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Old/New Testament

Each day includes a passage from both the Old Testament and New Testament.
Duration: 365 days
Japanese Living Bible (JLB)
Version
イザヤ書 11-13

ダビデの家系から出る枝

11 ダビデ王の家系は切り倒されますが、
その切り株から新芽が生え、
そこから一本の若枝が出て、
その上に主の霊が宿ります。
それは知恵の霊、悟りの霊、助言と力の霊、
知識の霊、そして主を恐れる霊です。
この方は主に従うことを喜びとし、
外見や捏造された証拠、うわさによってさばかず、
貧しい人やさげすまれている人の味方になります。
反対に、このような人にひどい仕打ちをする
悪者どもには容赦しません。

公平と真実を身にまとっているからです。

その日には、狼と子羊がいっしょに休み、

ひょうと子やぎは大の仲良しになります。
子牛や丸々と太った家畜が
ライオンの間にいても心配はなく、
小さい子どもがその群れを追って行きます。
牛は熊の間に入り込んで草を食べ、
その子らはじゃれ合い、
ライオンは牛のように草を食べます。
幼子が毒蛇の間をはい回ってもかまれず、
子どもは平気でまむしの巣に手を入れます。
主の聖なる山のどこででも、
傷つけたり危害を加えたりするものは
一つもありません。
水が海を満たすように、
主を知る知識が地にあふれるからです。

10 その日、エッサイの家から出て
ダビデ王朝を開いたお方は、
全世界の人々の救いの旗となって翻ります。
この方のいる地は栄光のとどまる所となるので、
国々の民がこの方のもとへ集まります。
11 その時になって、主は、
生き残ったご自分の民を呼び戻します。
これは二度目の帰郷で、彼らはアッシリヤ、
エジプト、エチオピヤ、エラム、バビロン、
ハマテ、および遠く離れた島国から
イスラエルへ帰って来るのです。
12 神は国々の中に合図の旗を上げ、
散り散りになったイスラエル人を、
地の果てから呼び集めます。
13 ついにその時、
イスラエルとユダの互いのねたみはなくなり、
二度と戦いを交えません。
14 彼らは力を合わせて国々に飛びかかり、
東西に領土を延ばし、
エドム、モアブ、アモンを占領します。
15 主はエジプトの海の入江を干上がらせて道をつくり、
大河に向かって手を振り、
強い風を送って七つの流れに分けるので、
容易に渡れるようになります。
16 生き残った民のために、
アッシリヤからの広い道が備えられます。
かつて、イスラエル人が
エジプトから帰って来た時に備えられたように。

賛美の歌

12 その日、あなたは言うでしょう。
「主はなんとすばらしいお方だろう。
私のことを怒っておられたのに、
今は慰めてくださる。
そればかりか、神は私を救うために来てくださった。
私は主に信頼し、少しも怖くない。
主は私の力、歌、そして救い。
救いの泉から十分に飲める喜びを、
何にたとえたらいいのだろう。」
この記念すべき日に、あなたは言うでしょう。
「主に感謝し、御名をたたえよう。
世界中の人に、主の驚くべき愛を伝えよう。
主はなんと偉大なお方なのだろう。」
主がすばらしいことをなさったのだから、
主に歌いましょう。
その賛美を世界中に響かせましょう。
エルサレムの全住民が、
喜びにあふれて高らかに賛美しますように。
あなたの内に住んでおられるイスラエルの聖なる神は、
この上なく偉大で力あるお方だからです。

バビロンについての預言

13 以下は、神がアモツの子イザヤに示したバビロン滅亡の幻です。

「バビロンに攻め上る敵軍の旗を見よ。
資産家どもと権力者どもの屋敷を壊そうと
進撃して来る彼らに、歓声を上げて手を振れ。
主であるわたしは、
この時のために彼らを取っておいた。
わたしは、わたしの怒りを晴らすために
喜んで協力する者を呼び集めた。
山の上の騒動と、軍隊が行進して来る音を聞け。
あれは、多くの国の兵士がどよめき叫ぶ声だ。
天の軍勢の主が彼らを連れて来た。
それも、ずっと遠い国々からだ。
バビロンよ、彼らはおまえを攻め立てる神の武器だ。
神の怒りを運んで来て、おまえの国を見るも無残に踏みにじる。
いよいよ主の時が来たのだから、
恐怖におびえて泣き叫べ。
全能の神がおまえたちを打ち砕く時がついにきた。
あまりの恐ろしさに腕は麻痺し、勇気はくじけ、
震え上がる。産みの苦しみにあえぐ女のように、
激しい苦痛を伴う恐れに取りつかれる。
おまえたちは絶望して互いに見つめ合うが、
青ざめたその顔に映るのは、町を焼く炎ばかりだ。
さあ、神の日が来る。
それは、神の憤りと激しい怒りに包まれた、
身の毛もよだつような日だ。
地は、そこに住む罪人もろとも滅びうせる。
10 星も太陽も月も一筋の光さえ放たず、
天は真っ暗になる。
11 わたしは世界をその悪のために、
悪者どもをその罪のために罰する。
傲慢な者とおごる金持ちとを踏みつぶす。
12 わたしがそれを終えた時、
生き残っている者はほんの一握りだ。
その時、人を見いだすことは
金鉱を掘り当てることより難しく、
オフィルの金より価値あるものとなる。
13 わたしが憤りと激しい怒りで天を震わすので、
大地は元の場所から移動する。
14 バビロンの兵士は逃げ回り、ついに精根尽きて倒れる。
まるで犬に追われる鹿のように
故国めざして一目散に走り、
羊飼いに捨てられた羊のようにさまよう。
15 走る気力を失った者は無残に殺される。
16 幼子たちは彼らの目の前で、
舗道の石に投げつけられて殺される。
家は略奪され、妻は攻め入った敵兵に犯される。
17 わたしはメディヤ人をバビロンに敵対させる。
どれほど金銀を積んでも、
彼らを買収することはできない。
18 侵入した軍隊は、若者にも子どもにも幼子にも、
いっさい手ごころを加えない。
19 こうして、王国の誉れであり
カルデヤ文明の華であったバビロンは、
天からの火に焼かれたソドムとゴモラのように滅びる。
20 バビロンは二度と立ち上がれず、
永久に人が住みつかない。
遊牧の民でさえ、そこにテントを張らず、
羊飼いも、そこでは羊の群れを休ませない。
21 バビロンは荒野の野獣やだちょうの
住みかとなり果てる。
家々はみみずくの巣となり、悪鬼が来ては踊り回る。
22 ハイエナや山犬は宮殿を巣窟とする。
バビロンの寿命はあとわずか、運命の時はそこまで来ている。」

