは開門してはならないこと、閉門は守衛が警備に当たっているうちに行い、かんぬきはしっかりかけることなどです。また、守衛はエルサレムに住んで規則正しく警備に当たり、城壁近くの住民は付近の城壁警備に当たるよう命じました。 4 というのも、町は大きいのに人口が少なく、家もまばらだったからです。
捕囚から帰還した人々の一覧
5 神は、町の指導者や一般市民を集めて登録させよ、とお命じになりました。私は、以前エルサレムに帰って来た人々の系図を見つけましたが、それには、次のように書かれていました。
6 「バビロンの王ネブカデネザルが連行した捕囚のうち、エルサレムに帰って来た者の名は次のとおりです。
7 指導者
ゼルバベル、ヨシュア、ネヘミヤ、アザルヤ、ラアムヤ、ナハマニ、モルデカイ、ビルシャン、ミスペレテ、ビグワイ、ネフム、バアナ。
8-38 その時、共に帰って来た者の数――
パルオシュ族二千百七十二名、シェファテヤ族三百七十二名、アラフ族六百五十二名、ヨシュアとヨアブの二族からなるパハテ・モアブ族二千八百十八名、エラム族千二百五十四名、ザト族八百四十五名、ザカイ族七百六十名、ビヌイ族六百四十八名、ベバイ族六百二十八名、アズガデ族二千三百二十二名、アドニカム族六百六十七名、ビグワイ族二千六十七名、アディン族六百五十五名、ヒゼキヤ族、すなわちアテル族九十八名、ハシュム族三百二十八名、ベツァイ族三百二十四名、ハリフ族百十二名、ギブオン族九十五名、ベツレヘムとネトファの人々百八十八名、アナトテの人々百二十八名、ベテ・アズマベテの人々四十二名、キルヤテ・エアリム、ケフィラ、ベエロテの人々七百四十三名、ラマとゲバの人々六百二十一名、ミクマスの人々百二十二名、ベテルとアイの人々百二十三名、ネボの人々五十二名、エラム族千二百五十四名、ハリム族三百二十名、エリコの人々三百四十五名、ロデ、ハディデ、オノの人々七百二十一名、セナアの人々三千九百三十名。
39-42 帰還した祭司の数――
エダヤ族のうちヨシュア家の血筋の者九百七十三名、イメル族千五十二名、パシュフル族千二百四十七名、ハリム族千十七名。
43-45 レビ人の数――
ヨシュア族から分かれたホデヤ族のうち、カデミエルの家系の者七十四名、聖歌隊員のアサフ族百四十八名、門衛のシャルム族、アテル族、タルモン族、アクブ族、ハティタ族、ショバイ族百三十八名、 46-56 神殿奉仕者のツィハ族、ハスファ族、タバオテ族、ケロス族、シア族、パドン族、レバナ族、ハガバ族、サルマイ族、ハナン族、ギデル族、ガハル族、レアヤ族、レツィン族、ネコダ族、ガザム族、ウザ族、パセアハ族、ベサイ族、メウニム族、ネフィシェシム族、バクブク族、ハクファ族、ハルフル族、バツリテ族、メヒダ族、ハルシャ族、バルコス族、シセラ族、テマフ族、ネツィアハ族、ハティファ族。
57-59 ソロモンの家臣の子孫――
ソタイ族、ソフェレテ族、ペリダ族、ヤアラ族、ダルコン族、ギデル族、シェファテヤ族、ハティル族、ポケレテ・ハツェバイム族、アモン族、 60 神殿奉仕者とソロモンの家臣の子孫の合計は、三百九十二名です。」
61 ペルシヤの諸都市、テル・メラフ、テル・ハルシャ、ケルブ、アドン、イメルなどから引き揚げて来た人々もいましたが、系図をなくしていて、ユダヤ人であることを証明できませんでした。 62 それは、デラヤ族、トビヤ族、ネコダ族の六百四十二名の人々です。 63-65 祭司の中にも、系図を紛失した人々がいました。ホバヤ族、コツ族、バルジライ族などです。このうちバルジライは、ギルアデ人バルジライの娘婿となり、その姓を名乗っていました。この人々は、正真正銘の祭司かどうか、ウリムとトンミム(神意を伺う一種のくじ)によって神の判断を仰ぐまでは祭司の務めに就くこともできず、祭司の食糧として保証されている、供え物の分配にもあずかることができませんでした。
66 この時期にユダに帰った人々の総数は四万二千三百六十名に上ります。 67 その他、奴隷が七千三百三十七名、男女の聖歌隊員が二百四十五名いました。 68 馬七百三十六頭、らば二百四十五頭、らくだ四百三十五頭、ろば六千七百二十頭もいっしょでした。
69-70 諸族の指導者の中にも、工事のためにささげ物をする人がいました。総督は、金八・五キログラム、金の器五十点、祭司の服五百三十着を、ほかの指導者たちは、金百七十キログラム、銀一千二百五十四キログラムを、 71 一般市民は、金百七十キログラム、銀千百四十キログラム、祭司の服六十七着を、それぞれささげました。
