M’Cheyne Bible Reading Plan
妻と夫の心の在り方
3 同じように妻も夫に従いなさい。たとえ神の教えを拒否した夫であっても、あなた達の生き方を見ることで、夫が信じる道に導かれることがあるからだ!その仕える背中は言葉以上のインパクトを与える! 2 そう!神を純粋に敬っている生き方に夫は圧倒されるのだ。 3 あなた達を真に美しくするのは宝石や、ブランド品、ヘアスタイルではない。 4 そう!あなた達の美しさは、あなた達の内側から来るものだ。優しさだったり、平安のあるスピリットだったりと・・・このような美しさは決して滅びない!それこそ神にとって大切な要素なのだ。
5 昔の聖なる女性たちもこの様にして神に希望を置いていた。そして、この美しさと共に神と自分の夫に仕えていたのだ。 6 例えばアブラハムの妻サラのような女性だ。彼女は夫アブラハムを一家の主人として従い、尊敬を持って話していた。もしあなた達も恐れずにやるべきことをやっているのなら、サラのような神の子供たちになると言える!
7 夫も同じように、いつも妻の気持ちを理解して生活しなさい。彼女はあなた達よりも弱いのだから。だが一方で、妻たちもあなた達から尊敬を受けるべきだ。なぜなら、神は彼女たちにも平等にあなた達と同じ真のいのちの恵みを与えているからだ!もし妻に対する態度が良いものであれば、そのことであなた達の祈りが妨げられることはないだろう。
正しいことをすることで苦しむ
8 だからイエスを信じる者は平和に暮らすべきなのだ。互いへの理解を深め、やさしさを持ち、そして謙虚にだ。そう!兄弟、姉妹のように愛し合うのだ。 9 やられたからといってやり返すのではない。侮辱されたからといって言い返すな。あなた達は神に祝福されたのだから、お返しに彼らを祝福してくれるよう神に頼みなさい! 10 聖書にこうある。
「良い日に恵まれ、人生を楽しみたいのなら、
トゲのある言葉や、嘘を口からこぼさないようにしなさい。
11 悪を避けて善を。
周りの人間と平和に暮らせるよう尽くしなさい。
12 王である神は、良い行いをするものを見守り、彼らの祈りに耳を傾ける。
しかし、悪意ある人間には背中を向ける」——【詩篇34:12-16より引用】
13 善を精一杯尽くす人にだれが害を加えたがるか? 14 仮にそんな事があれば、神が報いてくれる。「首を絞める者を恐れず、彼らのことで心配をするな」——【イザヤ書8:12より引用】
15 むしろ、唯一の王であるキリストに身をゆだねるのだ。それも完全に・・・そして、なぜそれを信じているのか、また、あなた達の人生を守ってくれるその希望について誰から聞かれても答えられるよう準備していなさい! 16 だが、答える時にはおおらかな気持ちを持ち、神に敬意を表しながら答えるのだ。良心をしっかりと持ち、神に仕える者としてその生き様を見せてあげれば、批判したいと思っている人を逆に後悔させることが出来るだろう。
17 悪いことをして苦しむよりも、良いことをして苦しむ方がましだ。そう!そして、それが神がしてほしい事であればなおさら良い!
