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Old/New Testament

Each day includes a passage from both the Old Testament and New Testament.
Duration: 365 days
Japanese Living Bible (JLB)
Version
箴言 知恵の泉 8-9

知恵の勧め

1-3 知恵が呼んでいるのが聞こえませんか。
丘の頂や道ばた、町の門、四つ角、家々の玄関で、
知恵は叫んでいます。
4-5 「皆さん、あなたがたは何もわかっていない。
愚かなことばかりしている。
だから、わからせてあげよう。
6-7 これは大切なことだ。
わたしはごまかしは大きらいだから、
絶対にうそはつかない。
皆さんのためになること、正しいことしか言わない。
聞く気があれば、だれにでもすぐわかること、
10 それでいて、銀や金よりも値打があることを教えよう。」
11 知恵は宝石よりずっと価値があります。
どんな物も比べものになりません。
12 知恵のある人は正しい判断ができます。
知恵がその人に、いろいろなことを教えるからです。
13 主をないがしろにしないで尊ぶ人は、
悪いことがきらいです。
知恵のある人はみな、
傲慢や腐敗やごまかしをきらいます。

14-15 「わたし、知恵が
ためになることを教えてあげよう。
王が国を治めるのも、裁判官が善悪を見分けるのも、
わたしによる。
16 国の指導者は、知恵であるわたしがいなければ
正しく治めることはできない。
17 わたしは、わたしを愛する人を愛するから、
熱心に探せば必ずわたしを見いだす。
18 いつまでも続く富と名誉、正しいことを行う力は
わたしにある。
19 それがわたしの贈り物。
純金やよりすぐりの銀よりもすばらしい。
20 わたしはだれをも正しく扱い、えこひいきしない。
21 だから、わたしを愛し、わたしのことばを守る人は、
あらゆる面で裕福になる。

22 主は創造のみわざを始める前に、わたしを造られた。
23 永遠の昔から、まだ地球もない大昔から、
わたしはいた。
24 海もなく、泉もなく、
25 山や丘がそびえる以前から、わたしはいた。
26 主が大地や草原を造る以前に、わたしはすでにいた。
27-29 主が大地の上に天を広げ、
海の底から大きな泉をわき上がらせたとき、
わたしはそこにいた。
海と陸の境界線を決め、
水があふれないようにされたときも、わたしはいた。
そうだ。主が大地と海の青写真を作ったとき、
わたしもいたのだ。
30 わたしはいつもいっしょに働き、
子どものように毎日そばにいて、主を喜ばせた。
31 そして主が造られたこの世界で、
人々と楽しく過ごした。
32 だから、わたしのことばに聞き従いなさい。
わたしの命令を守ることが幸福のかぎなのだから。
33 わたしの言うことを聞いて、
知恵ある人になりなさい。
耳をふさいではいけない。
34 何としてもいっしょにいたいと、
毎日門の前で、わたしが出て来るのを
待ちかまえている人は幸せだ。
35 わたしを見いだす人はいのちを見いだし、
主に受け入れていただくことができる。
36 しかしわたしを見失う人は、自分をだめにする。
わたしの忠告を退ける人は死を愛しているのだ。」

知恵と愚かな女の勧め

知恵はりっぱな宮殿を建て、
大宴会を開こうと、ぶどう酒を用意し、
娘たちに客を呼びに行かせました。
娘たちは人通りの多い場所で呼びかけました。
「謙遜な人々は、
どうぞおいでください。
知恵が開く宴会で、私が作ったぶどう酒を
お召し上がりください。
どうしたら賢くなれるか、
賢明に生きられるか、よくわかるでしょう。」
7-8 人をさげすむような者に忠告を与えても、
辛辣なことばで言い返されるだけです。
その人のことを思ってしてあげても、
恨まれるだけなので、
もうかかわらないほうがよいのです。
知恵のある人は違います。
忠告すると、前以上にあなたを愛してくれます。
知恵のある人を教えなさい。
その人は、ますます賢くなります。
正しい人を教えなさい。
その人は、さらに多くのことがわかるようになります。
10 知恵の基本は、主を恐れ、大切にすることです。
物事がよくわかるようにしたければ、
まず神を知りなさい。
11 「生きがいのある実り多い人生を
送らせてあげよう」と、知恵は勧めます。
12 知恵は知恵ある人を助けます。
知恵をあざけるなら、自分が傷つくだけです。
13 悪い女はがさつで、みだらで、恥知らずです。
14 自分の家の前や町角で、
15 通りがかりの人や仕事に出かける人を
つかまえては誘惑し、
16 だましやすそうな人を見つけると、
しつこくささやきかけます。
「私の家にいらっしゃい。
17 盗んだ水は甘く、盗んだ食べ物はおいしいのです。」
18 彼らは、この女の客になった者が
今は地獄にいることを知らないのです。

