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Old/New Testament

Each day includes a passage from both the Old Testament and New Testament.
Duration: 365 days
Japanese Living Bible (JLB)
Version
詩篇 13-15

13 主よ、いつまで私をお忘れなのですか。
まさか永久にではないでしょう。
こんなに困っているというのに、
いつまで顔をそむけておられるのですか。
いつまで日々つきまとう苦悩に
耐えなければならないのでしょう。
いつまで敵が私に勝ち続けるのでしょう。

教えてください。
ああ主よ、私の神よ。
私が死なないように、暗がりに光を投じてください。
敵に、「あの者を倒した」と言わせないでください。
私が倒れたと言って、
彼らがほくそ笑んだりしませんように。
私はいつも、主とその恵みによりすがり、
主の救いを喜びます。
豊かな祝福を頂き、心から主に歌います。

14 心の中で「神などいない」と言う者は愚かです。
彼の心は腐っており、
正しい人であるはずがありません。
主は天からすべての人々を見下ろし、
神を喜ばせたいと願う
賢い者をお探しになります。
しかし、だれもいないのです。
すべての人が道を踏みはずし、
罪のために腐りきっています。
正しい人はいません。ただの一人もいません。
彼らはわたしの民をパンのように食べ、
主に祈ろうなどとは考えもしない。
彼らに良心のかけらもないのか。

彼らは恐怖に取りつかれることになります。
神はご自分を愛する者とともにおられるからです。
貧しい者や謙遜な者が悪者に虐待されるとき、
神は避け所となってくださいます。
ああ、今すぐ救いの時がきますように。
ご自分の民を救うため、主がすぐに、
シオン(エルサレム)から
駆けつけてくださいますように。
ああ、イスラエルが救い出されるときは、
どれほどの喜びがもたらされることでしょう。

15 主よ。聖なる山にある主の天幕に行き、
自分の避け所を見いだす人はだれでしょう。
それは、責められるところのない生活を送る、
誠実そのものの人です。
人を中傷せず、うわさ話に耳を貸さず、
隣人を傷つけたりしない人です。
罪に対してはっきりと声を上げ、
罪を犯した者にはそれを指摘し、
主に忠実に従う者を尊ぶ人です。
自分に害が及ぼうとも、約束を破らない人です。
高い利息で負債者を窮地に追い込むことも、
わいろを受け取って、
無実の人に
不利な証言をすることもない人です。
このような人は、いつまでも
しっかりと立ち続けることができます。

使徒の働き 19:21-41

エペソでの騒動

21 事件が一段落すると、パウロは聖霊の導きで、ギリシヤを回ってからエルサレムに帰ることにしました。あとでローマへも行くつもりでした。それをはっきりさせると、 22 まず助手のテモテとエラストとをギリシヤへやり、自分は、なおしばらくアジヤ州にとどまりました。

23 ちょうどそのころ、エペソで、キリスト教の伝道を巡って大騒動が持ち上がりました。 24 事件を起こしたのは、デメテリオという銀細工人です。この男は職人を大ぜい雇い、ギリシヤの女神アルテミスの神殿の模型作りを手広くやっていました。 25 この男が、自分のところの職人や同業者を集めて、こう演説をぶったのです。「皆さん。私たちは神殿の模型作りで食べています。 26 ところが、ご存じのように、あのパウロとかいう男が、手で造ったものは神じゃないなどと不届きなことを言って、大ぜいの人にふれ回っているのです。おかげで、こちらの売り上げはがた落ちです。エペソばかりか、この地方全体がそうなのです。 27 もちろん、商売が圧迫されるとか、もうけが減るとかいったことだけを言うつもりはありません。私が声を大にして言いたいことは、このままでは、偉大な女神アルテミス様の神殿のご威光が薄れ、この地方は言うにおよばず、世界中の人たちが礼拝してきた、すばらしい女神アルテミス様が忘れられてしまうということです。」

28 この演説で人々は興奮し、大声で、「偉大なのはエペソ人の女神アルテミス様だ!」と叫び始めました。

29 たちまち町中は大混乱に陥りました。人々は、パウロに同行したガイオとアリスタルコの二人をむりやり引っ立て、円形劇場へなだれ込みました。 30 これを見て自分も中に入ろうとするパウロを、弟子たちが必死に押しとどめました。 31 パウロの友人であるこの地方のローマの役人たちも使いの者をよこし、危険だから中に入らないようにと言ってきました。

32 一方、劇場の中では、それぞれが自分勝手なことをわめき立てるので、ほとんどの人は、なぜ集まっているのかさえわからない有様でした。

33 そうこうするうちに、ユダヤ人たちが、群衆の中からアレキサンデルという男を前に押しやりました。演説させようというのです。アレキサンデルは、進み出て、静かにするよう身ぶりで合図しました。 34 しかし、彼がユダヤ人だとわかると、群衆は前よりも激しく騒ぎだし、手のつけようがありません。「エペソ人の偉大な女神アルテミス様、ばんざーい! ばんざーい!」と二時間も叫び続けました。

35 とうとう市長が乗り出し、やっとのことで、なんとか話ができるまでに騒ぎを鎮めました。「市民の皆さん。エペソが偉大なアルテミス様の宗教の本山であることは、だれもが知っています。アルテミス様のご神体は、天からわれわれのもとに下って来たのです。 36 それははっきりしているのだから、何を言われても、あわてることはありません。くれぐれも、軽はずみなことだけはしないようにしてください。 37 さて、ここへ連れて来た二人のことですが、女神の神殿から何かを盗み出したり、女神を冒瀆したりしたわけではありません。 38 もしデメテリオや職人たちが二人を訴えたいのなら、法廷があるのだから、裁判官の前に持ち出せばいいのです。何事も法律にのっとって進めてもらいたいものです。 39 また、それ以外のことで不平があれば、定例の市議会に提出すればすむことです。 40 とにかく、今日のこの騒動は、ローマ政府から暴動を起こした罪に問われるかもしれません。なにしろ訴える正当な理由が一つもないのだから、どうなっても責任は負えませんよ。」

41 こうして、市長は人々を解散させました。

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