18 過ちを犯した人類のため、無実の救い主は、一度死の苦しみを味わった。
それもこれも、人類を神に導くためだったのだ。
人としてのイエスは死んだが、神の霊によって生き返った。
19 そして、イエスはその聖霊の力によって自由のない死んだ人々の霊の所に行き、語ったのだ。 20 自由をなくしたその霊とはその昔、神のことばを拒絶したノアの時代の者たちの霊である。ノアが箱舟を作っている時、神はノアのことを信頼し、辛抱強くその完成を待っていた。最後には世界中でたった8人だけが洪水からまぬがれ、その箱舟で生き残ったのだ。 21 そして、この大洪水は今でいう洗礼を意味する。私たちの受けるバプテスマは体の泥を洗うためのものではなく、神への忠誠を誓うものなのだ。そしてイエス・キリストの復活のおかげで、私たちも死から救われる。 22 いまイエスは天で神の右に着座し、全ての天使、権威、権力を従えているのだ。
72人の弟子を送り出すイエス
10 その後、イエスはさらに72人の弟子を選んだ。そして、イエスは彼らを2人1組にして送り出したのだ。イエスは自分が行くことを計画していた全ての町と場所に、彼らを先に送り出した。 2 イエスは彼らに言った。「こんなにも大きな収穫がある。人を迎え入れる大きな収穫が。しかし、彼らを連れて来る肝心な働き手がほんのわずかしかいない。収穫は神のもの。だから、神の収獲を助ける働き手をもっと送ってくれるように神に頼むんだ!」
3 「よ~し!もう行ってよい!だが、聞いてくれ!俺がお前たちを送るのは、羊を狼の群れに放つようなものだ。 4 お金やかばん、予備の靴は持って行くんじゃない。とにかく目的地に向かい、途中で誰かに話しかけられても足を止めず歩き続けるんだ! 5 家に入る前には『この家に祝福があるように』と祈るんだ。 6 そこに住む人たちが友好的であれば、お前の平和の祝福はその一家に留まる。しかし、もしそうでなければ、お前の平和の祝福はお前に返ってくる。 7 その家に泊まり、そこの家が出してくれる飲み物や食べ物をいただくんだ。働く者は自分の報酬をもらうべきだ。他の家から誘いがあっても、泊めてもらっている家を出るんじゃない。
8 お前たちが入ったその町の人が歓迎してくれるなら、出されたご飯をありがたく頂きなさい。 9 そして、町の病人を治し、『神の王国があなた方の近くにある!』と伝えろ!
10 だが、入った町の人が歓迎してくれないのなら、町の通りに出て、こう言うんだ。 11 『あなた方の町で付いた足のホコリでさえも、警告を込めて振り払おう。あなた方がしたことが過っているという警告だ。だが忘れるな!神の王国はあなた方のすぐ近くにある!』と・・・ 12 言っておくが、最後の判決の日、その町は邪悪な都市ソドムよりも最悪なことになる!」
イエスを否定する人への警告
(マタイ11:20-24)
13 「コラジンの町、ベツサイダの村にとって恐ろしいことになるぞ!俺の起こすたくさんの奇跡を見てきたにも関わらず、お前たちは変わることを拒んだ。滅ぼされた港の都ツロやシドンで、もし同じ奇跡が行われていたら、彼らでさえとうの昔に心を入れ替え、生き方を改めただろうに。そして、彼らは荒布をまとい、灰の上に座ると、自分たちの犯した過ちを悔やんだことだろう。 14 最後の判決の時、港の都ツロとシドンの市民よりもひどいことになる! 15 都市カペナウムはどうだ、お前たちは天国に上げられるか?いいや、お前たちは死の場所に投げ込まれる!
16 誰でも俺の弟子から話を聞いている人は、俺から話を聞いていることとなる。しかし、お前たちを歓迎しない人がいれば、それはつまり俺の歓迎を拒んでいるということだ。誰かが俺の歓迎を拒むなら、俺を送ってくれた方をも歓迎していないということだ!」
悪魔が落ちる
17 72人の弟子たちが彼らの旅から戻って来ると、彼らはとても喜んでいた。そして彼らは言った。「師匠、俺たちがあなたの名前を使った時、悪霊でさえ俺らに従ったんだ!」
18 イエスは彼らに言った。「俺も悪魔が空からカミナリのように落ちていくのを見た! 19 ヤツは敵だが、ヤツが持つ以上の力をお前たちに与えたのは俺であることを忘れるな!俺はお前たちに、ヤツのヘビやサソリを足で踏み潰す力を与えた。お前たちを傷つけるものはない。 20 そうだ!霊でさえお前たちに従う。お前たちは大いに喜べ。しかし、その力を持っていることに喜ぶのではない。お前たちの名が天に書かれていることに喜ぶのだ!」
父親に祈るイエス
(マタイ11:25-27; 13:16-17)
21 それから聖霊はイエスを喜びで満たした。イエスは言った。「お父さん!天と地の神よ!ありがとう!あなたは賢く頭の良い者から、これらの素晴らしい真理を隠してくれた。しかし、子供のような人たちにはそれを見せてくれた!お父さん、これこそあなたが本当に望んでいたことだ!」
22 「お父さんは、俺にあなたの全てを教えてくれた。お父さんだけが息子を知る唯一の方なのだ。そして、息子だけがどんなお父さんなのかを知っている唯一の存在だ。そして、お父さんを知る人々こそが唯一、伝えるために選ばれた人々なんだ!」
23 それからイエスは自分の弟子たちに振り向いてこう言った。「今、お前たちが目にしているものは、お前たちにとって祝福なことだ。 24 言っておくが、多くの預言者や王たちが、今、お前たちが見ているものを心から見たいと思っていた。しかし、それは叶わなかったのだ。そして、お前たちがいま聞いていることは、彼らがどれだけ聞きたくても聞くことができなかったものなのだ」
私の隣人は誰ですか?