エペソ人への手紙 4

主に仕えたために、今こうして牢獄につながれている私からお願いします。このようにすばらしい神の祝福を受けるために選ばれたあなたがたは、それにふさわしく生活し、行動してください。 謙遜で柔和な人になってください。愛をもって互いの欠点を思いやり、互いに忍耐してください。 御霊によって心を一つにされるよう常に努力し、互いに仲良く暮らしなさい。

それぞれに与えられた能力

私たちはみな、一つの体の各器官です。だれもが同じ御霊を与えられ、同じ輝かしい未来へと招かれています。 また、私たちの主はただ一人であり、信仰も一つであり、バプテスマ(洗礼)も一つです。 そして、私たちすべての上に立ち、すべての中に宿り、各器官である私たちを貫いて生きておられる、神であり父である方は一つです。

けれども、キリストは私たち一人一人に、それぞれ賜物を与えてくださいました。ご自分の豊かな賜物の宝庫から、お心のままに与えてくださったのです。 聖書の詩篇の作者は、こう言っています。

「(キリストは)復活してサタンに打ち勝ち、
勝利を得て天に帰られた時、
人々に惜しみなく賜物をお与えになった。」詩篇68・18

ここで、キリストが「天に帰られた」という点に注意してください。つまり、最初は天の一番高い所におられたのに、地の一番低い所に下られたことを意味します。 10 この下って来られた方が、天に帰られたのです。それは、キリストが、底辺から頂点に至るまで、あらゆる点であらゆるものを満たすためなのです。

11 さてこうして、ある者には使徒としての賜物が与えられ、ある者にはすぐれた説教者としての賜物が与えられました。また、キリストを救い主として信じるように人々を指導する賜物を受けた者もいれば、羊を見守る羊飼いのように、神の民となった人たちの世話をし、教え導く力を受けた者もいます。

12 なぜこのように、それぞれに賜物が与えられたのでしょうか。それは、神の民となった人々が、神のためによりよく働けるよう整え、キリストの体である教会を、力にあふれた、完成した状態へと建て上げるためです。 13 そしてついに、私たちは、救いについて、また救い主である神の子について同じ信仰を持つに至り、主にあって完全に成長した者となるのです。 14 そこで、もはや、だれかから間違ったことを教えられたり、うそを真実のようにたくみに見せかけられたりしても、そのたびに、子どものようにふらふらと信じるものを変えてはいけません。 15 むしろ、誠実に語り、誠実にふるまい、誠実に生きて、常に真理に従うことを喜び、あらゆる点で、教会のかしらであるキリストにますます似た者となるのです。 16 このキリストのもとで、各器官が結び合わされ、体全体がしっかりと組み合わされて成長し、愛にあふれるようになるのです。

新しい生き方をしなさい

17 そこで私は、主にあって、このことを言わせていただきます。もうこれから先、救われていない人のようにむなしい生き方をしてはなりません。 18 彼らの閉ざされた心の中は真っ暗です。神に対して心を閉ざしているので、神のいのちから遠く離れています。 19 彼らは、善悪の区別など気にもせず、思いのままに、ふしだらな行いにふけっています。 20 しかし、キリストが教えてくださった生き方は、全く違います。 21 もしあなたがたが、ほんとうにキリストの声を聞き、キリストについて真理を学んでいるなら、 22 古い邪悪な性質を捨て去りなさい。古い性質とは、以前のあなたがたのように肉欲に惑わされ、滅んでいくような生き方です。 23 あなたがたの態度や考えを一新しなければなりません。 24 あなたがたは、神にかたどって造られた新しい人になるように、新しい性質を身にまといなさい。

25 私たちは互いに体の一部分なのですから、ごまかし合いをやめ、真実を語りなさい。 26 腹を立てることがあっても、恨みをいだいて罪を犯してはなりません。いつまでも怒ったままでいないで、すぐに怒りを収めなさい。 27 悪魔につけ込むすきを与えないためです。 28 盗みを働いていた人はやめ、かえって困っている人に施しができるように、まともに働きなさい。 29 悪意のこもったことばを口にしてはいけません。相手の益となり、助けとなること、また祝福を与えることだけを話しなさい。 30 聖霊を悲しませるような生き方をしてはいけません。この聖霊は、罪からの救いが完成する日のために、救いの確かな証印を押してくださる方であることを忘れてはなりません。 31 無慈悲、憤り、怒りなどを捨てなさい。とげのあることばやえこひいきをなくしなさい。 32 むしろ、互いに親切にし、心のやさしい人になりなさい。そして、神がキリストにあってあなたがたを赦してくださったように、互いに赦し合いなさい。

Japanese Living Bible (JLB)

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