72 祭司、レビ人、門衛、聖歌隊員、神殿奉仕者、その他の人々は、ユダの自分たちの故郷の町や村へと帰って行きましたが、第七の月には、みなエルサレムに戻って来ました。
22 ああ、皆さん。これから申し上げることを聞いてください。よくご存じのように、ナザレのイエスは、あなたがたの前で、力ある奇跡を行われました。神様はそれによって、だれにもはっきりわかるように、イエス様の身元を保証なさったのです。 23 神様はあらかじめ計画したとおり、この方を、あなたがたの手でローマ政府に引き渡し、十字架で処刑することをお許しになりました。 24 そうした上で、この方を死の苦しみから解放し、復活させたのです。この方が、ずっと死んだままでいることなど、ありえないことだからです。
25 ダビデ王は、イエス様のことをこう言っています。
『主はいつも私と共におられる。
主が私を助け、
神の大きな力が私を支える。
26 だから、心は喜びにあふれ、
私の舌は主をほめたたえる。
たとい死んでも、私には望みがある。
27 あなたは、私のたましいを地獄に放置せず、
あなたの聖なる息子の体を、
朽ち果てさせることもない。
28 私を生き返らせ、
あなたの前で、すばらしい喜びにあふれさせる。』(詩篇16・8-11)
29 愛する皆さん。考えてください。ダビデはここで、自分のことを語っているわけではありません。そうでしょう。ダビデは死んで葬られ、その墓は今でも、ちゃんと残っているではありませんか。 30 しかし、彼は預言者でしたから、自分の子孫の一人がメシヤ(ヘブル語で、救い主)となり、ダビデの王座につくと神が誓われたことを知っていたのです。 31 それで、遠い将来を望み見ながら、メシヤの復活を預言しました。メシヤのたましいは地獄に放置されず、その体が朽ち果てることもない、と語ったのです。 32 そのとおり、神様はイエスを復活させました。私たちはみな、そのことの証人です。
33 いまイエス様は、天で最も栄誉ある神の右の座についておられます。そして、約束どおり、父なる神は聖霊を送ってくださいました。その結果、たった今、あなたがたが見聞きしたことが起こったのです。
34-35 ダビデは、決して自分のことを言ったのではありません。ダビデは天にのぼったことはないからです。それに、当のダビデがこうも言っています。
『神は私の主に言われた。
「わたしがあなたの敵を
完全に征服するまで、
わたしの右に座っていなさい。」』(詩篇110・1)
36 ですから、イスラエルのすべての人に、はっきり言っておきます。神様が主とし、キリスト(ギリシャ語で、救い主)とされたイエスを、あなたがたは十字架につけたのです。」
37 ペテロのことばは、人々の心を強く打ちました。「それでは、私たちはどうすればいいのでしょう。」あちらからもこちらからも、使徒たちへの質問の声があがりました。
38 ペテロは答えました。「一人一人、罪の生活から悔い改めて神に立ち返りなさい。そして、罪を赦していただくために、イエス・キリストの名によってバプテスマ(洗礼)を受けなさい。そうすれば、聖霊という賜物をいただけます。 39 それはキリストが約束してくださったことです。あなたがたは言うまでもなく、あなたがたの子孫、また遠くにいても、私たちの神である主がお招きになったすべての人に与えられるのです。」
40 このあとも、ペテロの説教はえんえんと続きました。イエスのことや、悪に満ちたこの時代から救われなければならないことを、ことばを尽くして訴えたのです。 41 この日、ペテロの言うことを信じた人はバプテスマを受けましたが、その数は全部で三千人ほどでした。 42 彼らは、使徒たちの教えをよく守り、聖餐式(パンと杯によりキリストの体と血の祝福にあずかる、キリスト教の礼典の一つ)や祈り会に加わっていました。
43 だれもが心から神を恐れ敬うようになり、また、使徒たちは次々と奇跡を行いました。 44 信者たちはみないっしょにいて、それぞれの持ち物を分け合い、 45 必要がある人には、財産を売り払って与えました。 46 毎日、神殿で礼拝をし、聖餐の時は、少人数に分かれてめいめいの家に集まり、心から喜びと感謝にあふれて食事を共にし、 47 心から神を賛美しました。彼らは町中の人に好感をもたれ、神も、救われる人を毎日、仲間に加えてくださいました。
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