コリント人への手紙Ⅱ 3

私の推薦状はあなたがた

私は今、偽教師のまねをして自分の推薦を始めているのでしょうか。あなたがたの身近にいる偽教師たちは、自分で自分を推薦したり、あなたがたあての長い推薦状を持って行ったりしなければならないような人たちです。しかし私たちは、だれからも推薦状を書いてもらう必要などないと思っています。また、あなたがたからの推薦状も必要ではありません。 私たちの推薦状は、あなたがた自身です。あなたがたの心の、そのすばらしい変わりようを見れば、だれにも、私たちの良い働きは一目瞭然です。 あなたがたそのものが、私たちが書いた「キリストからの手紙」であり、それはペンとインクではなく、生ける神の御霊によって書かれ、石の板にではなく、人の心に刻み込まれた手紙です。 大胆にこのような自慢をするのは、キリストを通して、心から神に信頼しているからにほかなりません。すなわち、神様は必ず、私たちのことばが真実となるよう助けてくださると信じているからです。 それは私たちが不変の価値がある何かを、自分の力でできると考えているからではありません。私たちの力も成功も、ただ神から来るのです。 神様は私たちが、人々を救う新しい契約について、人々に知らせることができるように助けてくださいました。それは、「神の律法(おきてや戒律)を全部守れ。さもないと滅びるぞ」と教えているのではありません。「御霊が新しいいのちを下さる」と教えているのです。「モーセの十戒」を守って救われようとする、古い方法の行き着く先は死です。しかし新しい方法によれば、御霊からいのちをいただけるのです。

消え去る栄光と永遠の栄光

けれども、死に通じる、石板に刻まれた文字による方法出エジプト31・18も、初めは輝かしい栄光をおびていたのです。その栄光のまばゆさに、イスラエルの人々は、モーセの顔をまともに見られないほどでした。従うべき神の律法を示した時のモーセの顔は、神の栄光そのもので光り輝いていたからです。――もっとも、その輝きは、やがて消え去る運命にあったのですが。 とすれば、御霊がいのちを与えてくださる、この今の時には、はるかにすばらしい栄光を期待できるのではないでしょうか。 死に通じる計画にも栄光があったのなら、人々を神との正しい関係に導く計画には、なおさら栄光が満ちあふれるのです。 10 事実、モーセの顔の最初の栄光は、新しい契約の圧倒的な栄光に比べれば、取るに足りないものです。 11 もし消え去ってゆく古い方法にも天の栄光が満ちていたとすれば、私たちの救いのために立てられた、永遠に続く神の新しい契約には、はるかにまさった栄光があるはずです。

12 この新しい栄光は決して消え去らないと確信しているので、私たちはきわめて大胆に語れるのです。 13 そしてモーセのように、栄光の消えていく様子をイスラエルの人々から隠すため、顔に覆いをかけたりはしません。

14 覆いがかけられたのは、モーセの顔だけではありません。イスラエルの人々の霊的理解力も覆われたのです。今でも、聖書が朗読される時、ユダヤ人の思いには、厚い覆いがかかっているように思えます。というのは、聖書のほんとうの意味を知ることも、理解することもできないからです。この覆いは、キリストを信じて初めて取り除かれるのです。 15 確かに今日でも、彼らがモーセの書を朗読する時、その心には覆いがかかったままです。

16 しかし、だれでも罪に背を向け、主のほうに向く時、その覆いは取り除かれます。 17 主は、いのちを与えてくださる御霊です。御霊のおられるところには自由があります。 18 私たちには顔の覆いがありません。鏡のように、主の栄光をはっきり映すことができます。そして、主の御霊が私たちのうちで働いてくださるにつれ、私たちはますます主に似た者にされていくのです。

Japanese Living Bible (JLB)

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