25 それから、一人の掟の学者が立ち上がってイエスを試すために言った。「私が永遠のいのちを得るためには何をしなければならないですか?」
26 イエスは彼に言った。「掟には何が書かれていますか?それを読んで何がわかりましたか?」
27 男は答えた。「『心を尽くし、魂を尽くし、力を尽くし、知性を尽くして、あなた方の王である神を愛しなさい』また、『自分を愛するように、隣人を愛しなさい』とある」
28 イエスが言った。「それは正しい答えです。それを実行すれば、永遠のいのちが得られます」
29 だが、その男は既に自分がその全てを行っているんだと分からせるためにイエスにこう言った。「えへん!お言葉ですが、私の隣人とは誰ですか?」
30 この質問に答えるため、イエスはこう答えた。「ある男がエルサレムからエリコへの道を歩いていた。その道中、その男は強盗たちに囲まれ、彼らに服を引きはがされると、ボコボコにされてしまった。そして彼らは、横たわって死にそうなその男を置き去りにしその場を離れた。
31 さて、そこに偶然、一人の祭司が通りかかった。祭司は倒れているその男を見ると、立ち止まって助けるかと思いきや、そのまま素通りしていった。 32 次に、レビ人がその近くを通り、ケガをしている男を見たのだ。しかし、彼もまた立ち止まらず通り過ぎ、助けることをしなかった。
33 そこへ、旅をしていたサマリア人が通りかかった。当時、ユダヤ人はサマリア人を敵として見ていた。しかし、サマリア人は死にかけたその男を見て胸を痛めた。 34 すぐにその男のもとにかけより、オリーブオイルとぶどう酒を傷口に付け、包帯を巻いた。そして、ケガしているその男を自分のロバに乗せると、近くの宿に連れて行って看病した。 35 次の日、そのサマリア人は銀貨2枚を宿の主人に渡すと、『私はこれで失礼するが、あの人を数日間、看病してあげてください。足りない分は、帰りに寄ってお返ししますから』と言って去っていった」
36 それからイエスが言った。「さて、この3人の内、強盗に襲われた男の本当の隣人となったのは誰だ?」
37 掟の専門家が答えた。「彼を助けた人です」
イエスが言った。「では、同じようにしてきなさい!」
マリアとマルタを訪ねるイエス
38 イエスと弟子たちが旅をしていると、彼は町へと入って行った。その町にはマルタという婦人がいて、彼女は宿代わりにとイエスを家へと迎え入れた。 39 彼女にはマリアという妹がいた。マリアはイエスの足元に座り、イエスの教えを聞いていた。 40 しかし、マリアの姉であるマルタは、やらなければいけないことが沢山あり、忙しくバタバタしていた。マルタは彼らの中へ割り込むと、こう言い放った。「先生!妹が私に全てをやらせようとしていることに何とも思わないんですか?手伝うようにと妹に言ってください!」
41 だが、イエスは彼女にこう言って答えた。「マルタ、あれこれ心配しすぎだ。 42 重要なものは一つ。マリアは正しい選択をした。それを彼女から取り上げては絶対にいけないよ!」
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